新日本プロレスとスターダムが24日、立憲民主党の塩村あやか参議院議員(45)のX(旧ツイッター)の発言に対し訂正・撤回を求める意見書を提出した。

 事の発端は23日に塩村議員がXであるユーザーの「ホストクラブだけ売掛金を認めないのか? ホストクラブだけ価格に上限を設けるのか? 風俗への職業斡旋はダメだが、それ以外の職業への斡旋は良いのか? 言っていることが完全に職業差別だろ」といった投稿に反応したことに起因する。塩村議員は「酷いデマ。逆にどういう認知や流れでこんなデマやデマともいえない不思議な話を信じてツイートするようになるのか知りたい いつものことではありますが。最早、アンチのプロレス芸」とツイートしたが、これに一部のプロレスファンと業界関係者が激怒し炎上騒ぎとなっていた。

 塩村議員は「プロレス芸はエンタメの世界ではよく使う言葉です。放送作家の会議ではよく出てました。お決まりですが、私とアンチ塩村のガチ芸。少し話題になっているようなので」と釈明したが、これが火に油を注ぐ格好になり、日本の業界盟主団体が正式に抗議する事態にまでエスカレート。

 これを受けて塩村議員もXを更新し「こちらでの『アンチのプロレス芸』という言葉は謝罪と撤回をさせて頂きます。意味としては、『デマを拡散をしてSNSで炎上をして、私がそれに対抗をする』的なものが出来上がっており、SNSという会場で盛り上げ、エンターテインメント化しているという主旨でした。『芸』という言葉をくっつけるな、謝罪をという人もいますが、よくも悪くも芸能やエンタメとなっているという意味であり、芸能関係者からは『芸』は評価する言葉との連絡を頂いており、意見の対立を招いたことを申し訳なく思います」と謝罪。小・中学生のころはプロレス観戦を楽しんでいた過去のエピソードも披露し、今回の反省を踏まえ会場での観戦を検討しているという。