五輪のバスケットボールの試合は男女とも、パリから北へ約200キロのリールという街で行われている。パリとは違ってのどかな雰囲気もあり、会場内にはフォトスポットや無料の遊び場もあって、観戦に来るファンだけでなく地元のお祭りごとと捉えてやってくる親子連れも多い。
会場でバス乗り場が分からず戸惑っているときには、世界に名をとどろかせている日本のアニメに助けられた。怖そうなセキュリティースタッフに恐る恐る相談したら、その両腕には「ドラゴンボール」の主人公、孫悟空のタトゥーが。「日本から来たのか? 俺は孫悟空に憧れるいいヤツだぜ!」と愛想良く、一気に解決してくれた。日本人でよかった~。
リール駅周辺でも日本のアニメの影響力をまざまざと実感。構内の書店に入ると、台詞がフランス語に翻訳された日本の漫画「鬼滅の刃」「呪術廻戦」「ワンピース」が並んでいた。さらに、隣接する大型スーパーで見つけた2・55ユーロ(約423円)のジュースにも、ドラゴンボールのキャラクターが…ん? 「GOKU」「GOHAN」と書かれているものの、ちょっと絵柄が違っているような…。この堂々と売られているバッタモン、輸入品で生産地は中国だった。 (山戸英州)