朴容疑者の会社の家宅捜索を終え、押収品を運び出す捜査員(6日午後5時10分、広島県府中町)

 神奈川県警と広島県警は6日、失業手当を不正受給したとして、詐欺容疑で、広島県府中町のIT関連会社「ITZ」の社長で韓国籍の朴賢一(パクヒョンイル)容疑者(53)=広島市南区向洋新町3丁目=と、同社元従業員蓑毛勇郎容疑者(42)=福山市東川口町5丁目=を逮捕した。両県警は、2人が海外在住の北朝鮮のIT技術者へ業務を発注し、報酬の一部が北朝鮮に流れた可能性があるとみて実態解明を進める。