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鈴木宗男議員による「(東野篤子は)どんな頭作りなのでしょうか」というコメントにつきまして

2024.8.4に出演したフジテレビ「日曜報道THE PRIME」に関連し、鈴木宗男議員のブログ(8月5日付)で私に関する言及がありましたので、お答えしておきます。

8月5日(月) | 鈴木宗男オフィシャルブログ「花に水 人に心」Powered by Ameba (ameblo.jp)

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念のため、文字でも書き起こしておきます。
「wildcat0530299さん、東野教授が話している「バイラクタルtb2」はドローンの一種でドローンの中でも大型で攻撃力のあるものです。それを飛ばしたことをウクライナは認めています。なのにドローンは飛ばしていないとはどんな頭作りなのでしょうか。
 小雪さん、テレビは対立軸を作った方がわかりやすいので、私は極力控えめに対応しました。時が解決いたします。
 takashi-k51さん、「東野さんはウクライナしか見ていない」と多くの人から私のもとにさまざまな連絡がありました。」


ではこの、「どんな頭作りなのでしょうか」という鈴木宗男議員のコメントに対する私のお答えを書き記しておきたいと思います。

まず鈴木議員は、下記の北海道ニュースUHBの会見でも、上記の番組におきましても、「自爆ドローン」という言葉を使っておられます。
一方、「バイラクタルTB2」という言葉は用いておられません。
以下の動画の23:47~をご覧下さい。

このときの鈴木議員の発言を書き起こしておきます。

鈴木宗男議員「私の認識では、あれは、私の政治家としての経験のなかで、ウクライナ・ゼレンスキー大統領が、4年前10月23日、自爆ドローンをロシア人が住んでる地域に飛ばさなければ、プーチン大統領は兵を動かすことはなかったですね。国境線に。」

これに対して私は番組中、問題のドローンは「自爆ドローンではなくバイラクタルTB2である」と指摘した上で、先日のnoteにも以下のように問題点を整理しました。

ここでの私の議論の内容をスクリーンショットで貼り付けておきます。

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これに対して鈴木宗男議員は冒頭でご紹介したブログにおいて、

「東野教授が話している「バイラクタルtb2」はドローンの一種でドローンの中でも大型で攻撃力のあるものです。それを飛ばしたことをウクライナは認めています。なのにドローンは飛ばしていないとはどんな頭作りなのでしょうか」

と書いておられます。

整理しますと
・バイラクタルは大型で攻撃力がある(=正確です)
・飛ばしたことをウクライナは認めている(=正確です)
・東野は、鈴木議員に対し、「ウクライナはドローンは飛ばしていない(と主張している)」(=正確ではありません)

ということですが、
ここから想像するに、おそらく鈴木議員のお考えとしては

・バイラクタルは自爆ドローンである(=不正確です)
・「バイラクタルは自爆ドローンではない」、という指摘は、「ウクライナはバイラクタルを飛ばしたことを否定する主張である」(=飛躍しすぎです)

ということかと思います。

私と鈴木議員の主張のどちらに妥当性があるのかについての判断は、これをお読みになっている皆様に委ねたいと思います。

「バイラクタルが自爆ドローンであるかないか」は、「ウクライナしか見てない」人間であろうがなかろうが、さほど判断が左右されることはないのではないでしょうか。

そのうえで、東野とはいったい「どんな頭作りなのでしょうか」という鈴木宗男議員のコメントに対しては、

「誹謗中傷や威圧に直面しても、常に事実関係を踏まえ、
誰に対してであっても臆することなく見解を述べる人間でありたいと思ってきましたし、今後もそのように行動するよう心がける所存です」

とお答えしたいと思います。鈴木議員のお問いかけに対する満足のいくお答えにはなっていないかもしれませんが。

冒頭のバイラクタルTB2の写真は、この公式サイトからお借りしました。


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ヨーロッパ国際政治を研究している東野篤子(ひがしのあつこ)と申します。 仕事のこと、ロシアによるウクライナ侵略のこと、それを取り巻くヨーロッパ諸国のこと、仕事の合間に少しずつ書いていきます。お目に留まれば幸いです。
鈴木宗男議員による「(東野篤子は)どんな頭作りなのでしょうか」というコメントにつきまして|東野篤子
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