今回は二桁×二桁の掛け算に挑戦します。
九九の範囲よりも大きい数だったら筆算をしていたかと思いますが、数字によっては筆算の必要はありません。
その代表的な問題を解いてみましょう。
問題
次の計算をしなさい。
50×50
筆算なしで計算していきましょう。
解説
この問題の答えは「2500」です。
二通りの方法で計算していきますが、どちらとも0の数に注意が必要です。
まずは50を分解する方法です。
10×10=100という分かりやすい計算を利用します。そのためには10を二つ用意しなければいけないので50×50を
5×10×5×10
と変形します。続きの計算もやっていきましょう。
50×50
=5×10×5×10
=5×5×10×10
=25×100
=2500
次に利用するのは裏技的な解法ですが、非常に便利で実用的です。
50×50という式の見た目に注目します。この式の中には一番右に0がある数が登場しているので以下の方法で計算することができます。
一番右に0がある数の掛け算の計算方法
・掛ける数、掛けられる数の0を右から取っていく。
・0を取って残った数の掛け算をする。
・掛け算の結果に取った分だけ0をつける。
実際に計算してみた方がわかりやすいですよ。
まずは50×50という式からそれぞれ0を一つずつ取ります。
次に0を取られた式の5×5を計算します。5×5=25ですね。
最後に25に取られていた0を二つくっつけ、答えを2500とします。
まとめ
二つの計算方法は慣れれば一瞬で使いこなせるようになりますが、0の数え間違いにだけ注意しましょう。
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。
二桁の数どうしの計算にもう一問挑戦!