登録日:2011-07-19 (火) 22:13:33
更新日:2024-07-20 (土) 17:59:02
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▽コメント欄
Tag: ガンダム 0083 ガンダムEXA シーマ・ガラハウ MS ガーベラ GP04 HGUC化 ビルダー 真紅の華 宇宙の蜻蛉 ガベテト ガベちゃん 煌武院悠陽 プロフェッサー ガンダム開発計画 譲渡 孫尚香 フルブースト参戦 シーマ ガーベラ・テトラ アナハイム・エレクトロニクス社 元ガンダム
◇ガーベラ・テトラ
型式番号:AGX-04
所属:デラーズ・フリート
製造:アナハイム・エレクトロニクス社?
生産形態:試作機
全高:18.0m
本体重量:46.7t(シュツルム・ブースター装備時:48.5t)
全備重量:73.2t(シュツルム・ブースター装備時:86.0t)
出力:1,710kw
総推力:216,000kg(シュツルム・ブースター装備時:316,000kg)
搭載艦:リリー・マルレーン
武装:
110mm機関砲×4
ビームサーベル×2
ビームマシンガン改
搭乗者:シーマ・ガラハウ?
ガーベラ・テトラとは『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY?』に登場する汎用強襲型試作MS。デザインは明貴美加。
地球連邦のガンダム開発計画の「4号機」に当たる機体を、アナハイムが外装を中心に改造した後に裏取引によってデラーズフリートへ譲渡した機体。
その開発経緯からも分かるように、元々は試作1号機?と似たシルエットを持つ機体だったが、
ジオン系の技術者によって外装を中心に大幅な改造が施されたため、外見からはガンダムどころか地球連邦製であることすら分からない姿になっている。
本機の最大の特徴は、全身に設置されたスラスターによる非常に高い機動力にある。
両肩に増設されたフレキシブル・スラスターと、機体自体がもつ「ガンダム」故の性能が生み出す機動力は当時のMSとしては最高レベルであり、
その生み出す推力は次世代機であるΖガンダムを越え、なんとあのフルバーニアン?に匹敵する数値を叩き出している。
さらに後述する追加オプション「シュツルム・ブースター」を装備すると、なんとフルバーニアンの1.35倍の316,000kgという破格の数値を記録している。
因みにこの数値、あのS?の約二倍。
さすがアナハイム、ぶっ飛んでる。
これらの性能をいかした強襲戦闘を得意とする本機だが、高性能すぎて一般の兵士ではその性能を十分に引き出すことができず、
実質シーマ・ガラハウの専用機?となっているのだが、初めて乗ってこの機動性に振り回されない時点でシーマ様もぶっ飛んでいる。
この改造には諸説があり、裏取引が発覚しない為の偽装というのが一番有力な説となっている。
ロールアウト時の頭部はツインアイで、譲渡後にジオン側でツインアイに変更されたようだ。
頭部形状は強襲用MSの祖と言われるケンプファー(MS)と後のマラサイのミッシングリンクとなっており、
モノアイレールは後頭部にも配されて兜の錣状の後頭部の中には動力パイプが配置されている。
ちなみにガーベラの花言葉は「神秘」。
テトラはギリシア語で数字の「4」を意味している。
▽武装
- 専用ビームマシンガン
ガーベラ・テトラの主兵装。銃本体の各所に強制冷却装置を設置することで、通常のビーム兵器ではできないビームの連射を実現した。
この時代には珍しい武装であり、この兵器を実装しているのもまた、本機の特徴といえよう。
強襲用MSの祖と言われるケンプファーが多彩な実弾兵器によって一発で敵機に打撃を与えることを重視していたのに対し、本機はシンプルな兵装で高い白兵戦能力を得ていた。
しかしこのマシンガンはまだ試作段階であるため、連射し過ぎると強制冷却が間に合わなくなり、一時的に使用不可になるという欠陥を抱えている。
- 110mm機関砲
両腕に二門ずつ内蔵された機関砲。
ビームマシンガンの影に隠れがちだが、MSの固定武装にしてはかなりの大口径(ザクマシンガン?が120mm)なので、
扱い的には副兵装だが、主兵装としても十分使えるレベルである。
- ビームサーベル
腰部に装備された近接用武器。
本編では一度も使用されなかった。
- シュツルム・ブースター
強襲用の追加装備。
追加スラスターユニットであるシュツルム・ブースターと、プロペラントタンクからなる装備で、
主に戦闘エリアへの速やかな移動、及びプロペラントの温存を目的につくられた。
戦闘エリア外での使用を前提としているためかバックパック中央の後方用カメラを塞ぐ位置に取り付けられる。
こちらも劇中では使用されていない。
▽劇中の活躍
初登場は遅く、最終話である第13話。
シーマがデラーズ・フリートから離反し、デラーズの母艦であるグワデンから脱出する際に本機に搭乗。
ビームマシンガンでグワデンの格納庫を滅茶苦茶に攻撃し艦を破壊した。
その後、バスクとの裏取引によって地球連邦軍側に付いたシーマ艦隊と共にデラーズ・フリートに攻撃を仕掛けるが、
裏取引に激怒したデンドロビウムが、立場上は味方・友軍であるにも関わらずシーマ艦隊に猛攻撃を加え、
旗艦であるリリー・マルレーンが、ガーベラ・テトラが着艦するためのガイドビーコンを出していたことが裏目に出て、デンドロビウムに撃沈されてしまう。
逃げ場所はおろか、帰る場所や部下、旗艦と配下のMSの全てを喪ったシーマはガーベラ・テトラでの戦闘続行を余儀なくされ、
自分の全てを奪ったデンドロビウムに果敢に立ち向かい、デンドロビウム(コウ)に対して冒頭の罵声を浴びせながら突撃。
しかし、急旋回をしたデンドロビウムのビーム砲に真正面から衝突して砲身が胴体に突き刺さり、その状態で発射されたビームを零距離で受けて爆散した。
図らずも、アナハイム社がジオン残党にガンダム開発計画機を譲渡したという背信行為の証拠は隠滅されることとなる。
▼関連機体
◇ガンダム試作4号機(ガーベラ)
型式番号:RX-78GP04G
所属:地球連邦軍
製造:アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態:試作機
全高:18.5m
本体重量:43.1t
全備重量:73.6t
出力:1,730kw
推力:224,000kg
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
武装
専用ビームライフル(Blash・XBR-L-83d)
ビームサーベル×2
シールド
幻の試作4号機。強襲用の機体で、ガーベラ・テトラの、言わばオリジナルとも言える機体である。
連邦軍のガンダム開発計画がアナハイム社に打診された際に提案された機体で、試作3号機と同様、宇宙での戦闘を目的として造られている。
白兵戦に重点を置いて設計されたが、試作1号機のコンセプトと重複する部分が多かったため、開発は中止された。
だがアナハイム社内ではケンプファーを祖とする強襲用MSというジオニック系技術の検証の意味もあってガンダム開発計画とは別に重役によって独自に実機が建造されていた。
外見は試作1号機に似ており、背部に設置された三つのプロペラントタンクが特徴。
試作2号機?と同様に肩部へもスラスターを配置している。
また、ガーベラ・テトラと同様にシュツルム・ブースターを計3基装備可能である。
専用のビームライフルがあり、ルンガ沖砲撃戦において試作1号機が使用したのがそれではないかと言われている。
この機構は、装甲を換装することで多様なミッションに対応できること、軽MS、重MS、大型MSなどの用途で骨格を規格共通化させることで経費削減や生産日程の短縮を見込んで
装甲と骨格を分離させる機構が導入されており、基本フレームまで完成した状態で開発が中止され、装甲形状を変更してまったく別のMSとして完成させ、
これをフォン・ブラウン市へのコロニー爆撃を匂わすデラーズ・フリートのシーマ艦隊に無償で譲渡することで、月への不可侵を約束させた。
ザクⅠの開発過程で機体の自重が増加して運動性が低下するというデメリットにより採用されたモノコック構造だが、
一年戦争末期より連邦軍ではフルアーマーガンダム(FSWS計画)?において装甲と骨格の分離という発想に、
ジオン公国軍ではドム(MS)系で実現化させたブロックビルドアップ製法から、機体各部のユニット化や規格化を進める過程で内骨格構造の発想に行き着いており、
特に利益を追求する民間企業であるアナハイム社では内骨格機の生産性の高さに着目し、次世代MSとして期待がかけられていたが、
対する軍からの期待は重量の関係で内骨格機にとって必要不可欠であるルナ・チタニウムの量産化が難しいこともあり、
グラナダ基地工廠で開発が進んでいたハイザックを有望視していた節もあってあまり高くなかった。
さらにアナハイム社はトリントン基地で起きた試作機強奪の責任を同社単独での連邦軍MS開発参入に快く思わない将官や、ライバルである軍兵器工廠によって追及されることになる。
ガンダム開発計画が早晩、頓挫することを察知したアナハイム社上層部は、損失を回避するため自社製MS同士による戦闘データを取る方針に変更したのである。
設定のみでデザインは無かったが、明貴美加によって新たにデザインされた。
初期設定では試作2号機と同じく旧ジオニックの技術者によって開発されたためガンダムとはかけ離れたシルエットだったとされていたが、
他の3機のガンダムとの共通性が見られる他、バックパックにはガンダムMk-Ⅱに至る意匠も盛り込まれており、
シーマとジャミトフ経由でティターンズにデータが流れたことが示唆されている。
「ガンダムEXA」に登場。アナハイム社の格納庫に秘匿されていた予備機らしい。
スマホアプリ『U.C.ENGAGE』では主人公ペッシェ・モンターニュ(ニュータイプ)がラビアンローズ宙域でテストを行っていた。
その後、シーマ艦隊が宙域に襲撃。
シーマ様は(試作4号機を)貰い受けることになっていることを語り、ゲルググマリーネで試作4号機を翻弄する実力を披露する。
◇ガーベラ・テトラ改
型式:AGX-04A1
「機動戦士ガンダム ギレンの野望」に登場した機体。
機動力を中心に強化されており、背部にシュツルム・ブースターの流れをくむ大型スラスターを標準装備している。
外見は赤一色ではなく、白く塗装されたフレームがあり、ガーベラ・テトラと比べると少し角ばった印象を受ける。
ビームマシンガンが強化された以外、装備に大きな変化は無い。
頭部ユニット構造などに違いがあるため、便宜的ではあるがガーベラ・テトラ改と呼ばれた。
星の屑作戦に伴い滞在許可を申請したアクシズ先遣艦隊への譲渡と引き換えに、
アクシズ内で偶然発見されたルナ・チタニウム合金の量産素材の精製情報を入手することが計画されていたという。
この計画はデラーズ紛争終結に間に合わず実現しなかったものの、
アクシズから地球に派遣されたシャア・アズナブル大佐と0084年頃から接触に成功したアナハイム社は
ルナ・チタニウム合金の量産素材の精製法を入手し、これをガンダリウムγ合金とした。
密かにアクシズへガーベラ・テトラ改を譲渡されたアクシズはムーバブル・フレーム技術や、リニア・シートに全天周モニターを含めたインジェクションポッド、センサー類の最新技術を得た。
地球圏への捲土重来を計画して自軍のMSは仮想敵である地球連邦軍に配備されているMSと同等かそれ以上の性能でなければならないと考えていた
アクシズ首脳部はガーベラ・テトラ改の高いポテンシャルに驚愕し、当時モノコック機として開発途上であったキュベレイ(MS)、ガルスJ?などが急遽、ムーバブル・フレーム構造を組み込むことになり、設計変更が行われた。
それに先立ってアクシズ初のムーバブル・フレームMSであるギャン改が試作され、アクシズ製MSの第二世代化を推し進めることになる。
その後、テストを終えたガーベラ・テトラ改はアクシズの試験部隊に配備され、元はガンダム系MSであるという出自からアグレッサー機代用として使用されていたが、その後の行方は定かではない。
▼余談
ガーベラ・テトラをデザインした明貴美加は当初、シーマが乗るということを知らずにデザインしていた。
「もしシーマが乗ることを前提とした場合」と考えて再びデザインしたのがガーベラ・テトラ改である。
▼立体物
◇ガンプラ?
旧HGがOVA放映当時に発売。悪名高い0083のガンプラの中では例外的に出来が良い。
単色なのが功を奏して色分けがほぼ十分。
さすがに可動域や合わせ目などは劣るが、ビームマシンガンの造形はこちらの方が良いという声もある。
妙にサイズがでかいことでも有名で、同スケールのはずのHGUC版と比較して1まわりほど大きい。
HGUCは他の登場機体より遅れる形で発売された。
マッシヴなプロポーションを忠実に再現しつつ、可動域も(見た目の割りには)良好。シュツルム・ブースターはモナカ割りなので以外と軽く、装着させても自立できる。
足裏が1パーツで大きめの肉抜きがあるものの、立たせて飾る分には問題ない。
肩部関節がやや複雑な構造の割に脆い部分があるので注意が必要。
後に、キララverとロールアウト仕様がプレバンで立体化。
試作四号機ガーベラはGジェネシリーズのBB戦士で発売された(それ以前に売り出された"ムシャジェネ"シリーズの「武者ガーベラ」のカラバリ+追加パーツ)。
更にRe/100の第三弾目リリースキットとして登場。第一及び第二弾目から続いて当ブランドの異色さをアピールするのに相応しいラインナップだった。
色分けや可動域は十分に取られ、背部のプロペラントタンクの内接地する場所にはランディングギアが付いている。
武装はロングレンジ・ビームライフル(ビームジュッテ付き)、ビームライフル、ビームサーベル、シールドが付属。
◇SDガンダムフルカラー劇場?
でらーず・ふりーとのメンバーで、サイs…もといGP-02に「ノイエ・ジール?」を渡すために登場。
姐御肌でツッコミキャラ。
GP三兄弟?とは、いつのまにかお中元を贈る仲になってた。
手紙の文面では何故かお母さん口調になる。
その前々回でヴァル・ヴァロと共に登場したゲルググマリーネ?(シーマ機)との関係は不明。
『三国伝?』では試作4号機が演者の孫尚香ガーベラが登場。
しょこたん(勿論アニメ版では言われない)。
▼ゲーム
◇機動戦士ガンダム 戦場の絆?
コスト280の近距離機として登場
機動性、特にダッシュ性能に優れている反面オーバーヒート時のブースト回復速度は遅い。
メイン武装はビーム・マシンガンAとB
Aは6発の弾をバラまくように発射する。弾速が速いがバランサーダメージが高く、QSに繋げ辛い。
Bは太めのビームを発射する単発式。弾の特性上当たり判定が大きく、他機体の単発マシンガンに比べて威力が高い。
高バランサー以上の敵であればQSに繋げる事もできる。Aよりもこちらを選択するプレイヤーが多い模様。
サブ武装は110mm速射砲AとB
Aは威力が低いがダウン値が低いためQSに繋げやすい。
Bは威力が高くダウン値は高め。メインと併用すれば対複数をこなしやすくなる。
◇機動戦士ガンダムEXTREME VS. FULL BOOST?
2013年7月2日から7月15日まで開催されていた第6回勢力戦でクロスボーン・ガンダムX3と共に発表されたが、X3に敗北。
ガーベラ・テトラ自体は8月27日に解禁された。
コストは2000でメイン射撃がビームマシンガン、サブ射撃も腕部マシンガンと殆どマシンガンで武装された機体。
ついでに言うと、N特殊射撃で登場するゲルググMすらマシンガンを使う。
この他にも、一回の出撃につき一回だが、原作では装備しなかったシュツルム・ブースターも装備する事が出来る。
しかしサブはともかくメインのビームマシンガンはびっくりする程誘導しない&拡散する。
かと言って産廃かと言われればそうではなく、たった二発当ててしまえば相手はよろける為、そこから追撃のチャンスが生まれる。
更に拡散する弾も格闘迎撃にはむしろ好都合で安直に振ってきた格闘はこれで刈り取れる。
この他にもスーパーアーマーに対しても強くフルアーマーZZのハイパー・メガ・カノンを構えられて発射される前に対処する事も可能。
このように、他のマシンガンをメインにする機体とは全く異なる機体であり、他の武装の性質上格闘機以上の接近戦を行う必要がある。
弱点としては武装のリロードが全体的に遅い事や中距離以遠で活きる武装が無い事。守りに入ると殆ど何も出来ない。
かなり癖のある機体であるが、シーマ様を慕う者ならば是非とも乗りこなして頂きたい。
長らく小まめな調整が入り続けていたが、機動戦士ガンダム Extreme vs. 2?に大幅な調整が入った。
射撃CSには三段階チャージ式のビームサーベル投擲が追加。
段階が上がれば上がるほどダメージと最大10秒の鈍足効果が付与される。
チャージ時間も最大3秒と回転率がかなり良く、主力武装と言って差し支えない性能。
特殊射撃のアシストは2機呼出となり、弾幕及び突撃性能が向上。
突撃なら前述の射撃CSを溜める余裕があり、かなりの拘束時間が見込める。
格闘CSは発生時にメイン・サブ射撃の弾数が回復し総弾数も増加する仕様に変更。
しかし特殊格闘の性能は大きくダウンしてしまったので、前作ほどの機動性は見込めないのと、
覚醒技を使用するとゲージが消失してしまうので先に格闘CSを使うべきという点に注意。
覚醒技はゲルググ呼出が無くなり、格闘乱舞に変更。カット性能が高くなり、技の出し切りまでの時間も短縮した。
BD格闘が新規の二段格闘、後格闘が従来のBD格闘になったので、斬り込み性能が高くなっている。
旧後格闘は前派生に移行したので使い勝手が良くなった。
近~中距離の圧力が以前より増し、ヒットすれば追撃やダウンも見込めるようになったのが非常に追い風。
武装のリロードも格闘CSやL覚醒などで回転率の向上が見込めるようになり欠点が一つ無くなっている。
しかし前作以上に得意な距離で詰める方法が難しくなっているので本編同様に強かな立ち回りを心掛けたい。
だが機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOST?では弱体化。
射撃CSのチャージ時間は増加し、サブ射撃とレバー入れ特殊射撃は補正値悪化、
そして特殊格闘射撃派生が専用弾数化してしまった。
格闘がほんの僅か強化された以外を除けばこのような有様だが、接近戦に強いのは相変わらず。
まして押しつけ武装が増えた昨今では、それに対する迎撃択の多い本機は対処しやすい。
覚醒は、各種補正こそ失ったが盾捲りがしやすいM覚醒と、接近戦での事故回避と覚醒回し目的のC覚醒、
チャージ短縮効果の再付与でビームサーベル投擲効率が良くなったS覚醒がお勧め。
◇ガンダムオンライン
ケンプファーと並び一時代を築いたジオン軍筆頭機体。
超高出力ビームマシンガン(通称ゲロビ)の火力は全機体中最高を誇り、まともに食らえば一瞬で即死する。
原作を再現し機動性も高く、連邦軍人から弱体化しろ、と再三不満の声があがっていた。
具体的には撃ち切るまで2秒ほどしかなく並の機体では1秒と持たないレベルで反撃もままならず、
当時最硬を誇ったNT-1アレックスでも受けるという選択肢は取れない。
機動力も高いというか連邦MSで追いつけるのが最速のGP01フルバーニアンくらいしかなく、事実上主導権はほぼガーベラテトラ側であった。
しかし、メイン武装の有効射程は全武器でも最低クラスで、ひるみや転倒が発生する武装が少ないため、
常に動いている敵を狙わないといけないなど、初心者向けの機体とは言えない。
また、単騎特攻型の機体であり味方と連携して戦線を押し上げるような役割を苦手とする点でも癖がある。
…とは言ったものの、相対する連邦兵からしてみれば
- 対処できる武器を持った機体でなんとかワンチャン、それがない機体だと逃げ切れない以上(例え相討ちでも)高確率で自分は死ぬ
- 味方と協力して引き込むなりして倒せても狙われた自分はやっぱりほぼ死ぬ*1
と、実戦の強さもさることながらとにかく理不尽さがハンパではなく、これ1機で全てが解決する類の機体ではないが、
「火力が全てに勝る」というバランスのゲームであったため大体何とかなってしまっていたのも確かで、「ゲロビゲー」「テトラオンライン」とも揶揄された。
更に比較的長期間手付かずだった事もあり、両軍のプレイヤー間で幾度となく論争の火種となっていた。*2
しかし、アップデートやバランス調整が重ねられるにつれ、更に高コストの解禁による次世代機の実装、全体的な機体の耐久力の見直し、
ゲロビ自体の仕様変更*3などによって一瞬で即死するという事態は減っていき、
一点の火力特化だった事が災いし徐々に時代の流れに呑まれていった。
そして2019年現在、かつての面影はもはや見られない。
◇ガンダムバトルシリーズ
基本的な性能はそこそこと言った所だろう。
シュツルム・ブースターを常時装備しているが、パージは不可能。
SPアタックは、突撃しながら一斉放火→後退しながら一斉放火という物になっている。
射撃武器はビーム&実弾の連射兵器だけで地味な印象を受けるが、
コイツを徹底的に強化すれば射撃ボタン長押しだけで雑魚を一掃する草刈り機と化す。
敢えて欠点を挙げるなら、サブの機関砲の使用中は身動きが取れず、隙が現れるという事位である。
◇G GENERATIONシリーズ
連射武器が中心であるためが火力が低く不遇…連射武器が強くなったGENESISでは年代の差に置いていかれてしまう。
ただし、開発ルート上はこの機体からリック・ディアスどころか何故かR・ジャジャに開発できたりもするので割と重要。
OVERWORLDからはガーベラ・テトラ改も登場。基本性能が上昇したくらいだが、珍しい機体なのでコレクションとして加える価値はあるだろう。
◇スーパーロボット大戦シリーズ
殆どの場合は敵専用であるが、一部作品では自軍での運用も可能。何故かエル・ビアンノが乗って来たこともある。
たまにシーマ様が他の機体に乗り換えてザコ敵用に量産されている場合も。
追記・修正なんかするな!やられたいのかい!!?