博士の独り言 IIさん情報
 
朝日とNHKが報道 悲劇の原発避難民は東京の資産家だった
 
 <あの「わが家」帰れないのか>(朝日新聞・二〇一四年八月十三日付朝刊) 朝日新聞が「遠い故郷福島から避難して」と題する連載で取り上げたのが、福島県いわき市から東京へ避難した鴨下祐也氏(45)だった。
 
だが、鴨下氏を知る人は、「悲劇の避難民」の扱いに首を傾げている。週刊文春 平成26年10月16日号 購入誌面(P144-145)より「個」の日記の資料として参照
 
ところが「相当な資産家」と
 
 だが、誌面は
 
「朝日では「(いわき市の)家を売ったら帰る場所がなくなってしまう」
 
と話していたが、鴨下氏の故郷は東京都小金井市なのだ」として。
 
「「鴨下家は小金井でも有名な地主さん。代々、中央線のJR武蔵小金井駅周辺に広大な畑を持っていて、その土地を使ってマンションや駐車場の経営をしています。住む所ならいくらでもあるはずなんですが…(実家近くの住人)」
 
と。
 
 さらに誌面は
 
「実家は同駅から北へ徒歩十分ほどの閑静な住宅街にあり、二階立てで一階部分は約百八十平米ある。
 
敷地は畑も含めると約二千平米に及ぶ。建物は母親の名義だが、土地の一部は祐也氏の名義となっている
 
と。「さらに同駅南側には祐也氏名義のマンションもある」として、
 
「四階建ての四十五平米の1DKが十七部屋。家賃は月七万円ほどで二部屋空きがあるが、月に約百万円の家賃収入がある計算だ」
 
と。そのマンションには鴨下氏ご自身の部屋もある、と指摘している。
 
 以上が事実とすれば、誌面が云う「相当な資産家」との表現は謂い得ている、といえよう。
 
それなら「避難場所を転々と」する必要も、「この場所(無償の都営住宅にいつまで住めるのか」との不安をNHKのカメラの前で語る必要も無かったのではないか。
 
言葉悪く云えば「欺瞞の自己演出」であり、さらに指摘すれば、“顔”的なメディアを通じてご自身が語るあれこれを報じられれば、そこで上記のような実家のご近所など「知る人」から違和感や指摘の声が挙がって来るだろうにと。
 
この手の“旗振り役”や“リーダー的存在”、はたまた“第四列の男”らに目立つ「嘘」が見えて来るのだが。

 
猫トイレの掃除紙にもならない
 
 それを“綿密な検証と裏付け”をもとに報じているはずのNHKと朝日新聞が、お馴染みの「またか」を再現したとあれば、大したものだ。
 
 「4037円」(朝夕刊セット)もする購読料や、「150円」出して朝刊の一部買いするにしても小銭が惜しい。
 
その相方(あいかた)もまた然りである。
 
かくなる番組を数千万人の視聴者に向けて放送するのもエネルギー資源の無駄、国家予算、受診の無駄使いに当たるのではないか。