パソコン(PC)の森

2024/07123456789101112131415161718192021222324252627282930312024/09

| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

Intelが劣化、故障問題を誤魔化す為の提灯記事

【Intelが劣化、故障問題を誤魔化す為の提灯記事】

前の記事に追記するつもりでしたが、長くなったので新規記事に
しました。



【関連記事】
1Puget Systems’ Perspective on Intel CPU Instability
Issues

2AMD製プロセッサの故障率がIntel製を上回る?米PCビルダ
ーが2022年からの故障率の調査結果を公開




【Intelが悪質な提灯記事を企業に書かせている件について】
Puget Systemsは【一般消費者を騙す提灯ライターの話 2】の
【偏った集計での販売シェアで印象操作2】でも説明していま
すが、

米国で企業向けにノートPCからサーバまでカスタム販売する企業
であり、定期的に自社の売れた製品の割合のグラフを出してい
ます。

そのグラフを見ればわかりますが、2018年に暴露された数多く
の回路設計不良によるセキュリティの脆弱性の影響で、

ハードやソフトウェアの知識が必要なサーバやWorkstationでは
欠陥が知られてほとんど売れなくなった為、その分を企業向けと
はいえ業務に使用するのは知識の無い一般人であるので、一般業
務向けのPCのIntel構成の比率を大幅に上げる事で補っている訳
です。

Alder LakeはRyzen 5xxx番台に微妙に追いついた程度で周波
数辺りの性能はトントンか下だった為、そんなに売れる様な製品
ではなかったので、意図的に企業が営業していないとIntelとAM
Dの割合が8:2になる訳が無いと考えて下さい。

本題に入る前に重要な事を書きますが、1の提灯記事を書いたの
Puget Systemsの社長Jon Bachですが、Intel Board of
Advisors
に関わるIntel関係者でした。



【提灯記事の問題部分】
下の方で分母不明な故障率を出してAMDの方が故障率が高いと悪
質な印象操作をしています。

意図的に書いていないと思われますが、恐らく表は2020年11月
発売のRyzen 5xxxを基準にし、2019年発売の10世代(Comet
Lake)、11世代(Rocket Lake)を混ぜた上で、

分かり難い様に出荷前の組み立て時に発覚した初期不良品と後で
不具合が発生した数
を合わせたグラフにしたものだと考えられ
ます。

%表示していますが、販売開始からの販売期間や出荷数を一切書
いていない為、何の根拠にもなりません。

どういう事かと言うと、グラフの販売割合がAlder Lake(2021
年11月販売)以降に意図して割合(Intel:AMD)を7:3か8:2に
しており、それまでは4:6か3:7にしていますがRyzen 5xxx
(2020年11月販売)から表の期間を考えるとAlder以降の全体の
出荷台数は間違いなくIntel構成の方が多くなります。

更にRyzen 5xxxは発売から3年10ヶ月、Ryzen 7xxxは発売か
ら2年11ヶ月、12世代(Alder)は発売から2年10ヶ月、13世代
(Raptor)は発売から1年11ヶ月、14世代(Raptor)は発売から1
1ヶ月経っています。

販売年数と全体の販売台数が違う為、本来グラフ上で故障率を並
べる事は出来ないからです。


例えば現在IntelとAMDの割合は8:2ですが、月間出荷台数の20
0台を考えてみると分かります。

Intelは160台でAMDは40台となります、この時グラフの%を割
り当ててみると分かりますが仮にAMDの方の出荷数が5xxxと7x
xx半々として仮定した場合それぞれ20台 x 0.04 = 0.8となり、
1台故障が出ているかどうかであり、合わせても2台となります。

Intelの方は13、14世代を半々と考えても80台 x 0.02 = 1.6と
なり、2台故障が出ているかどうかであり、合わせると4台となり
ます。

ここに販売年数を加えて考える必要がありますが、大雑把に計算
しても実際の故障数はIntelの方が多くなります

しかもグラフをよく見ると分かりますが、半分以上が組み立て時
に発覚した初期不良であり、現在Intelが直面している通常使用で
劣化、故障する問題とは殆ど関係ありません。

発売期間が長く故障数が一定数出ているRyzen 5xxx、期間は略
3年だが、出ているのが略初期不良なだけのRyzen 7xxx、

略2年だが出荷台数が多い13世代は半数が出荷後の故障、1年も経
ってないが出荷数が多い14世代は初期不良が2%も出ており、出
荷後の故障もRyzen 7xxxより多い。

これをもってどうやってAMDの方が故障率が高いと言えるのか不
思議ですね。


元記事では「AMDをここに含めたのは、Intelが現在経験してい
る問題から目をそらすためではなく、ワークステーションでIntel
対AMDの戦略をまだ調整していない理由を説明するためです。

なんて書いていますが、

論点逸らしも甚だしく、Intelのデフォルト仕様で劣化故障してい
く問題を矮小化処かAMDの方が故障率が高いという嘘をばらまく
為の悪質な提灯記事でしかありません。

上記した様に書いたJon BachはIntelの関係者であり、どう考え
てもIntelからPuget Systemsへ依頼が出されていると判断して
もおかしくない状態です。


この提灯記事をもってAMDの方が故障率が高いという記事を書い
ている場合、Intelから金銭を伴った広告依頼をうけていると考え
て下さい。

PR:Intel等の表記が無い場合消費者庁にステマによる通報をし
た方が良いでしょう。



今回のIntelの13、14世代(Raptor Lake)が劣化、故障する問
題を誤魔化す為の提灯記事は本当に悪質なので騙されない様に注
意して下さい。



【関連記事】

Intelの上位CPUに演算失敗する問題
Intelの上位CPUに演算失敗する問題2
Intelの上位CPUに演算失敗する問題3
Intelの上位CPUに演算失敗する問題4
Raptor Lake(13,14世代)の問題がサーバにも波及
Raptor Lake(13,14世代)の問題がノートPCにも+α
Intelの上位CPUに演算失敗する問題5
Intelの上位CPUに演算失敗する問題6


このBlogはBlogランキングに参加しています。
役に立ったと思った方はクリックをお願いします。




総合情報に戻る

TOPに戻る

| 小話 | 23:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント


TRACKBACK URL

https://pcnomori.blog.fc2.com/tb.php/679-9b8ba083

TRACKBACK

| PAGE-SELECT | NEXT