塾選び(?)情報 武田塾 ここ5年で突如として頭角を現し急速に教室数を増やし全国約400校舎で最大在籍16000人を誇る、新世代の学習塾。売上高は100億円を超えていることが判明している。 集団授業、映像授業を真っ向から否定し、参考書をやり切れ!のスタイルでここまで成長したため、塾関係者の中でも「武田塾ってなんであんなに強いの?授業してる俺らがバカみたいじゃん。リアルに何をやってるわけ?」とよく言われている。大物予備校講師が名前こそ言わないが武田塾を批判したり、誰も無視できないような状況なのだがその正体は謎の塾のように思われている。 実際には徹底的な参考書進捗管理と確認テスト管理で生徒をサボらせないで、志望校と学力が離れすぎていると死ぬほど勉強させてくる。トリッキーなことをせず真っ当にとにかく勉強させまくる塾である。ただし9割以上がフランチャイズのため校舎によってややその管理状況にばらつきが見られる。 1時間で1教科か1時間で2教科指導がメインであり武田塾は個別指導とは言ってないが1対1の「特訓」と呼ばれる個別指導の授業に近いサービスが提供されている。明光義塾や森塾のように先生1人に生徒2人になることが絶対に起こらないため、そこが実は売りである。 また志望校に対して現状の偏差値からやらなければならない参考書が決まっており、参考書選びも、逆算して入試範囲を終わらせるのも、テストの点数の記録も何もかも武田塾に丸投げすることが可能である。親はそれをシステムでいつでも確認することができる。 義務自習というサービスも存在し、決められた時間に生徒が自習に来なかったら本人及び親に電話が校舎から必ずかかってくるという、強制自習オプションも存在する。 また武田塾の非常に良心的な部分として各予備校が英語なら「英文法」「英文解釈」「英語長文」「英作文」「〇〇大英語」などと5講座取らせようとするのに対し武田塾は「英語」だけ取れば上記の5分野は全て特訓内で行われる。同様に国語でも「現代文」「古文」「漢文」「〇〇大現代文」「〇〇大古文」などと言って5講座以上取らせようとするのに対し、武田塾は「国語」だけ取っていれば上記5分野は全部やってくれる。「数学」も「数学」だけである。 さすがに理科は物理や化学、社会も日本史や世界史に分かれているがそれだけである。 武田塾は月1教科4万円以上するがよく計算すると細かい講座をたくさん受講させようとする大手予備校の方が高くつく場合がある。 これが武田塾がよく主張している「予備校は講座をたくさん取らせるのが目的で、特に東進はひどい。」と言っている理由である。 超がつくほどの明瞭会計で年間一括払いをしたらコース変更や講座数の増減をしない限り追加料金は1円も発生しない。季節講習も合宿もない。淡々と志望校に向けて逆算し淡々と参考書の解説を行いテストに受からせて学力を向上させていく。 「合格に向けて逆算してスケジュール立ててるのに季節講習とかやったら途中で違うことやらないといけないから意味わからないよね」が創業者の名言である。 武田塾と関わりの深いYouTubeのフランチャイズチャンネルにおいて「東進は詐欺」「年収600万円くらい払わないと良い人材獲れるわけないだろ」「ターミナル校舎だけが儲かるわけじゃない。オーナーの実力」など過激な発言をしてきたが、またそれが炎上と共にウケにウケまくり話題性と共に成長した塾である。 また武田塾は「投資対象の塾」「バイアウト(会社を売って稼ぐこと)狙いの人」もおり、広告、サービスの充実化を図り生徒を集めて売上を大きくして、いわゆるリッチオーナーへ校舎を売るという現象が度々起きていることがフランチャイズチャンネルでも明らかになっている。 でも校舎を他のオーナーに売るためにはサービスをよくして生徒を集める必要があるためその恩恵を生徒は多大に受けることができる。 また都市部の巨大ターミナル駅でなくても在籍数が伸ばせる塾として、松井山手、西宮北口、木更津がフランチャイズチャンネルで紹介され、東京や大阪の巨大ターミナル駅前に構える校舎よりもこの3校舎の在籍が非常に多いと紹介された。「オーナーに力があればターミナルじゃなくても武田塾は集客できる」と語り、「ターミナルじゃないと生徒が集客できない」と言っている雑魚オーナーを一蹴して黙らせた。 とはいえいろいろと炎上系の事件は発生している。初代社長が賭けポーカーで不起訴とはなったものの退任、2代目の社長も突然退任、今の社長は3代目である。 他にもなにやら武田塾本部の教務のそっくりさん2人がwakatte.TVというYouTubeの企画で街中で学歴を聞いては学歴がしょぼいとディスりまくる。最も有名であろう動画は「法政大学第一志望0人説」であり、これを検証するため、法政大学の入学式で武道館に突撃。第一志望はどこだった?と聞きまくり、早稲田落ち明治落ちが大量発生し、これが大炎上。ただ、チャンネルのファンは「いつもと同じことしてるだけなのにこの動画だけ炎上してて草」というコメントで溢れ返った。平常運転でその動画が他メディアにも取り上げられるほど大炎上した。 そして翌年腹いせ(?)に「法政大学の新入生100%第一志望説」という企画を実行。これがまたプチ炎上しつつ大ウケするという、バケモノ企画力で登録者を伸ばしていった。そっくりさん2人はよく赤の方、青の方とも呼ばれる。 このチャンネルの企画力ははっきり言ってバケモノレベルで他の塾や予備校のYouTubeチャンネルの追随は一切許さない。金曜日(?)に新宿駅のルミネ側でよく撮影を行っているが全国どこへでも飛び回るし動画内容も多彩である。好きな参考書3冊を聞いて赤の人と青の人が大学名を当てる企画など、天才的な企画力も持ち合わせる。 また「学校で授業受けたあとまた予備校で授業受けてんの?」で世間を煽りまくり、炎上させるスキルが高く「まだ授業受けてんの?」というパンフレットやティッシュやうちわなどを学校の校門前で配布し、学校から出禁を喰らう校舎があったりと、なにかと過激である。そりゃ学校の前で「授業受けてんの?」という販促物を配ったら高校の先生はプライドが許さないだろう。学校からも目をつけられるこの煽り性能は凄まじい。 本部はおそらく苦情の電話で大変なのだろうが、ついに駿台が武田塾のパクリみたいなサービスを開始。もう大手予備校も無視できない大手塾の地位を確立し駆け上がった。 令和の虎出演の初代社長の名言「会社は炎上して大きくなっていく」をまさに体現している。ただwakatteも赤の人も青の人も武田塾と関係ないらしい。そっくりさんなんだって。いやいや関係あるでしょと僕に指摘されても困ります。 高1〜3年と浪人生、都心部は中高一貫校の中学生も在籍しており、大学受験を見据えた学習塾である。特待生制度があるわけでもないのに超有名進学校の生徒も在籍しているという噂。 昔は逆転合格を売りにしていたが最近はあまり逆転合格を推していない(ように個人的には見える)。 前述のように勉強法が超真っ当で「いやいや成績が悪いやつは長時間勉強しろ」のスタンス。でもこれじゃサービスを売り込む時に弱いので「真っ当に勉強しよう!」とは絶対に言わない。 「まだ授業受けてんの?」「予備校、特に東進は詐欺」「参考書極める方が授業受けて理解するより早い」この辺が武田塾のブランディング三種の神器である。 SNSでは創業者もワカッテの赤も青も暴れまくり、芸能人を起用した超ド派手なプロモーションも行うが、教室の中はきちんと自習室が確保され「志望校合格に間に合わせるために逆算してスケジュールを組んで徹底的にやらせる」という、 学習塾において表と裏が最も乖離のある、新世代学習塾、それが武田塾である。