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小学生が短期間で「計算力」を爆上げし、ミスを減らす方法【夏休みに必読】
2024.08.07

小学生が短期間で「計算力」を爆上げし、ミスを減らす方法【夏休みに必読】

次に、交換法則とは、次のような計算のきまりです。

△+〇=〇+△ ←たす順序をかえても答えは同じ
(例)15+138=138+15

△×〇=〇×△ ←かける順序をかえても答えは同じ
(例)7×9=9×7

例えば、「0.5×23×4=」のような計算では、交換法則が役立ちます。この計算を、左から順に計算すると、次のようになります。

0.5×23×4=11.5×4=46   ←「0.5×23」と「11.5×4」の計算が大変

一方、交換法則を使うと、次のようにスムーズに計算できます。

0.5×23×4  ←23と4を入れかえる(交換法則)
=0.5×4×23 ←0.5×4=2(左から順に計算)
=2×23
=46

結合法則とは、たし算だけでできた式と、かけ算だけでできた式では、どこに( )をつけても、答えは同じになるという計算のきまりです。

△+〇+□=(△+〇)+□=△+(〇+□)
(例)17+29+16=(17+29)+16=17+(29+16)

△×〇×□=(△×〇)×□=△×(〇×□)
(例)2×4×7=(2×4)×7=2×(4×7)

例えば、「31×9×2/3=」のような計算では、結合法則が役立ちます。この計算を、左から順に計算すると、次のように、ややこしい計算になります。

31×9×2/3=279×2/3=558/3=186

一方、結合法則を使うと、次のようにスムーズに計算できます。

31×9×2/3  ←「9×2/3」にかっこをつける(結合法則)
=31×(9×2/3) ←9×2/3=6
=31×6
=186

3つの法則について、それらの名称を知らなくても、ふだんの計算においては、それほど困ることはないかもしれません。ただ、3つの法則の「意味」を知っておくことで、個々の計算についての理解度がさらに深まり、計算力や暗算力を伸ばすことができます。

ここまで、お子さんの計算力を伸ばし、ミスを減らす方法について、お話ししてきました。使えそうと思った方法があれば、今日からでも使ってみることをおすすめします。この記事によって、お子さんの計算力のアップに貢献できれば幸いです。

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