△+〇=〇+△ ←たす順序をかえても答えは同じ
(例)15+138=138+15
△×〇=〇×△ ←かける順序をかえても答えは同じ
(例)7×9=9×7
例えば、「0.5×23×4=」のような計算では、交換法則が役立ちます。この計算を、左から順に計算すると、次のようになります。
0.5×23×4=11.5×4=46 ←「0.5×23」と「11.5×4」の計算が大変
一方、交換法則を使うと、次のようにスムーズに計算できます。
0.5×23×4 ←23と4を入れかえる(交換法則)
=0.5×4×23 ←0.5×4=2(左から順に計算)
=2×23
=46
△+〇+□=(△+〇)+□=△+(〇+□)
(例)17+29+16=(17+29)+16=17+(29+16)
△×〇×□=(△×〇)×□=△×(〇×□)
(例)2×4×7=(2×4)×7=2×(4×7)
例えば、「31×9×2/3=」のような計算では、結合法則が役立ちます。この計算を、左から順に計算すると、次のように、ややこしい計算になります。
31×9×2/3=279×2/3=558/3=186
一方、結合法則を使うと、次のようにスムーズに計算できます。
31×9×2/3 ←「9×2/3」にかっこをつける(結合法則)
=31×(9×2/3) ←9×2/3=6
=31×6
=186
3つの法則について、それらの名称を知らなくても、ふだんの計算においては、それほど困ることはないかもしれません。ただ、3つの法則の「意味」を知っておくことで、個々の計算についての理解度がさらに深まり、計算力や暗算力を伸ばすことができます。
ここまで、お子さんの計算力を伸ばし、ミスを減らす方法について、お話ししてきました。使えそうと思った方法があれば、今日からでも使ってみることをおすすめします。この記事によって、お子さんの計算力のアップに貢献できれば幸いです。
小杉拓也氏の著書で、昨年最も売れた本
『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』は
こちらからチェック!→Amazon
新刊『小学生がたった1日でかんぺきに単位の計算ができる本』はこちら→Amazon