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【「原爆のリハーサル」で400人死亡…知られざる“模擬原爆”の犠牲】 1945年7月26日大阪市東住吉区。一発の爆弾が落とされ、7人が死亡、73人が重軽傷を負った 保管されている実寸台の模型を見るとサイズは長さ3.25メートル、重さは4.5トン。かぼちゃのような見た目から“パンプキン”と呼ばれた →長崎に落とされた原爆とそっくりに作られた“模擬原爆”で、中身は核ではなく爆薬 ▼米軍が開発した原爆には、“規格外の大きさである爆弾を正確に投下できるのか”という課題 →着弾精度を上げるため日本で投下訓練。全国で49発の模擬原爆が落とされ400人が死亡 ▼“模擬原爆”に隠されたアメリカの意図 アメリカは模擬原爆の証拠が残らないよう、確実に不発弾が残らない設計に 模擬原爆の存在を発見した 金子力さん 「核兵器を唯一アメリカが実際に使った。それが他の国、特に当時のソ連を意識している。まねをされたり、情報が漏れていくことを非常に警戒していた」 「現在の核をめぐる対立から核を戦争に使う戦略の実践のスタートが“パンプキン”(模擬原爆)から始まっている。ただの通常火薬の入った爆弾とはいえ、ひとつの核戦略のスタートでもあったと思っている」
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