「わきまえない女」は止まらない 性別を超えた共感の渦

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伊木緑 三島あずさ 伊藤恵里奈
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 「#わきまえない女」。東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)の女性蔑視発言をめぐり、ツイッターではこのハッシュタグをつけた投稿が広がっている。閣僚や自民党幹部などの一部から森氏を擁護する発言も出るなか、「わきまえない女」たちの声に共感が広がり、森氏の処遇の検討などを求める署名は14万筆を超えるなど、発言から1週間が過ぎても批判は止まらない。

 「#わきまえない女」のハッシュタグが最初に登場したのは、蔑視発言があった3日夜。森氏が「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります」に続けて「組織委員会に女性は7人くらいおりますが、みなさん、わきまえておられて」と言ったことにちなんだものだ。

 ニュース配信ネットメディア「Choose Life Project」(CLP)は6日夜、このハッシュタグをタイトルにした番組「Don’t Be Silent #わきまえない女たち」を配信。エッセイストの小島慶子さんや時事ユーチューバーのたかまつななさんらジェンダーについて発信してきた女性25人が出演し、約2時間半にわたって語り合った。

声上げる女性「自分にもわきまえ癖ある」「考えた人天才」

 なぜこれほど共感が広がった…

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