元自衛官芸人やす子の欺瞞と「被害者ムーブ」…フワコンガ事件で「フワちゃんと同類だろう」と批判される本当の理由

2024.08.07
by 東山ドレミ
 

やす子・フワちゃん・ドヤコンガを比較してわかった事実

さて本来、ほとんどの読者にとって「やす子ちゃんかわいそう」や「フワちゃん最悪」といった感情論はムダな情報にちがいない。それよりも、この「フワコンガ事件」の本質をもっと客観的に知りたいのではないだろうか?

そこで参考までに、やす子とフワちゃん、ついでにドヤコンガの三者を比較してみたのが以下の表になる。

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多くの女性声優をネット上でディスっていた「ドヤコンガ」なる人物については、弊サイトの過去記事「ドヤコンガ情勢は複雑怪奇」で詳しく取り上げた。その正体は依然として不明だが、実はドヤコンガの“中の人”は人気声優の水瀬いのり(28)なのでは?とも噂されている。

その渦中の水瀬いのりのX公式アカウントが4日に更新され、「わたしは全員に金メダルをさしあげますね」とのメッセージをアップ。ネット上で、やす子の「優勝でーす」というコメントとの関連を取沙汰する声が増えていることもあり、比較表に含ませてもらった。

さて、この表からどんな事実が読み取れるだろうか?先のエンタメ系ライターが指摘する。

「いのりちゃん(※水瀬いのり)はともかく、やす子とフワちゃんを比べた場合、発言内容がどちらも同じくらいエグいのは一目瞭然ですね。また、フワちゃんが単なるネット上の悪口にすぎないのに対して、文春報道によれば、やす子はリアルの暴力を伴っていたとも。被害者に与えた“恐怖”の感情で言えば、むしろやす子のほうが悪質なのでは?にもかかわらず、やす子はまともに説明も謝罪もしていないわけですから、ネット上で疑問の声があがるのは当然だと感じます。結局、テレビはやす子を便利な道具として利用していて、それゆえに、やす子のスキャンダルをまともに報道するつもりなどない、ということなのでしょう」(エンタメ系ライター)

それ以外にも、「この表の登場人物は全員、同業者同士で足を引っ張り合っているだけ」というのも重要なポイントだろう。

芸能人であれスポーツ選手であれ“ネット上での誹謗中傷”というと、すぐに一般のネットユーザーが悪者にされ、それをテレビも当たり前の構図として報道している。たしかに、一部にマナーの悪いネット民が存在するのは事実だ。

だが、芸人や五輪代表選手に歪んだ恨みを持つのは、決して一般人だけではない。むしろ、芸風がかぶっている売れないタレントや、代表選考落ちしたライバル選手による誹謗中傷のリスクのほうが高いのではないか?

芸能人が芸能人をディスっていただけの「フワコンガ事件」の醜態を見るにつけ、そう感じてしまう。テレビ業界という特殊な世界の“内輪揉め”を「誹謗中傷」と呼び、それを口実にネット規制が強化され、正当な批判や健全な論評まで阻害されるようなことは避けなければならない。

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image by: やす子 | Sony Music Artists

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