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中2の絵本作家・中井さんが発案 8月22日「こどもばんぱく」 南区のアミカス

 主催、出展、スタッフ全員が子どもというイベント「こどもばんぱく」が8月22日午前10時半から、福岡市南区の市男女共同参画推進センター・アミカスで開かれる。実行委員会の中心を担うのは、絵本作家でもある同市の中学2年、中井健翔さん(13)だ。

 小学1年で絵本を描き始めた中井さんは、高学年になって言葉の暴力などいじめに遭った。その悲しみを絵本で表現したら、いろいろな人から賞賛され「気持ちがプラスに変わった」。以来、「誰か子どもの作品発表の場をつくってくれないか」と考えていたが、機会を得られず「自分で開けばいい」と思い立った。

 一緒に運営してくれる仲間を探し、出展者はフェイスブックやツイッターなどで募った。企画書を作り、ゲストとの交渉もこなした。イベントへの参加体験を自由研究の材料にしてもらおうと開催日は夏休み中に設定。大人が関わったのは、会場の使用申し込みなどごく一部だった。

 4歳から17歳までの16組が、手作りのアクセサリーやお菓子を販売したり、ゲームやプログラミングの体験会などを開いたりする。絵本と音楽を融合させて読み聞かせる企画もある。中井さんは「会場に来て、自己表現の道を見つけてもらえれば」と話す。入場は無料。問い合わせは電子メールkento.nakai06@gmail.com

=2018/07/24付 西日本新聞朝刊=

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