私に保守的な側面があるとしたら、言論のあり方についての考えは割と保守的だと思う。私はまともな人たちの言論の領域をまともでないヘイター、レイシスト、ポピュリスト、デマゴーグから守らなければならないと考えている。昨今の言論の領域にはこれらのような反乱分子が多すぎる。まともな人たちによるまともな人たちのための言論空間における反乱分子でしかない。言論空間には基本的に誰でも参加できるべきではあるが、最低限の原則を破って見せることがパフォーマンスとして成り立ってしまっているのが現状。あるいは、そうした人たちに言論空間の環境設定を行うような、イニシアチブを握られているとすら言えるかもしれない。