皆さんは小学生のころに習った小数の計算を覚えていますか?
中でも、小数の割り算は難しいものでしたよね。
今回は小数の割り算と足し算が入り混じった問題に挑戦していきます。
小学生でも間違えることが多い問題なので、気を引き締めながら計算していきましょう。
問題
次の計算をしなさい。
1.2+7.2÷0.8
小数の割り算の計算の仕方をしっかりと確認しておきましょう。
解説
この問題の答えは「10.2」です。
難しいのはやはり7.2÷0.8の部分ですね。
小数の割り算なので、筆算していた覚えがある方が多いのではないでしょうか。
しかし、今回は筆算をせずに計算してみたいと思います。
7.2÷0.8は、小数であることが計算をややこしくしている原因なので、小数を解消したいと思います。
小数を含む割り算を簡単にする方法
・割る数と割られる数のどちらも10倍する。
・まだ小数が残っている場合はさらにどちらもを10倍する。
・小数がなくなるまで10倍を繰り返す。
この方法を試してみると7.2÷0.8が
72÷8
という簡単な割り算に変化しました。
この方法は。とてもお手軽ですが注意しなければいけないことがあります。
それは、必ず割る数と割られる数のどちらともを同じ数だけ10倍しなければいけない、ということです。
例えば、7.2÷8という計算の場合に小数を解消するために7.2のみを10倍して72÷8としてはいけないということです。
実際の計算結果も大きくずれてしまうので注意してください。
さて、計算を進めていくと72÷8=9ですので、
1.2+7.2÷0.8
=1.2+9
=10.2
と計算することができました。
まとめ
今回の方法は小数の割り算において非常に有効な方法です。ぜひ活用してくださいね。
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。
小数の混ざった問題にもう一問挑戦!