恋のマイアヒ

Last-modified: 2024-07-24 (水) 14:51:01

登録日:2024-06-22 (土) 23:31:42
更新日:2024-07-24 (水) 14:51:01
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Tag: Dragostea Din Tei O-Zone オゾン 恋のマイアヒ ノマノマ 空耳




『恋のマイアヒ』はモルドバのポップグループO-Zone(オゾン)のシングル曲で、ルーマニアで最も成功した曲である。
原曲名は、ルーマニア語で『Dragostea Din Tei〈ドラゴスタ・ディン・テイ〉』。曲名の意味は「菩提樹の下の恋」。
ルーマニア語はモルドバの公用語。
この曲の最も有名な部分は、米酒を飲んで盛り上がっているような「私を連れて行ってくれない」というフレーズで、歌詞は失われた愛をテーマにしており、愛する人が去って行く様子を表現し
外国では「Numa Numa song」「Words of Love」や「Maya Hi」、「Numa Numa」とも呼ばれて親しまれている。

「Dragostea din Tei」は、モルドバのポップグループO-Zoneによってリリースされたユーロビート(Eurobeat)で、彼らの3枚目のスタジオアルバム「DiscO-Zone」(2004年)からのセカンドシングル。
ダン・バランとマノール・セヴァンによって作曲された。

O-Zoneのシングル「Dragostea din tei」は、2002年にモルドバとルーマニアでリリースされ、ヨーロッパ全土で大ヒットした。
「Dragostea din Tei」は、ユーロチャートホット100シングルで12週間にわたり1位を獲得し、フランス、ドイツ、オーストリアのシングルチャートでも3か月以上にわたり1位を記録。
また、英国では3位、米国のポップ100では72位にランクインした。この曲はフランスで21世紀で4番目に売れたシングルであり、いくつかの国でゴールドやプラチナ認定を受け世界中で1200万枚以上を売り上げ、歴代のベストセラーシングルの一つとなった。
この曲は2000年代に世界的な大ヒットとなり、日本国内でも着うたダウンロード数で史上初の100万ダウンロードを達成し、洋楽の着うたダウンロード数としては初の記録となった。さらに、日本の携帯電話向け音楽配信においても大ヒットとなり、社会現象を巻き起こした。

2003年後半
「Dragostea din Tei」がルーマニア国内で初登場し、特にルーマニアの黒海沿岸のディスコクラブでヒットした。
しかし、秋になると、この曲は人々の記憶から消えていった……と思いきや2004年にはヨーロッパの他の国々で大ヒットした。

2004年2月
ルーマニア生まれの歌手とイタリアのスタジオ作曲家からなるイタリアのあまり知られていないスタジオバンド男女デュエットハイドゥッチ(この曲の歌詞「拝読ルーマニア語でアウトローの意味」に由来)によるカバーがブラック アイド ピーズやエヴァネッセンスといった世界的大物を抑えて、イタリアのポップ チャートのトップに躍り出た。
スウェーデンでも人気を博した。
2004年の夏までには、ヨーロッパのどこでも聞ける曲となり、イギリスでもNo.3を記録。日本のレーベルAvexもこの曲をリリースした。

2004年
「Dragostea Din Tei」がスペインで大ヒットし、ヨーロッパ全体でもO-Zoneによるオリジナル版が認知され、各国でヒットチャート1位を記録する大ヒットとなる。
2004年6月から9月初旬にかけて、Eurochart Hot 100で12週間にわたって1位を獲得。
ヨーロッパ中で大ヒット。ドイツ、スペイン、フランス、イタリアなど15ヶ国のチャートで1位を記録した。

2004年7月
編曲協力としてクレジットされていた国連大学バンドのボグダン・ポポイアグが作曲者を主張し著作権譲渡を求めて提訴。

2004年10月
名古屋市のFMラジオ局ZIP-FMによるヘヴィー・ローテーションにより若年層に大流行し、同局のチャートで10月から約2ヶ月間1位を独走する程のヒットとなる。
SMAPのコント「ホストマンブルース」でパラパラのテーマ曲として使用され、日本でのブレイクに大きく貢献した。
インターネットはこの曲の普及に大きな役割を果たし、日本でもヒットの兆しが見え始める。人気を後押ししたのが,当時インターネットの個人サイト碇家で公開されたフラッシュ動画。
日本語の愉快な空耳?歌詞に合わせて、「2ちゃんねる」などで親しまれていたアスキーアート(AA)のキャラクター「モナー」などが楽しそうに踊るという内容だった。
碇家のアニメーションは、ニュージャージー州サドルブルックに住むゲイリー・ブロルスマという当時19歳の少年に「Dragostea Din Tei」を届けるきっかけにもなったとされている。

2004年12月
米国のウェブサイトNewgroundsに投稿された「Numa Numa」という動画がミームになり、アメリカで広まった。
このビデオでは、今ではYouTuberとして知られるゲイリー・ブロルスマがコンピューターの前の椅子に座ってこの曲に合わせてオタ芸踊る自分のFlashムービーを公開し、Numa Numa Danceと呼ばれ有名となる。

2005年1月
ダン・バランの一身上の都合によりO-Zoneが解散を発表。

2005年2月
ダン・バランがアメリカに渡り、トゥデイ・ショーでダンとルーカス・プラタによる「Dragostea Din Tei」の英語版「Ma Ya Hi」のパフォーマンスが行われ、原曲ほどの成功は収めなかったが、Billboard Chartsで72位にランクイン。
フラッシュ動画サイト「ジェフ・イズ・クール」はブロルスマの動画をフラッシュ埋め込みでアップロードした。
アーバン・ディクショナリーに「numa numa」の最初のエントリがユーザーShortbusGusによって作成され、この用語をNewgroundsで「反復的な流行」と定義した。
ニューヨーク・タイムズは「インターネットの名声はヌマヌマのダンサーにとって残酷な女王様」と題した記事を掲載し、ブロルスマ、彼の家族、ニューグラウンドの制作者トム・フルプへのインタビューを掲載した。インタビューの中でブロルスマは、アニメ猫の日本のフラッシュアニメーションでこの曲を発見したことを明かした。

2005年3月
日本ではエイベックスが「Dragostea din Tei」を「恋のマイアヒ」(2番目の単語は曲の冒頭のヨーデルの音訳)というタイトルでリリース。
のまネコを元にしたプロモーションビデオ「恋のマイアヒ~ねこねこ空耳 恋ver.」をCDに収録。
JASRACから警告メールを受け取り碇家FLASH削除。

2005年7月
有限会社ゼンが「のまネコ」の商標(文字・図形)を出願

2005年8月
公開商標公報の発行
「恋のマイアヒ」オリコンのアルバム週間チャートで1位となる。

2005年9月
エイベックス子会社が「のまネコ」グッズを発売開始、「のまネコ」に関する見解を発表
2ちゃんねる管理人の西村博之がエイベックスに質問状を送付
エイベックス社員に対する殺害予告の書き込み
エイベックスが「のまネコ」の商標登録断念を発表

2005年10月
有限会社ゼンが「のまネコ」図形商標の出願取下書を提出

2006年
ダン・バランがロックバンド「BALAN」を結成。

2006年4月
有限会社ゼンが「のまネコ」文字商標の出願取下書を提出

2006年8月
ブロルスマが「NewNuma」YouTubeチャンネルを開設し、2012年12月時点で1日あたり28,880回の視聴回数を記録。

2006年9月
ブロルスマがPR会社のカメラで「New Numa: The Return of Gary Brolsma」と題したフォローアップビデオをリリースし、その後6年間で1,600万回以上視聴された。
(「Numa Numa 2」という題でも拡散しているが、O-Zoneのダン・バランがMarley Watersと共演した「Numa Numa 2」というリミックスとは無関係)

2006年11月
BBC、ブロルスマのビデオが7億回再生され、スターウォーズキッドに2億回差で世界で2番目にバイラルなビデオになったと報じた記事を掲載。

2007年
ダン・バランがO-Zoneと同路線のソロプロジェクト「Crazy Loop」として活動。

2007年11月
ブロルスマが「Numa Three Crazy Loop!」と題したビデオでカジュアルなウェブカメラ形式に戻り、その後5年間で120万回以上視聴された。

2008年後半
「Dragostea din tei」が TI と Rihanna のヒット シングル「Live Your Life」のメイン サンプルとして使用され、2008年11月8日に Billboard Hot 100 で 1 位を獲得。

2009年3月
ブロルスマが Geico Insurance と共同で 4 本目の Numa ビデオを制作。

2018年9月
O-Zone のヒット曲である "Dragostea Din Tei" のリリース15周年を記念したアニバーサリーソングとして "Numa Numa 2" をリリース。
日本では「恋のマイアヒ2018~ノマノマ・ダンス」の邦題でリリース。ダン・バランが『ミュージックステーション ウルトラFES 2018』に出演。

2018年10月
「恋のマイアヒ」が13年ぶりに有線洋楽リクエストランキングで1位を獲得

2021年
iOS?向けのアプリ「Avatarify: AI Face Animator」を使い信長らの肖像画が「恋のマイアヒ」を歌う動画がSNS上で話題に。

2024年6月23日
在日モルドバ特命全権大使ドゥミトル・ソコランがXアカウントで『恋のマイアヒ』リリースから20年と言及

「Dragostea Din Tei(ドラゴスタ・ディン・テイ)」、直訳すると「菩提樹の下の恋」。この表現は、ルーマニアの民間伝承で愛と憧れの象徴である菩提樹を指している。
カバーバージョンをリリースしたイタリア在住のルーマニア人歌手ハイドゥッチはルーマニア語の「Dragostea dintai(初恋)」という言葉遊びに由来するという見解を示している。

曲の内容は、自分を捨てた恋人に電話するもの。
歌詞には彼女の顔と彼女の目の思い出が登場し、深く刻まれた記憶と離れられない思いが示され、
この曲は、失われた愛とロマンスについての切ない感情を歌っている。

豊穣を司るローマ神話の女神マイア (Maia) と、感情を表す感嘆詞ヒー/フー/ホー/ハッハーなど、
ルーマニア語で「こんにちは」または「やあ」といった挨拶のような意味合いを持っている
邦題(音楽)『恋のマイアヒ』の由来でもある特有のリズミカルなヨーデルで始まる。
このヨーデルは愛と切なさを表現しており、歌い手が自分の感情に取り憑かれていることを示している。このリフレインは曲全体を通じて繰り返される。
歌い手は「猿に電話もしもし、やぁ」と歌い、愛する人に幸せを求め、「ピカソ」として自己紹介し、自分の存在を主張する。
何かに頷いて拝読私はアウトローだ」という意味で、自由な精神を持っていることを示す。
そして、「ペンがチラッと」(幸せを受け取ってください)という言葉で相手に愛を告白し、その人の顔と愛を思い出す。しかし、相手は去りたがっているらしい。
歌い手は再び「ピカソ」として現れ、相手に何も求めないことを伝えて相手の目を思い出し、愛の思い出を胸に抱えている。
米酒を飲んで盛り上がる」(あなたは去りたいけれど、僕を、僕を連れて行ってはくれない)と、主人公が相手に別れを告げている瞬間を描写する。そして、「ダルシムを保持して預かる」(あなたの目と菩提樹の下の愛)と愛と憧れの象徴とされる菩提樹を強調し、
並フェイスで大きい笛入れ」(あなたの目を思い出す)と相手の目を忘れられない思い出として心に刻んでいる。
節分に何か食ってパンチ」(電話して、今の気持ちを伝えるよ。こんにちは、私の愛。私は幸せだよ)と相手に自分の気持ちを伝えている。

元は先に音だけをレコーディングして、後できちんとした歌詞を作詞するまでの仮歌として、でたらめな歌詞を録音したものを聴くと聞き心地が良かったため本歌詞にしたという。
ヌマヌマとマイアヒという言葉を口にして歌うと面白いから、言葉や文化の壁を越えたのではないか、とダン・バランは分析している。

Numa Numa Dance というインターネット・ミームは、当時19歳のアメリカ人ブロガー、ゲイリー・ブロルズマがこの曲をバックに、
元気なジェスチャーやダンスを交えて口パクする姿をウェブカメラで撮影し、Newgrounds.comにアップロードしたFlash動画に端を発している。
ブロルスマは何人かの友人に動画リンクを送って笑わせた後は忘れていたが、その友人がまた別の友人に動画リンクを送って予期せぬ広まりを見せ、
ゲイリー・ブロルスマの「Numa Numa」ビデオは、Newgroundsでの投稿から当時、オンラインで最も有名なビデオになった。
「Numa Numa」というフレーズは、この曲のサビの「僕を、僕を連れて行かない」に由来する。
この動画は広く注目され、その後「Numa Numa Dance」は日本のアニメーションやLEGOダンス、コンピューター ゲーム「ザ・シムズ 2」のキャラクターなど、多くのパロディ動画を生み出し、700万回以上の視聴回数を記録。
VH1の「40 Greatest Internet Superstars」で1位に。ABCの「Good Morning America」やNBCの「The Tonight Show with Jay Leno」、VH1の「Best Week Ever」などのメディアで取り上げられ、インターネットアイコンとしての地位を確立。
この現象はインターネット文化における重要な現象の一つとして、今でも多くの人々に覚えられている。

ブロルスマはニュージャージー州サドルブルックに住んでいた。動画が爆発的な人気を博した後、プレッシャーやストレスから一時的にうつ状態になり、隠遁生活を送ったが、
2006年頃からはその状況を受け入れ、YouTubeチャンネルを運営し、ビデオゲームのコンテンツをストリーミングしている。
また、ブロルスマは「Numa Numa 10-Year Reunion」と題した動画を公開し、Taylor Swiftの「Shake It Off」やBob Dylanの「Don’t Think Twice, It’s All Right」、Katy Perryの「Firework」などを歌っている。
ブロルスマは音楽アルバムをリリースし、以下のような他のインターネットセレブとのコラボレーションも行っている。

「Numa Numa Reunion」
この動画では、ブロルスマと他のバイラルビデオスターが再会し、一緒に踊っている。少なくとも7人のバイラルビデオスターが登場している。
「Gary Brolsma on American Idol」
アメリカンアイドルのテレビ番組でブロルスマが「Dragostea din tei」を歌っているフラッシュビデオ。
「Where Is Numa Numa Guy Now?」
この動画では、ブロルスマの経歴と彼が現在どのような活動をしているかについて探求している。
「Ma-Ya-Hi」
米国のDiscO-Zoneリリースに収録された、ダン・バランとルーカス・プラタが演奏した英語バージョン。このバージョンでは、原曲の「私はピカソです」というセリフに焦点を当て、歌い手を絵師に、失恋を色が灰色に消えることに喩えている。
アメリカではテクノ・ミュージック人気が衰退し始めた時期だったのと、オゾンがレコーディング契約を結んだのが経験と資金の乏しいインディーズレーベルだったため売り上げが上がらなかったという。
ハイドゥッチバージョン
ルーマニアの歌手ハイドゥッチによるダンスに強いインパクトのあるカバーバージョン。スウェーデン、オーストリア、イタリアなど多くの国で成功を収め、チャートのトップに躍り出た。
当時ルーマニアでこの曲はピークを過ぎたと見られていた事に加えてハイドゥッチは自身のために書かれたオリジナル曲を歌っていたため、最初はレコード会社からの依頼に難色を示したこと、
O-Zoneの承諾なしにルーマニア生まれの歌手とイタリアのスタジオ作曲家からなるイタリアのグループによって作られたものだったため、違法ではないものの、裏切りのように感じたとO-zoneのアルセニェ・トデラシュが語ったこと、
直後にバンドUNUのメンバーであるボグダン・ポポイアグが、この曲の著作権譲渡を求めた訴訟を起こしたこと(後に取り下げ)などが影響し、
O-Zoneの許可なくこのカバーを録音したために訴訟を起こされたという噂が広まったが、ハイドゥッチからは否定されている。
「Festa no Ape」
ブラジルの歌手であるLatinoによって歌われたポルトガル語バージョン。
イントロが恋愛感情と憧れをテーマにしているO-Zoneの別の曲「Despre Tine」のメロディーに置き換わり、ヨーデル前にサビが入る構成となり軽快なリズムとシンプルな歌詞でアパートで盛り上がる楽しいパーティーを描き、自由な表現と楽しさが中心となっている。
「恋のブチアゲ♂天国:恋のマイアヒ~チワワ~バンザイ」
物まねタレントの前田健によって2005年8月24日にMaeken Trance Projectと題され、原曲にDJ BoBoによる2002年のコカ・コーラ?CM関連のヒット曲「チワワ」、MISAの人気ユーロビートソング「バンザイ」をトランスバージョンで、メドレーで歌っている。失恋から立ち直る構成となっているが、メドレーの「Dragostea Din Tei」セクションはルーマニア語で歌われている。同年11月26日にはDVD付きも発売している。
「누나의 꿈(ヌナイェ)」
2006年3月に韓国のモデル出身の歌手であるヒョンヨンがリリースした曲。韓国語には男性が愛情を込めて自分より年上の女性を呼ぶ「ヌナイェ」という呼び方があるという奇跡の一致によってサビが「ヌナヌナイェ~」と年下の男性と年上の女性の間の恋愛の歌として翻訳が成立している。
「恋のマイアヒ~ゼスプリキウイでアゲリシャス~」
2019年5月頃のゼスプリキウイのジューシーさを歌い上げたCMソング。2019年9月17日、ゼスプリ インターナショナル ジャパン株式会社から、ゼスプリの公式キャラクター、キウイブラザーズが歌う楽曲としてリリースされた。「アゲリシャス」とは「気分をアゲる、デリシャスなキウイ」という造語。ゼスプリキウイは高揚感を得られるようなおいしさを味わえると謳い、気分をアゲることにもっとも適した「恋のマイアヒ」を替え歌にしたとのこと。

2chのキャラクターが大企業によって商標登録されようとした事件。
ネットユーザーの反発により、商標登録は取り下げられ、2ch側が勝利した。
共有された著作物を、1企業が商標登録して良いのかが問われ、企業がネット上の書き込みやキャラクターを使用する危険性が明らかとなった。
この事件は、インターネット文化と企業の関係における重要な出来事として記録されている。

2005年3月、『恋のマイアヒ』CD の発売元であるエイベックスは,碇家フラッシュ動画に基づいて新たにプロモーションビデオを作成。
同年9月1日にエイベックスのグループ会社がそのビデオに登場するキャラクターに「のまネコ」などの著作権表示をつけた商品を販売したことに対して、
ネット上で抗議が発生し、殺害予告が書き込まれるなどの社会的問題に発展した。
「のまネコ」は、インターネット掲示板2ちゃんねるで人気のあったキャラクター「モナー」に類似したキャラクター。
エイベックスの子会社「のまネコ」の商用キャラクターを作成し、商品化していた。しかし、このキャラクターが「アスキーアートの『モナー』に似ている」と指摘され、非難の声が上がった。
エイベックスは「のまネコ」のキャラクターが「モナー」などのアスキーアートにインスパイアされて映像化された独立した著作物で、
「のまネコ」の商標登録を申請した著作権管理会社「有限会社ゼン」と商品化契約を締結した上で使用していると説明した。
ユーザーたちはエイベックスの行動に反対し、オフラインでの抗議活動やオンラインでの批判を展開した。
最終的に、有限会社ゼンは商標登録を取り下げ、2chユーザーたちの勝利となった。
この事件は、ネット上のコミュニティと大企業の間の緊張関係を浮き彫りにした。ユーザーの声が大企業の行動に影響を与えることが明らかになり
同様の問題が発生した場合、企業はユーザーの反応を慎重に考慮する必要があることが示された。
「インスパイア」は創作意欲を刺激される意味で使われているが、事件後、「インスパイ」は「パクリ」の代替語となった。

ルーマニア語の曲のタイトルや歌詞が分らなくとも、音楽は国境や異なる文化を越えて人々を魅了し、
共通の感情や体験を共有して理解を促進する力を持つと信じる方は、追記・修正お願いします。


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