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初の赤ワイン「120点」 市内産ブドウで製造の本多さん

2020年8月14日 05時00分 (8月14日 10時59分更新)
金沢市で栽培したブドウを使った赤ワインを完成させた(左から)本多路代さん、次男の響さんら=同市役所で

金沢市で栽培したブドウを使った赤ワインを完成させた(左から)本多路代さん、次男の響さんら=同市役所で

市長を訪れ報告


 金沢市産のワイン用ブドウでワイン造りに取り組む「ヴァン・ド・ラ・ボッチ」で初めて赤ワインが完成し、本多路代さん(52)ら五人が市役所を訪問し、山野之義市長に報告した。
 本多さんは家族と一緒に、二〇一六年から同市俵町の畑で栽培を始めたブドウを使ってワインの製造に取り組み始め、これまで二種類の白ワインを製造した。今回初めて造ったという赤ワインは、ずっしりとした重さの中に、華やかな味わいを感じられるのが特徴。製造した七十四本はほぼ完売したといい、本多さんは「天候に不安はあったが、百二十点の出来だった」と話した。
 ラベルは、自閉症の次男の響さん(21)がデザイン。今回の赤ワインのラベルには、最古の哺乳類といわれる「アデロバシレウス」が描かれている。響さんは「百二十点ぐらいのもっと良い絵が描けるように頑張りたい」と話した。
 現在の醸造は富山県氷見市の業者に委託しているが、自前の醸造施設が今年三月に完成し、早ければ今年の秋から醸造を始め、正真正銘の金沢産ワインの完成を目指す。(小川祥)
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