皆さんは小学生の頃に習った計算のやり方を覚えていますか?
最後に計算してみてから何年も経ってしまったら、意外とつまづいてしまうかもしれません。
また、ふとした時に計算しないといけないタイミングがやってくるかもしれませんね。
そんな時にスラスラ計算できるように復習しておきましょう。
問題
次の計算をしなさい。
5×6−4÷2×8+7
式全体をしっかりと見通すことが重要です。
解説
この問題の答えは「21」です。
どこから計算するのか確認していきましょう。
式全体を見通してみると、足し算・引き算・掛け算・割り算の四種類全ての計算記号が含まれていることが分かりますね。
そんな四則演算では計算順序が決まっていました。
四則演算の計算順序
1.掛け算・割り算部分
2.足し算・引き算部分
さて、この順序に従って計算を進めていきたいと思います。まずは掛け算・割り算部分を探しますが二箇所ありますので、これらを先に計算していきます。
5×6
=30
−4÷2×8
=−2×8
=−16
忘れてはいけないのは、数字についている符号も忘れずに計算していくことです。
今回の場合は4にマイナスがついているので、−16を導くことができています。
これを踏まえて残りの足し算・引き算部分の計算もしてしまいましょう。
5×6−4÷2×8+7
=30−16+7
=14+7
=21
これで正しく計算することができました。ちなみに、順序を無視して計算してしまうと
5×6−4÷2×8+7
=30−4÷2×8+7
=26÷2×8+7
=13×8+7
=104+7
=111
と、本当の答えとは大きくかけ離れた数が出てきてしまいます。
まとめ
正しい計算と誤った計算を見比べると、計算順序が違うだけで結果も大きく変わってしまうことが分かりますね。
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。
四則演算の問題にもう一問挑戦!