任期満了に伴う東京都知事選挙が7日投開票され、現職の小池百合子氏（70）が再選を決めた。2期8年の実績と都政の継続を訴え、子育て支援や防災対策を中心に公約を掲げ、前参議院議員の蓮舫氏（56）や前安芸高田市長の石丸伸二氏（41）らを破った。
当選確実となった小池氏は、支持者や報道機関が多数集まる事務所において「これまで経験したことがない選挙だった」と述べ、ポスター掲示の在り方や脅迫を受けたことなどに言及しつつ「多くの皆様のおかげで当選することができました」と感謝の思いを語った。さらに「都民の皆さんの命と暮らしを守っていきたい」として、災害対策などにも「誠心誠意努めてまいりたい」と決意を述べた。
小池氏をめぐっては学歴詐称問題や明治神宮外苑再開発問題、政治資金問題で揺れる自民党との関係なども指摘されたが、支持を決定的に揺るがすことにはならず、子育て政策の充実などが評価された。3 期目となる小池氏の手腕が注目される。
【近藤将勝】
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