計算式が長くなると、複雑に感じるかもしれません。
今回は、同じ数字が並ぶ計算問題に挑戦してみましょう。
間違えずに正しい答えを求めることができるでしょうか。
問題
次の計算をしなさい。
4−4÷4×4+4
計算する順番に注意して、計算を進めましょう!
解説
今回の問題の答えは「4」です。
また、途中の計算式は次のようになります。
4−4÷4×4+4
=4−1×4+4
=4−4+4
=0+4
=4
計算の詳細を確認してみましょう。
まず、四則演算の混ざった計算式では、次の順で計算をしなければいけません。
左から順に計算すると間違いなので、注意しましょう。
<四則演算の混ざった計算式の順番>
(1)カッコの中の計算
(2)掛け算・割り算の計算
(3)足し算・引き算の計算
今回の計算ではカッコはないので、掛け算・割り算から計算します。
「4÷4×4」の部分の計算です。
掛け算と割り算の優先度は等しいので、この場合は左から計算します。
4÷4×4
=1×4
=4
これによって、元の式は「4−4+4」となりました。
足し算と引き算だけの式ですが、これらも優先度は同じなので、左から計算しましょう。
=4−4+4
=0+4
=4
4ばかり並ぶ計算式で、答えも「4」という結果になりましたね!
まとめ
正しく計算の規則を理解していないと、間違えてしまう問題でした。
計算の際は電卓を使ってしまいがちですが、基礎的な計算力を失わないようにしたいですね!
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」
四則演算の計算にもう一問挑戦!