今回の問題は単純な計算問題ですね。
しかし、0を含む掛け算を計算する必要があります。ただの掛け算と思って計算すると、意外と間違えてしまうこともあるかもしれません。
しかし、現役小学生はむしろラッキー問題だと思って取り組むことでしょう。
小学生たちに負けないようにしっかりと復習しておきましょう。
問題
次の計算をしなさい。
4×0+4−4
0を含む掛け算をどう計算するかが、問題攻略の鍵となっています。
解説
この問題の答えは「0」です。
肝心なのはやはり4×0の部分なのではないでしょうか。
この部分の計算結果は0になります。どうしてか想像してみましょう。
さて、ここで例えば2×3=6という掛け算の式を用意します。
これは飴が2個入っている袋が3袋あるとき合計で6個になるということを表していますね。
これに倣うと、今回計算したい4×0という式は飴が4個入っている袋が0袋のときの合計個数を表している、ということですね。
さて、この合計個数を考えてみます。何個入りの袋であろうとそもそもの袋の数が0袋だったら合計個数も0個になりますよね。
逆に、0個入りの袋がいくつあっても同じように合計は0になりますね。のまとまなので0を含む計算についてては次の式が成り立ちます。
0を含む掛け算の計算ルール
・△×0=0
・0×△=0
4×0については0になることが分かりましたので、残りの足し算・引き算を計算していきましょう。
4×0+4−4
=0+4−4
=4-4
=0
ちょうどよく4が打ち消し合って0になりましたね。
まとめ
0を含む計算は複雑になることが多いので、改めて整理しておくといざというときに役立ちますよ。
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。
0を含む計算にもう一問挑戦!