2024年08月03日

日本はいつ住めない国になるのか?



 暑い。本当に暑い。とにかく暑い。冷房の効いた室内にいるから生きていられるわけで、屋外はもはや人が存在できる環境ではない。こんな暑さの中でナイター観戦するのは無理だからオレはいつもリビングのテレビで、アイスを食べたり冷えたビールを飲んだりしながら観戦している。昔、息子を阪神ファンにするために甲子園に連れて行ったのが嘘のようである。

 大学サイクリング部の頃も夏にツアーやラリーがあって、自転車で長時間炎天下を走ることがあった。しかし、風が心地よく吹き抜けるのでそれなりに走ってる時は涼しかったし、今のように耐えられないなんてことはなかった。大学サイクリング部間の交流団体である「西サ連」はいつまで存続したのだろうか。そのOBの一人として、もしも今の暑さの中であの頃のようなラリーを開催すればそれこそ熱中症で死者が出るだろうと思うのである。

 冷房がないと夏は生存できないという時点で、人類はもう地球環境を完全に壊してしまったのではないだろうか。本来、生物は県境に適応してこそ暮らしているわけで、環境に合わない場合はその土地での生活を諦めて移動するか、その場所にとどまって絶滅することになる。もしも戦争などで日本国内の電気供給が完全に停止した場合、熱中症でたいへんな数の死者が出ることとなるだろう。発電所が攻撃されて停電すればその時点で戦争は終わりである。

 南米では赤道直下の暑い場所ではなく、快適な気温になる高地で人々は生活することを選んだ。アフリカでは高い山がなかったために人々は平地で暮らすことになり、暑さに適応した生活様式を手に入れた。赤道直下の国であるインドネシアやケニアなどは地球温暖化の影響は現在どの程度あるのだろうか。

冷房さえあれば、日本はまだ住める国である。逆に言えば冷房がないと日本は居住不可能であるということだ。この夏の暑さに対して、何らかの対策を政府は立てるべきだと思っている。気候のコントロールや、都市の緑化など少しでも快適に暮らせるような工夫は必要である。そんなもの、焼け石に水なのかも知れないが。

 都市計画を工夫すれば街は少しでも涼しくできる。コンクリートやアスファルトに覆われた街を少しでも緑の街に変えればいいのである。そうした工夫が決定的に欠けているのが日本の都市計画ではないのか。みんなが冷房を使用することによる室外機の排熱からの熱が都市の温暖化に一役買ってることは間違いないわけで、どうやって街全体を冷やすのかということを本気で考えないといけないのである。

 「涼しくて過ごしやすい街作り」

 これをコンセプトにした街がどこかに出現することをオレは願っている。熊谷のように暑さを売りにするなんてもってのほかである。



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2024年08月02日

メガソーラーの不都合な真実



 今、日本中の山林がどんどん伐採されてメガソーラーが設置されている。このメガソーラーに関する不都合な真実はあまり知られていない。なぜか? それが知られるともうこれ以上山林を切り拓いてメガソーラーが作れなくなるからである。

 たとえばつぶれたゴルフ場の跡地などでメガソーラーを作る場合、芝生だったところにそのまま設置したらいいのである。しかし、どうして芝生なのかというと、大量の除草剤で他の種類の草が生えないようにしているからである。もちろんメガソーラーも同様で、人間が草取りとかするとコストがかかりすぎる。だから除草剤のお世話になるわけだ。

 草刈りしないで放置すればゴルフ場は雑草が高く茂った荒れ地になってしまう。草刈り機で定期的に刈り取るだけで果たして「雑草ほとんどなし」という状況が達成可能ではないとオレは思っている。ただ、元ゴルフ場ならまだマシである。植生が限られるからだ。

 山林を切り拓いてメガソーラーを設置する場合、すぐに大量の雑草に覆われて発電不能になる。それを防ぐためには無差別に雑草を生えなくするような強力な除草剤を撒くしかない。それが地下に浸透して地下水を汚染することになる。これが今日本中で起きているのだ。そのことに対する規制は今のところない。野放しなのである。規制なんかすればメガソーラー事業が成り立たなくなってしまうからである。

 除草剤による地下水の汚染はいずれ明らかになるだろう。それは数年後か数十年後になるかわからない。しかし、その汚染が確認されてからではもう完全に手遅れなのだ。日本中の地下水が汚染され尽くした後でやっと事態の大変さがわかるのである。

 日本中でメガソーラーを作りまくる上海電力は中国共産党が背後にいる国策企業である。日本進出の目的はもちろん日本の実質植民地化である。その橋頭堡が上海電力のメガソーラーであると言っても過言ではない。上海電力はその日本進出のために維新の会という反社政党の幹部とつながった。大阪南港の咲洲には上海電力の巨大メガソーラーがすでに稼働中である。

 維新知事になった奈良県でもさっそくメガソーラー建設事業が動き出した。五条條市周辺で予定されていた防災拠点計画が中止になって、代わりにメガソーラー建設と言うことになり住民は反対している。さすがに維新の奈良県議にも住民側に立って反対する人がいたが、踏切で電車ではねられて死亡しているのが発見された。この事件は自殺として処理されている。なんかものすごく闇が深いのである。反対する者は粛清されるという恐怖の中で住民運動も下火にならざるを得ない。家に放火されたり突然ヤクザに殺されるかも知れない恐怖の中で、誰がメガソーラーに公然と反対できるだろうか。

 飛行機で飛ぶときにどうか窓から地上を見下ろして欲しい。大量の太陽光発電パネルに埋め尽くされた状況、そしてたくさんのメガソーラーが山林を切り拓いたところに設置されているという真実に気付いて欲しい。新幹線では車窓から眺めて欲しい。大量のメガソーラーがそこら中にあることに気付くだろう。

 福島県の吾妻山にもメガソーラーが建設されていて、大雨などの災害の時に土砂崩れが起きることが危惧されている。土砂崩れで多くの被害が出てもそれは人災である。簡単に建設認可をする役所の連中には賄賂がばらまかれているのかも知れないのである。



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2024年08月01日

株価を下げた二人の戦犯



 神田財務官と植田日銀総裁、この二人はせっかく上昇していた日経平均を暴落させ、令和バブルを崩壊させた元凶として長く語り継がれることだろう。NISA相場は二人のしでかした余計なアクションによってあっさり崩壊したのである。

 オレは日経平均が最高値を更新した今年前半の動きを「令和6年NISA相場」と名付けたいと思っている。東証に個人の資金が大量に流れ込み、また個人投資家の多くが米国株に投資したことで円安ドル高を招き、結果として「空前の株高・円安」という現象が起き、それは自動車株などの上昇につながったのである。

 輸入するものの価格が上昇しても、国内のインフレを上回る賃金上昇が起きれば円安など全く問題なかったわけである。しかし、神田財務官は為替介入を何度も執拗に行って力技でドル/円相場を162円→148円台まで下げた。その結果として日経平均は大きく下げた。海外投資家は「為替介入」のタイミングで日本株に対するスタンスをそれまでの「買い」から「売り」に変えたのである。

 オレは7月31日の日銀金融政策決定会合で植田総裁は利上げを9月に延期すると思っていた。急激な株価下落を受けて、「今利上げをするとまずい」という判断をオレはしていたし、多くの投資家も同様に思っていたはずだ。株価下落の原因の一つが「利上げがあるかも知れない」で、半分くらいは「さすがに今このタイミングでは上げないだろう」という予想だったのである。しかし、植田総裁は利上げを断行した。「金利を上げないかも知れない」という残り半分の期待もそれで吹っ飛んだのである。

 最高値を更新した株価は決してバブルではなかった。それは東証プライムの平均配当利回りが3%近かったことからわかる。預金金利に比べてあまりにも高い配当利回りを思えばまだまだ上昇余地は残っていたのである。NISA相場は最低でも2年くらいは持たせておくべきだった。それをあっさり崩壊させたのが神田財務官と植田総裁、この二人の 戦犯である。

 もしもオレが日銀総裁ならばこんな馬鹿なことはしなかった。オレはどうすれば劇的に景気をよくすることができるかわかっている。アベノミクスがなぜダメだったかということもわかっている。しかし政治家も官僚もそんな基本的なことがわかってないのである。

 プライマリーバランスを黒字化させることには何の意味もない。緊縮財政が景気を悪化させるのはこれまでの歴史が証明している。しかし、そんな馬鹿な政策を推進しようとしている連中が自民党内には多数いる。

為替介入に10兆円使うのではなく、それを例えば奨学金徳政令とか国民への給付に使えば景気は劇的によくなっただろう。なんでわざわざゼニを使ってまで景気悪化に誘導するのかオレにはわからないのである。なんでおまえはそこまで馬鹿なんだと思うのである。どうすれば国民生活を向上させられるのか、政治家はそれを第一に考えないといけない。そのためにどんな政策が必要なのかを模索すべきである。

 日本にいるのは自分の金儲けのことしか考えてない政治家ばかりだ。そんな連中にどうしてよりよい政策が期待できるだろうか。裏金を貯め込むことしか考えず、神田財務官や植田総裁の失策を批判もできない馬鹿政治家には脱力する。

 「せっかく買った株が値下がりした」というショックを抱えた人たちが立ち直るには時間がかかる。そしてこのままずるずる日経平均は下げていくのかも知れない。もしかしたらそうして国民に損をさせることが目的の壮大な「ハメこみ相場」だったのかも知れないとオレは思っているのである。



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2024年07月31日

虐殺国家を五輪参加させるな!



 パリ五輪にロシアは国家として参加していない。ウクライナ侵略戦争を起こしたロシアが国際社会から排除されるのはある意味当然であり、オレはその決定を支持している。しかし、もう一つの虐殺国家であるイスラエルをどうして五輪参加させてるのか? IOCはガザ地区で一方的にパレスチナ人を虐殺し続けるイスラエルを除名すべきではないのか。なぜ彼らが五輪参加可能なのか。

 ユダヤ人には迫害された上にヒトラーによって虐殺されたという歴史がある。しかし、それはユダヤ人が他の民族に対して一方的に虐殺を行ってよいという理由にはならないし、今ガザ地区で行われている虐殺行為への免罪符にもならない。

 ガザ地区では病院や学校への空爆が日々起きていて、イスラエル側は「ハマス幹部が隠れていた」などと主張して虐殺行為を正当化する。しかし、この世にそもそも虐殺を正当化していい理由などない。

 ロシアの侵略行為を五輪に参加させない理由にするならば、イスラエルのガザ地区侵略はなぜ問題にしないのか。そこをパレスチナ人の土地と定めた以上、ガザ地区に居住する人の生命財産は守られるべきではないのか。なぜ大量の民間人を虐殺する理由があるのか。 今TVをつけると、サッカーで日本とイスラエルが試合中だったのでチャンネルを変えた。イスラエルとの試合を観戦するということは、イスラエルを対戦相手と認めたという意味であり、それは間接的にイスラエルの虐殺を支持してるのと同じである。オレがもしもチームの一員なら「良心の判断に従ってこの試合出場を拒否します」と言っただろう。どうして「虐殺国がサッカーだけはフェアプレー精神」という欺瞞を許せるのか。

 オリンピックは平和の祭典である。そのオリンピックを国威発揚に利用したのはヒトラーだった。絶対に五輪と戦争は両立しないとオレは思っている。日本が昭和16年の五輪誘致に成功していたのに戦争のために辞退したのは歴史の汚点である。しかし、当時の侵略国家である日本が五輪開催してもスンナリ他国が参加できただろうか。満州国という傀儡国家を作った上に中国本土に攻め込んでいた日本は、今のロシアと同じ状況である。そもそも国際連合を脱退した日本が開催するとうことが異常である。

 オレは過去の日本の歴史を決して正当化しない。朝鮮半島の植民地化や他国へ侵略の手を広げたこと、その土地で住民を弾圧、虐殺したことはどう考えても間違っている。「日本の占領政策にはよいところもあった」などと主張する人には賛成できない。歴史修正主義という立場には断固として反対したいのである。



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2024年07月30日

果報は寝て待て



 7月29日の夜、オレは夜更かししてパリ五輪の男子体操競技の団体戦を見ていた。前半終了時点で中国に大きくリードされてとてもその差を取り返せないような状況だったのでオレは諦めて寝た。朝起きてニュースをチェックしたら「男子体操金メダル」とあったのでわが目を疑った。大逆転というよりは、中国が鉄棒で失敗してそれで逆転したということだったのである。「果報は寝て待て」というが、まさに寝ている間に朗報が舞い込んだのである。

 このようなことはよくある。例えば野球中継を視ていて、阪神タイガースが大差でリードされているので観戦を中断して風呂に入って、出てきたらいつのまにか大逆転しているなんてことがある。ファンにとって一番おいしい場面を見逃すのである。残念なことこの上ないし、ファンでありながら「観戦をあきらめる」などという不埒な行為をするから天罰を受けるのである。「残り物には福がある」というのも同じような現象かも知れない。必死になってるよりも、少し欲望を抑えた方がいいということになるのだろうか。

 オレが昔の全盛期の日本の体操競技の選手で覚えているのは鉄棒の塚原光男さんの月面宙返りである。調べてみると、塚原さんは1976年のミュンヘン五輪で団体総合と鉄棒で金メダル、1972年のモントリオール五輪では鉄棒で金メダルだった。ミュンヘン五輪の体操競技では日本は個人総合、鉄棒、平行棒の3種目で金、銀、銅のメダル独占という快挙を成し遂げている。ミュンヘン五輪の塚原光男さんは鉄棒のスペシャリストだが、個人総合ではメダルはとっていない。他にもすばらしい選手がいて、とにかく層が厚かったということである。

今、テレビで体操競技を見ていて、採点がどんな仕組みになってるのかよくわからない。いいと思ったのに意外と点数が低かったり、その逆だったりする。そのあたりのルールがあまりにも複雑になりすぎてるのかも知れない。

今、体操競技に幼い頃から打ち込む少年少女はどれくらいいるのだろうか。今のスケボー人気を思えば、小柄で運動神経にすぐれた子どもは5歳くらいの時に体操ではなくてスケボーという選択をしそうな気がするのだ。スケボーでは14、5歳で金メダルを取れるわけで体操よりも早く結果が出るからだ。

 オリンピックで活躍する選手を見て子どもは憧れる。そうして自分もそんな選手になりたいと思うわけで、今の日本選手の活躍は必ず10年後につながるのである。テレビで観戦してる子どもたちの中にきっと将来のメダリストがいるだろう。

 オレは走るのも遅かったし、自転車競技も中途半端なレベルで終わったのですぐれたアスリートへはリスペクトの気持ちしかない。世の中にはこんな超人がいるのかとただただ驚くだけである。そこまでの肉体を作り上げたことをただ称賛するのである。



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2024年07月28日

空き家だらけの世界    



 取材を受けた東京で暮らす家族が「家賃が高すぎて2人目の子どもが産めない」と語っていた。世帯年収が1000万円を超えていてもあまりに高い住居費のためにいくら稼いでも追いつけないのである。

 しかし、オレの住む南河内の地域では空き家だらけで、中古住宅は価格破壊が起きているし、新築住宅も売れない。半年前に3150万円で売り出された建て売り住宅は、今は2500万円くらいまで値下げしているがそれでも売れない。それなのに近所の古家は壊されてはどんどん狭小住宅が建っていくのである。駅からも遠く、教育環境も決してよくない地域というのはスラム化がこれからも進行していくだろう。高齢者ばかりになった地域では子育てにふさわしいインフラがどんどん失われているからである。

 東京一極集中がもたらした弊害は計り知れないわけだが、小池百合子はその弊害をさらに加速したと言える。都営住宅は一戸も建設せず、不動産屋と結託してタワマン価格高騰に協力した。結果としてますます東京は住居費のかかる街となってしまったのである。

 東京で高収入を得て高い住居費を負担するのと、大阪のような田舎で安い物件に住むのとを比較した場合どちらがリッチな暮らしができるだろうか。ネット接続環境さえあれば仕事が出来るという人にとってはもはや東京に住む意味はないと言える。ただ、東京に住んでいればさまざまな最先端のカルチャーに触れられることは利点かも知れない。別に住居を構えなくてもそこに滞在する方法を見つければいい。生活拠点を別の場所に置きながら東京には必要なときだけ滞在するという方法もある。

 古い空き家物件をたくさん抱えている大家さんがそのまま物件を放置してるのは、リフォームしたところで新規の入居者があるわけでもなく。もはや手を掛ける意味がないからである。人口はどんどん減少していくわけで、空き家は増える一方である。それなのに狭小住宅を建てまくる住宅業者はいったい何を考えてるのだろうかとオレはあきれるのである。土地だけを500万くらいで入手しして、そこに1000万円くらいで家を建てて、売るときは倍の3000万円で売れるというビジネスモデルなんだろうか、そんなクソみたいなビジネスはいずれ行き詰まるのは明らかだ。

 我が家の近くでは築30年以上の古い建売住宅が500万円前後で売られている。もちろんそれでも売れないので更地にして今度は新築住宅にして3000万で売ろうとするのだがそれでも売れない。もはや「見捨てられた地域」であることを自覚すべきなのだ。

 大阪には南北問題が存在していて、北はどんどん発展するが南は衰退してスラム化が進む。だから大阪南部は安いのであるが、その安さに釣られて購入すれば後ですぐに後悔することとなる。それは大阪南部の相対的な貧しさ、治安の悪さ故である。

 子を大学に入れたいと思えば進学実績のいい公立校へとなるが、それは大阪北部に偏在している。南部には入学試験の偏差値の低い高校が多く、私学もまた似たような状況にある。治安も悪く、犯罪も多くのが大阪南部であり、そこで生活することはリスクなのだ。オレも大阪南部に居住するが、地域の衰退ぶりは明らかである。住む人がいないから空き家だらけの世界なのである。

 この状況を変えることは困難である。オレはこれからはどうやって自分の身を守るかを考えて生きていくことになるだろう。金目当てのDQN少年に殺されたくはないのである。警察にはちゃんと薬物の蔓延を取り締まってもらいたいのである。



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2024年07月25日

タブレットを使うと馬鹿になる



 最近の学生はノートを取らないらしい。大学生が講義のノートを取らずにICレコーダーに録音するとか、板書をスマホで撮影するとかは聞いたことがあったが、中学生高校生もノートを取らなくなっていて、その最大の理由が「タブレットの普及」によるものらしい。どうやら先生が板書して、それをノートに取るという昔の学習スタイルが完全に崩壊しているのである。そもそもそんなことで勉強できるのだろうか。

 もちろんオレもそれほど字が上手なわけでもないし、きれいにノートを取ることはできなかったわけであまり自慢するほどのことは言えないのだが、きちんと整理されたノートというのは価値があるし、ノートを整理する段階で知識も整理されるわけである。複数のノートを用途別に使い分けるということもできるし、ノートを使って自分の手で書いて学習するというのはいつの時代も有効な手段であるとオレは思っている。

 人は見ただけではなかなか記憶できない。数学の問題の解き方を見ているだけですべてを理解することができるわけがなく、自分も同様に問題を紙のノートの上で解いてみて初めて知識は定着するのである。ところが数学や理科でも最近は「見てるだけ」という生徒が増えているらしい。これは由々しき問題である。

 そもそもタブレットを学習に有効活用できるのはある程度学習に意欲的な生徒だけであり、そんなものが机上にあればDQN生徒は授業中でもゲームをして遊んでるのである。そんな馬鹿でも入れる大学もちゃんとある。そういうわけで馬鹿のまま大学生になり、そうして社会人になって行く連中も大勢居るわけである。

 タブレットの使用やICT教室、教員がパワーポイントなどを駆使してわかりやすく展開する授業は確かにわかりやすいのかも知れないが、それは本当は「わかりやすい」のではなくて「わかったような気分になりやすい」だけではないかとオレは思うのである。

 今の中学生高校生が昔の中学生高校生と比較してどうなのかはオレにはわからない。どんどん劣化してるように感じるのはオレのただの主観である。ただ、かつては200万人を超えた18歳人口が今は100万人を切ってしまってるのに、東大や京大の入学定員はさほど変わらず、関関同立や早慶は新しい学部の設置などで定員は倍くらいに増えている。だから平均的にはレベルが下がっているはずだ。少なくとその集団の中の相対的な地位は難関大学と言えどもかなり低下しているのである。関西で関関同立と言えば昔は偏差値60以上はないと厳しかったが、今は55くらいまで下がってるし、偏差値50以下の生徒でも運良く合格することもある。Fランク大ではもはや壊滅的なほどに定員割れの大学が多い。

 IT機材の導入によって生徒は賢くなるどころか却って馬鹿になった。これは『荘子』にある「機械ある者は、必ず機事あり。機事ある者は、必ず機心あり。」というくだりを連想させる。その意味するところは「機械ができると、便利と考え、その機械を用いる仕事が起こってくる。ところが、機械はからくりであるから、このからくりに従事していると、いつとはなしにそれに振りまわされ、いわゆる機心が起こってくる。」という意味である。タブレットは便利だ。しかしいつしか自分で覚えたり考えたりまとめたりという学習の基本がおろそかになっていくのである。



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2024年07月24日

広告のない世界に行きたい  



いつからネット空間はこんなに広告だらけになってしまったのだろうか。

 スマホで面白そうな記事を見つけて読もうとすればたくさんの広告が開く。×印を押してそれらを消すのが面倒で、結局読むのを止めてしまうことが多い。どうしてこんなに広告が多いのだろうか。

 youtubeで動画を視るときも同様である。さあ視ようと思ったら広告で中断されてしまう。もっともこちらはゼニさえ払えば解消されるようなのである。でもきっと広告なしでネットする方法があるはずだと思って調べるとやっぱり存在した。課金しないで無料でやる方法もちゃんとあったのだ。そのためには広告をブロックする機能を搭載している「Brave」というブラウザを使えばいいらしい。

 ただ、広告なしでネットを徘徊できるというそのブラウザをインストールすることは、新たな危険の到来ではないのか。あるいはそのブラウザには何らかの恐ろしい仕掛けが組み込まれているのではないか。オレはそれを警戒してまだその「Brave」というブラウザをインストールしてもいいかどうか迷っている。そこはいろんな方々の知見を参考にしたいからである。もしも何にも問題ないのなら、既定のブラウザをそいつに変更しようと思っている。それだけでウザい広告の洪水から逃れられるなら好都合なことこの上ないからである。

 広告の洪水によって我々のネット世界は大きく歪められてしまった。そして広告屋は大きな利益をそこから稼ぎ出すようになった。このまま広告屋をのさばらせることは決してよいことではない。昔に比べて広告によって動画を中断させられる回数は増えているとオレは感じているが、そこはオレの記事を読んでくれている諸氏も同様だろう。

 電通が政治に介入するようになっている日本の政治は大きく劣化したままだ。広告屋の言いなりになった政治家なのか、政治家の言いなりになった広告屋なのか、どちらが政治を動かしてるのかはわからないが、少なくともマスコミ各社が電通の悪口を言えない状況であることは確かである。東京五輪で電通はどれだけ儲けたのだろうか。そして小池百合子は都民のゼニをどれだけ電通に貢いだのだろうか。

 広告なしに成立しなくなった現代社会はそのために多くの弊害を受け入れることとなった。そして垂れ流される広告の中には有害なものは詐欺的なものまで含まれるようになった。そういう広告を排除することは困難である。どんな詐欺師であってもゼニさえ払ってくれれば広告屋にとってはお客サマであるからだ。

 オレは広告のウザさに辟易しつつ過ごしてるが、考えたらその広告の中に役に立ったものがあるかも知れない。楽天市場で購入した商品に関連する広告が出るようになって、結果として自分のお気に入りのものを手に入れたということがあったことは否定できないからである。その好ましい結果としてオレはNB(ニューバランス)のスニーカーを3足も手に入れて交互に履いているからである。


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exajoe at 15:23コメント(1)暴論 この記事をクリップ!

2024年07月23日

円安ドル高の終焉とNISA


 7月末に日銀が利上げを行うことはもはや既定路線のようである。そして9月にはFRBが利下げを発表する。日米金利差を理由に続いてきた円安ドル高の流れはここでトレンド転換する可能性が出てきた。そうなるとどんなことが起きるのだろうか。

 日本ではNISAの資金で米国株中心に運用する投信が買われてきた。それは株高とドル高のおかげでかなりプラスになっているはずである。もしもここから円高が進むのならば、その分の株高が起きない限り額面は目減りすることになる。そうなるとNISA投資家たちはどうするのだろうか。

 7月23日時点で1ドル=155円台のドル相場はこれから150円、140円と下がっていく可能性がある。そうなると米国株中心で運用している投信はかなり下げてしまうのである。NISA投資を始めたばかりの初心者は、資産がマイナスになるという状況に耐えきれずに手放すかも知れない。そうなると雪崩を打ったように株が売られるかも知れないのである。政府が「為替介入」という戦術を取ったことは最終的にそういう結果につながるのである。

 日本経済がこれ以上好転しないという流れ自体はもう変えられない。日本にとってのプラス材料など市場には何もないからである。長期的にはやはり円安ドル高という流れは変えられず、これから1ドルは200円、300円ということになるのかも知れない。だったら我々は日本円以外のものに投資して財産を守るということになる。

 政府の無策ゆえに滅び行くかつての経済大国で、「株を買う」ということもまたリスクなのだ。政府が推奨するNISA枠で買った銘柄はこれから暴落してしまうかも知れないのである。NISAというのは政府による壮大な「ハメ込み」(価値のない株を高値で投資家に買わせること)である可能性をオレは否定できないのである。

 日銀の大規模な金融緩和から始まったアベノミクスというのは、金持ちの財産と企業の内部留保金を劇的に増やしたが、個人の平均所得は下がり、結果として国民を貧しくしたのである。貧富の差を大きく拡大しただけの政策だったのである。その失敗をどうして政治家たちは認めないかというと、自民党に投票するのは主に資産を増やした人たちであるからだ。自民党の議員は「自分たちは支持されている」と思ってるし、実際に富裕層は自民党を支持している。世間的には「富裕層」に分類される人の中で、れいわ新選組や共産党を支持する人などほとんどいない。そして本来なられいわ新選組や共産党を支持して投票するべき立場である多くの貧しい人たちは投票にすら行かない。貧民たちがみんな団結して自分たちの立場を代弁する政党に投票すればたちまち無血革命が実現するのだが、そんなことは起きない。その結果としておそらく日本はこのまま滅びていくだけである。

 膨大な国債を発行することで通貨の流通量を増やした分を若者や貧乏人に回せば、日本は空前の好景気になって少子高齢化はたちまち解消されただろう。豊かになって結婚できる若者が増え、ベビーブームが起きたことは間違いない。今、日本の勤労世帯の多くは、生活に余裕がなくて子育てどころではないのである。夫婦が東京都内で子ども3人作りたいならば、共働きしなくても年収2000万円くらいもらえることが前提だ。2000万円といってもそのうち半分は税金と社会保険料で召し上げられる、だから生活はカツカツなのである。日本が高負担・低福祉国家となってしまったのは、そういう政策を実行し続ける自民党や公明党という政党に国民が投票し続けた結果である。日本国民は今の状況を招いたのが自分たちの愚かな投票行動であったということにいつになったら気付くのだろうか。



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2024年07月22日

セーヌ川は汚すぎる

パリ五輪の開会式はセーヌ川で行われるそうである。それはなかなか面白い演出だと思うのだが、オレが気になるのはあの汚さである。セーヌ川の水はオレには茶色い汚水にしか見えない。こんな水質でどうしてトライアスロンなんてことが可能だろうか。大腸菌は道頓堀川の4倍ということらしいが、そもそも道頓堀よりも汚いところで泳ぐなんて常軌を逸している。

 都市のど真ん中を流れる川が「清流」であることはオレの常識ではありえないわけだが、そもそも泳げるようなところというのは水が澄んでいることが条件だ。「透明度」という基準を設ければセーヌ川は絶対に無理である。

 セーヌ川が汚いこと以外はパリ五輪に関してのやり方は基本的に賛成である。できるだけ既存の施設を使って行うことであるとか、仮設の施設にして終わった後は撤去できるようにすることなどである。

 東京五輪は汚職五輪だった。JOCの財務課長が謎の死を遂げたことで多くのことがうやむやにされた。彼はどうして消されてしまったのか。その死を教唆したのは誰か。背後にいる電通関係者や東京都の幹部はどんな秘密を知っているのか。オレはそれが気になるのだ。

 日本では疑獄事件があると必ず誰かが自殺する。なぜか政治家の秘書が自殺することが多い。口封じのために殺されるのである。安倍政権下では多くの不審死があった。森友学園事件で公文書の改ざんを命じられた赤木さんが自殺したことは国家による殺人だとオレは思ってるし、安倍晋三は裁かれるべき存在だった。彼は山上徹也の凶弾で非業の死を遂げることとなったが、法が執行されて刑務所に収監されていればその事件は起きなかったのである。

パリ五輪はなんらかの不正や汚職と関係ないのだろうか。フランスでは政治家と大企業の癒着や政治献金という名の賄賂はどの程度あるのだろうか。もしもそういうことが明らかになればセーヌ川同様に「汚れた」五輪ということになる。そうなるとこのようなイベントではそういう不正を排除することは無理ということになる。

 東京五輪が壮大な「汚職五輪」だったという事実は世界中に発信された。おそらく日本がこのような一部の連中の金儲けが目的のクソイベントを開催できるようになるのは30年くらい先だろう。30年後には日本は完全に滅びて3流国となって世界の支援なしでは生きていけないように劣化しているかも知れない。そうなると五輪どころではない。

 日本をダメにしたのは政治家である。そしてそのクソみたいな政治家を育てた愚かな国民である。オレのような「正義を訴える声」は常に社会の少数派として黙殺され、歴史の谷間に消えていくだけだ。



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2024年07月21日

母のプチ同窓会



88歳の母を神戸の母の同級生の家まで車で送ってきた。お泊まりである。

 母は小学校1年生の時に父を亡くして、祖母(母の母)は4人の子を連れて郷里である鹿児島県の坊津に帰った。女手一つで4人の子を育てるのに都会よりも親戚のいる田舎の方がいいと思ったからだろうか。小学校1年の3学期に転校してきた母にはすぐに仲良しの友達が出来た。母は男1女3の4人兄妹で、一番下の妹はまだ乳飲み子だった。丸木が浜という場所にあった塩田で働く祖母のところにお乳を飲ませるために連れて行ったこともあったらしい。子供を4人抱える女性が日々の生活のため、男性に交じって肉体労働していることをどうか想像して欲しい。どんなに苦労したことだろうか。

 坊津は米軍の艦砲射撃を受けたこともあり、空襲警報で山に逃げ込んで一夜を明かしたこともあったらしい。終戦を迎えてからも決して生活が楽になることもなく、母が中学3年の時に祖母は子宮癌で亡くなった。大阪にいる父方の親戚を頼って兄妹4人は坊津から出てくることになる。母は泉州地方に多かった紡績の工場で働くことになった。

 坊津出身の同窓生たちは関西に出てきた人が多く、お花見の時期に神戸で同窓会が長く行われていて、母に連れられて須磨浦公園に行ったことを覚えている。その時の子どもがこんなオッサンになって車で母親を送ってきたことを、母の同級生のおばあちゃんたちはどんな感慨で受け止めたことだろう。

 坊津にはもう母の暮らした家はない。そこは空き地として放置され、いちおうその土地の継承者として母はわずかばかりの固定資産税を払い続けている。畑もあるが長いことオレは行ったことがない。そもそも集落にはもう若者はいない。いずれ滅びてしまう典型的な日本の田舎である。 

 小学生の頃の思い出話を楽しくしているおばあちゃんたちを残してオレは大阪に帰ったのだが、その年齢まで元気に過ごすということはとても幸福なことではないかと思ったのである。大きな病気をしたり、癌の手術で乳房や胃、大腸を切除してもなおその年齢まで元気に暮らせている。そして家族とのつながりがあって支援を受けられるし、生活の心配がない。誰もが家庭を持ち、子や孫にも恵まれている。どんなにスタート時点がマイナスであっても、普通に就職して結婚すれば最終的にはこんな穏やかな時間が待っている。それがかつての日本ではなかったか。

 80年前のことを楽しそうに話す母たちを見ていて思うのは、果たしてオレはこの年齢までボケずにいられるのだろうかということであった。最晩年を穏やかに過ごすこととなった母は、最近は食欲も落ちてしまい美味しいものも少ししか食べられないのである。母が好きな赤福をオレは時々ハルカスの近鉄百貨店で買うのだが、それもいつまで続くられるのだろうかと思う。亡くなる前の父と日曜日の昼によくお好み焼きを食べに行ったこととかを思い出す。母と一緒に車で出かけると、たまに私がお好み焼きに誘うことがあるのだが、もちろん母は一枚食べきることができないのでいつも私は1.5枚食べることとなるのである。

 あと何年母が元気でいてくれるかはわからない。だが、同居しているおかげで母が元気なうちはずっと見守ってあげられそうな気がする。オレももうすぐ仕事を引退してただの年金生活者になるので時間はあるだろう。



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2024年07月20日

偏差値70のクラス



 偏差値70のクラスと偏差値40のクラスの違いは何かというと授業態度や雰囲気である。偏差値70のクラスではチャイムがなるとすぐに着席して机の上には教科書やノートが準備されるわけだが、偏差値40のクラスではそもそもチャイムがなっても着席しないのである。いつまでも休み時間の気分でおしゃべりしていて、もちろん机の上も何も準備できていない。それどころか休み時間中にトイレに行くこともできていないので、授業が始まってすぐに「トイレ行かせて下さい!」と挙手する馬鹿がいる。学力偏差値の低い生徒は基本的にトイレトレーニングさえできてないわけである。

 オレはこの授業態度というものはすぐに変えられると昔は思っていた。つまり、授業態度をきちんとすれば自然と成績はそれにつれて上昇するものだと思っていたのである。しかし、何十年も教えてきてつくづく思うことはそれが無理だということである。まじめな態度でちゃんと授業を受けようとするのは「人間性」の問題であり、そこは人間の根本の部分である。それをたかだか一教師のオレが変えられるわけがないのである。授業態度がきちんとしている生徒はそもそも偏差値40の世界には落ちてこないのである。

 偏差値70のクラスの自習時間ではみんな手が動いている。数学や理科の問題を解く者はノートにしっかりと書きながら考えている。「自習」といえども密度の濃い勉強が出来ているわけだ。きちんと「負荷を掛けた学習」ができているのである。

 偏差値40のクラスの自習時間では手が動いている生徒は少ない。多くの生徒が参考書や単語集をただ「見ている」だけである。たまに手が動いている生徒がいてもそれは同じ英単語を10回書いていたり、明智光秀、明智光秀と何度も書いているのである。そもそも「学習する」ことに対する向き合い方が全く違うわけである。勉強の質が伴わない以上、いくら時間を掛けても何年浪人しても結果は変わらないのである。楽なことをいくらしても筋トレの結果が出ないように。見てるだけの生徒は短期記憶しか身につかない。「なんでちゃんと覚えないんだ?」と訊くと、「今覚えても受験までに忘れるから直前に覚えようと思います」という愚かな答えが返ってくるのである。

 どうしてこんな違いが生まれるのか。それは幼い頃からの勉強への向き合い方だとオレは思っている。「塾に行かされる」「私立中学に行かされる」という他からの強制が学習の動機付けになってるのは不幸だ。そんなことではいつまでたっても主体的に学ぶことはできないのである。

 オレは授業開始時の挨拶、椅子に座るときの姿勢、背筋を伸ばして教師に正対する座り方をしてない生徒への注意をしつこくするが、偏差値70のクラスというのはそれが自然にできている生徒たちであり、偏差値40というのはそういう基本的なことから指導しないといけない生徒たちである。

 しかし、私立中学に入学してくる生徒は中学1年の最初の授業ではみんなお行儀が良くて「偏差値70の授業態度」に近いのである。それが時間を掛けて堕落する生徒と、維持するだけではなく向上する生徒、それぞれが程度に応じて上下に拡散していくのである。そう考えたとき、授業というのはやはり「形から入る」ということは大切なんだろうとオレは思っている。空しい努力であっても、オレは形にこだわりたいのである。自分が時代錯誤のオッサンであることを自覚しつつ、時代の変化についていけないオレはもうすぐ教育の世界から退場していく。生徒たちはもはやノートと鉛筆を不要とする時代になっていくのである。



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2024年07月19日

BYDなんか買うなよ!



 BYDの中国製EVが日本市場を狙っている。欧米諸国が中国車の関税強化などの政策で中国車の締め出しを図ってるのに、日本政府は馬鹿みたいに補助金を出して普及を後押ししているのである。アホかと言いたいのである。

 中国国内では不動産バブルが崩壊したことで深刻な不況に陥っている。政府はさまざまな対策を実施しているがほとんど効果を上げていない。それで輸出を増やそうとして躍起になっているのである。ロシアにじゃんじゃん武器を売ってるのもそういう理由からである。中国が外貨獲得できる手段が限られているため、EVの売り込みに必死なのである。

 そもそも日本人は中国製EVを買うだろうか。少なくともオレは買わない。製品を信頼していないからである。たとえば製品保証に関する価値観が全く違う。日本では5年保証というと「5年間は壊れない」という意味だが、中国では「5年間は壊れたら無償修理します」という意味であり日本とは全く違うのである。

 オレがこれまでに乗った日本車で、新車で購入後5年間の間に走行不能になるような致命的な故障が起きた車は一台もない。5年経過しないうちに日産EXAではパワーウインドウの不具合があったが、走行に支障があるほどではなかった。少なくとも購入後5年以内で、走ってるクルマが道路のど真ん中で止まるなんて目に遭って困ったことは一度もなかったのである。だからオレはずっと国産車を愛用しているのである。

中国は価格を下げて豪華な中国製EVを日本で高級車を購入する層に売りつけようとしてるが、そういう層はBYDではなくてレクサスやBMWを買うのである。そこでBYDという選択肢があるのは中国系の住民だけである。もしかしたら中国系の方であってもやっぱり信頼できるレクサスの方を選ぶのかも知れない。

 中国は景気悪化している上に国内市場が飽和状態である。何が何でも日本でEVを売りたいのである。その結果としてイオンモールのような大型商業施設にもBYDのディーラーが入居している。そんな場所にカーディーラーを置くという発想は日本のメーカーにはそもそもなかったのである。

 中国政府はかなり資金難のようで、公務員の給与が減らされてるという情報もあるが、その真偽のほどはわからない。習近平という独裁者がいる以上、それが景気悪化につながる馬鹿なことでも平気で仕掛けてくるわけで、権勢欲にまみれた馬鹿がトップになるととんでもないことになるわけだ。日本でも大阪や兵庫、奈良でその人体実験が行われているが住民にとってはたまったもんじゃないのである。

EVには巨大な容量の電池が搭載されているが、これがそもそも安全なのだろうか。テスラにしても発火事故を起こしているわけだが、日産リーフではそうした事故は皆無らしい。中国国内でのBYDの発火や爆発事故は外国には報道されないわけで、どれだけのリスクがあるのかは正直なところわからないのである。ポルシェのEVでさえも輸送中に火災事故を起こして海運会社から断られる始末である。安全なEVを作る技術があるのは日本メーカーだけかも知れないのだ。

 韓国のヒュンデは日本市場から撤退した。日本人が買ってくれなかったからである。再上陸の話も聞くが、そもそも日本市場で勝負できるような車はない。もしかしたら韓流好きの馬鹿が買ってくれるかも知れないが、結局は売り方次第だろう。もちろんオレは絶対に買うことはない。

 ただ、BYDのEVバスはすでにたくさん日本に導入されている。環境負荷の削減という明確な意志をアピールできるだけにバス会社にとっては一つの戦略として導入されているわけだが、おそらくコストは通常のディーゼル車よりも高いだろう。

 BYDの日本進出は必ず失敗するとオレは断言する。成功させる方法もないわけではないが、きっとオレのところに頭を下げて訊きに来ることもないだろう。


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2024年07月18日

オレの鼻炎薬を返せ!



 オレは花粉症である。そして花粉の季節を過ぎても鼻水に悩まされている。花粉以外にもアレルギー物質があるのだろう。そういうわけで時々鼻炎薬を飲んでいる。そんなオレのお気に入りは「クニヒロ鼻炎薬A」という薬であり、それを楽天市場で安く購入していたのである。以前はスギ薬局で一箱48錠を900円くらいで購入していた。ところが同じものが楽天市場で548円で売られていたのでそっちに切り替え、さらに96錠入り1054円という激安品を見つけて買っていたのである。

 そのクニヒロ鼻炎薬Aはいつのまにか品薄になって買えなくなり、楽天市場では値上がりして一箱548円だったものが1000円を超えるようになった。それならまだスギ薬局の方が安い。しかし、スギ薬局でもその商品は品薄になり、そのうち店頭から完全に姿を消したのである。

クニヒロ鼻炎薬Aには塩酸プソイドエフェドリンという成分が含まれる。オレは同じ成分の代替品を探して、スギ薬局の店頭に並ぶ鼻炎薬の中から「アトラスミン鼻炎薬{小林薬品}」というものを発見した。今はそれを時々服用しているのである。そんなに頻繁に飲むわけではないので依存症にはなっていないと思っている。

 さて、このクニヒロ鼻炎薬はなぜ店頭から消えたのか。そこには理由が存在したのである。その成分である塩酸プソイドエフェドリンは、なんと覚醒剤を製造する原料となるからである。日本という世界一覚醒剤を高く買ってくれる市場をクスリの売人たちがほっとくわけがない。しかし密輸は困難である。それで今は日本国内に製造拠点が作られているのである。その組織は覚醒剤の原料としてこの 塩酸プソイドエフェドリンを含有している鼻炎薬を市場で買い占めたのである。だから店頭からも楽天市場からも消えてしまったわけである。そうして入手した鼻炎薬を用いて犯罪組織は覚醒剤の大量生産に成功したのである。

 大規模な設備がなくても覚醒剤は製造することができるらしい。試しに「覚醒剤」「作り方」で検索してみたがさすがにそんなにヤバい情報は出てこなかった。おそらくその製造法というのは麻薬密売組織のトップシークレットなんだろう。そんなヤバいものを製薬会社が本気出して作れば大変なことになる。その昔、ヒロポンは普通に薬局で販売されていたわけだからきっと工業的に大量生産していたのである。

 覚醒剤は学生や主婦、普通のサラリーマンから最近は高校生にも広がってるという。多くの中毒患者を生み出し、一度中毒になるとその後もフラッシュバックに生涯苦しむことになる。そんなものを流通させている売人や製造者は厳罰、時には死刑を科してもいいとオレは思っている。日本は薬物事犯に対して甘すぎる。検挙された人はほとんど入手経路については口を割らない。もしもチクれば二度とその相手から買えなくなるからである。逆に入手元を白状しない連中はみんな初犯でも実刑にすればいいとオレは思うのである。売人は問答無用で死刑、外国人でも容赦なく死刑にすべきである。これ以上の拡散を絶対に阻止しないといけない。シャブ中のドライバーが暴走したり無差別殺人したりすればどうするのか。



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2024年07月16日

石丸現象をどう捉えるか?



 石丸伸二が統一教会の回し者であり、ただのペテン師であるというのはオレの見立てである。選挙参謀に萩生田の関係者がついていたりして、背後に自民党がいたことは明らかだ。彼の目的は「浮動票の獲得」である。浮動票が取れることで、組織票のある小池百合子の当選は確実となる。都知事選挙ではこのような「当選を目的としない」候補者が問題となったが、石丸伸二もまたその一人だったのである。

 ただ。有権者の中には「既存の政治家に飽きた」「なんかしてくれるのじゃないかと期待した」という層がある。そういう層を残念ながら古い政党は掴めていない。共産党なんか今や支持者の平均年齢は70歳を超えている。もうそういう政党では若者の心は掴めないのである。だから参政党やNHK党のような泡沫政党が跳梁跋扈するのである。

 オレはそういう若者の支持を得るために共産党は何より党名変更が必要だと思っている。マスコミが電通の下僕となった今、『赤旗』の取材力は日本一である。自民党の裏金問題も赤旗がなかったら報道されることもなかった。官房機密費が有権者の買収に使われているという事実も赤旗がスクープした。おそらくメディア関係者は接待されて政府のポチに成り下がってるのだろう。

 「共産主義」という言葉が一人歩きして、中国やロシアのような専制独裁国家が共産主義の本家であるかのように誤解された。その二国はただの独裁国家であり共産主義などではない。そもそも世界のどこにも共産主義を実現した国はない。共産主義というのはマルクスが考えた理想の姿であり、人民の貧富の差などの格差を無くすことなどそもそも不可能である。それを理解しない大衆に向かって自民党や統一教会に感化されたネトウヨの連中、そして勝共連合の影響を強く受けた芳野友子などは「反共」が正義であると信じ、共産党が政権を取ると日本は中国やロシアのようになるとプロパガンダしてきたのである。日本を中国やロシアのように言論弾圧して戦争の向かわせるのはむしろ維新の会や自民党であることは明らかなのに。

 「石丸現象」というのはひとえに「有権者の劣化」であるとオレは思ってる。ようするに馬鹿が増えたということである。それは大阪のような馬鹿率の高い地域を維新という反社政党が支配するようになったことからもわかる。オレのような「カシコ」は常に大阪では迫害の対象であった。だからオレは大阪を脱出して学生時代を京都で過ごした。京都には頭のいい人をリスペクトするアカデミックな雰囲気があるが残念ながら大阪にはない。だから大阪では横山ノックのような知事が誕生するのである。

 石丸のような「まがい物」はオレのようなディベートの達人と対決すれば瞬殺される。オレでなくてもたとえば山本太郎や志位和夫、暇空あかねさんなどとディベートさせればいいのである。大石あきこさんと戦わせてもいい。彼の薄っぺらさはたちまち明らかになるだろう。京都大学出身者同士ということで、もしもテレビ局が対決の企画を組んでくれるならオレは喜んではせ参じたいのである。

 石丸現象はますます選挙の意味を空洞化させるだろう。しかし、都知事選挙の投票率は60%を超えたという。オレはそこに期待する。おかしな候補者のお陰であっても、大衆が選挙に興味を持つのはよいことである。オレはそこに一つの可能性を期待しているのである。



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2024年07月15日

SNSで街おこししかない


 どうやって地方を元気づけるかということであれこれ議論がされているが、そもそも今の時代には「広告宣伝」ということが昔とすっかり変わっているのである。たとえば昔はどこの家も新聞を取っていたのでそこにチラシを入れればスーパーの特売とかは宣伝できたわけだが、今はそもそも新聞を読まないしテレビも視ないのである。オレの息子もネットフリックスとかは視るが地上波のTVは視ないのである。今や朝ドラや大河ドラマを視ているのは老人だけかも知れない。

 そうなると広告宣伝というのは、著名なユーチューバーに紹介してもらうのが一番効果が上がるということになってしまうわけで、それ以外ではたとえばインスタに写真をあげてもらったものが拡散して知られるというパターンである。

 オレのような泡沫コラムニストが記事にしたところで大阪の多数派の馬鹿の洗脳を解くことは困難であり、いつまでも維新の会はのさばっているわけだが、最近はオレ以外にもSNS上で維新叩きをする方が増えた。兵庫県知事のパワハラ問題は関テレが報道し始めた。自殺者を2名も出してしまったことを思えば遅すぎるのだが、「死をもって抗議する」と遺書に書いて亡くなった方のことを斎藤パワハラ知事はどう思ってるのだろうか。あのクソ野郎らしい開き直りには呆れるのである。

おいしいお店を紹介したり、名物や美しい景色を紹介すればそれはやがて多くの方の目にとまる。美しい夕日や朝日、工夫したインスタ映えの写真一つでその土地の運命が劇的に変わることさえある。そうした奇跡によって海辺の名もない町が世界中からの訪問者を集めたりするのである。

 日本にはまだまだ美しいものがたくさんあるし、オレはその多くをまだ視ていないのである。生きているうちにどれだけ視ることができるのだろうか。定年退職して毎日が休日になればそれこそベストシーズンを追いかけて日本中、世界中を旅できるだろう。

旅行をするときに昔ならガイドブックを買ってそれを読むことで情報を仕入れたものである。今は必ずその土地に関して誰かが書いたブログ記事やSNS情報が参考になる。食べログにどんなレビューがあるかで我々はお店を選ぶときの参考にする。だから逆にそこにサクラのコメントを大量に載せることで自店を称賛し他店をdisるという卑怯者もまた生まれてしまうわけである。オレが人生の中で本当にdisりたいと思ったのは巣鴨にあった老夫婦の営む古い洋食屋である。不潔な店内には大量のゴキブリが棲息していて、オレは食べていて気分が悪くなってオムライスを残して逃げた。あの店は今も営業しているだろうか。

 ただ、世の中には広告が溢れすぎであるとも思う。動画を視てるとしょっちゅう広告に妨害される。ネットがここまで広告に支配されるなんて誰が予想しただろうか。広告のない世界で静かに暮らしたいとも思うのである。




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exajoe at 23:30コメント(1)暴論 この記事をクリップ!

2024年07月13日

兵庫県政の混乱について


 兵庫県の斎藤知事はひどいパワハラ体質らしい。職員から「遠足」と陰口をたたかれている視察の時は、訪問先で職員を整列させ、列がズレてるだけでキレるとか。「オレは知事サマなんだぞ、エラいんだぞ」というその行動はまさに裸の王様、こんな人間だけは絶対にリーダーにしてはいけないという典型なんだという。

 その斎藤知事のパワハラを、退職前に「このまま放置することはできない」と訴えた元局長に対し「告発内容は嘘八百」とその元局長の退職を取り消させた上に処分を行ったのが知事と副知事だった。副知事は「内部告発者を守る」という当然の行動を取るべき所、逆に知事と結託してその元局長を追い込んだのだ。こんなひどいことが許されていいのか。

 元局長は姫路市内の民家で死亡しているのが発見された。死亡の経緯は明らかにされず、兵庫県警は「状況から見て自殺」とだけ発表した。オレはその「自殺」という部分にも疑いを感じている。もしかしたら他殺ではないのか。
 斎藤元彦知事は維新の推薦によって誕生したまぎれもない維新知事であり、その行動は吉村洋文や松井一郎などのパシリそのものである。維新トップには媚びへつらう一方で、部下の職員にはパワハラを繰り返すゲスな人間である。こんな人間を兵庫県民は知事として選んでしまったことを大いに恥じるべきだ。

 この斎藤知事のパワハラ問題に関して知っておきたいのは、他にも自殺した県職員が存在するということである。昨年、阪神とオリックスの優勝パレードを維新の連中は政治利用しようと寄付を集めたが、その寄付に関わったH課長がその後に自殺されているのである。そのことをオレは最近になって知ったのだが、そもそも優勝パレードを政治利用しようとする維新の連中のクソみたいな行動は職員にとっては迷惑そのものである。

 テレビ局もこの知事のパワハラ問題に関して報道を始めた。ただどの報道も「維新知事」であることをきちんと報道していない。もしかしたらそこでテレビ局は維新に忖度してるのかも知れない。奈良県でも維新知事が博物館の収蔵品を大量廃棄しようとしていることが話題になってるが、大切なのは「維新知事なんてろくでもないクズばかり」という事実を国民が認識することだ。

 まともな人間なら維新のような反社政党には入らないし、うっかり入ってもすぐに辞めている。田中康夫さんは短期間維新に所属してしまったことを「黒歴史」と語っている。維新議員として当選したが2期目の選挙を経験せずに引退することになった方から「こんなひどい組織は政党じゃない」というお話を聞いたこともある。

 知事は「辞任しない」と開き直り、片山副知事は辞めることになったが維新の要職に天下りすることとなった。おそらく次の選挙に出てくるのだろう。告発した元局長を維新県議は「つるし上げる」と息巻いたそうである。まるでヤクザ組織である。こんな連中が県政に関わっている兵庫県民の不幸をオレは思うのである。

 亡くなった元局長の死の真相はきっちりと明らかにして欲しい。そしてそれが「他殺」だったとしたら誰がその命令を下したのか。奈良県では維新知事の方針に逆らった維新の奈良県議が不審死していて、これも「自殺」と処理されている。この壮大な闇を明らかにしようとしているオレも維新に命を狙われるのかも知れない。オレの家の前に時々タバコの吸い殻が落ちているが、維新の息のかかった暴力団の連中に見張られてるのかも知れないのである。



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2024年07月11日

アリはどこに消えた・・・・



 帰宅してガレージに車入れてから足下に何か黒い影を見つけ、すばやく踏みつけた。どうやらそれはGのようだった。翌朝、確認すると足下にGの死骸があった。オレの踏んだ位置から少し移動していたので、断末魔のあがきで逃げようとしたのだろう。
 それから3日経過したが、Gはそのままの位置に干からびている。オレはとても不思議に思ったのである。

「なんでアリの餌にならないのか?」

 最近アリはめっきり減った。園芸用品店にはアリを殺す薬剤が普通に販売されている。アリというのはそれほど園芸の敵なのだろうか。ハキリアリなら敵かも知れないがそんなのは日本にはいない。地中に巣を作られることは植物にどんなダメージを与えるのだろうか。そもそも耕されるような危険な場所にアリは巣を作らないと思うのだが。

 アリがいないので、死んだGは運ばれることもなく放置され、人間の手で片付けなければならないのである。昔は室内で砂糖をこぼすと「アリが来る」と言って叱られたし、実際に部屋の中にアリは入ってきた。どうやってアリは餌を探知したのだろうか。今でも不思議なのである。

 昆虫はどんどん減っているらしい。昆虫マニアの乱獲もあるかも知れないが、そもそも人間の生活環境が「虫は排除」ということを徹底してるわけで、我々は虫が存在しない空間で生活しているのである。もっとも目に見えないダニなどは無数にいるらしいが。

 子供の頃は黒い大きなアリと、少し小さな少し赤いアリの2種類が家の周りのそこら中にいた。捕獲したアリを閉じ込め、巣を作る様子を観察できる容器も販売されていた。今はその捕獲すべきアリがいないのである。住宅地ではなく公園にはいるのだろうか。

 減ったものとしてはハエも同様である。子供の頃はハエというのは家に普通にいたわけで、それを捕獲するハエ取り紙というのもあったし、食卓には食べ物にハエが止まらないようにカバーをかけていたりした。どうして蚊は滅びないのにハエは滅びたのだろうか。トイレが水洗になってハエの幼虫であるウジが生活できるような環境が激減したからだろうか。

 そうした小さな変化がいつのまにか生態系の大きな変化につながっていく。絶滅しないと思われていた生き物が実はもうほとんど絶滅していたりする。瀬戸内海のカブトガニはじょぼ絶滅してしまったが、かつては干潟の広がる海岸には普通に棲息していたのである。我々の住環境の変化は、家で棲息してる多くの昆虫の生活を変えてしまったのかも知れないのである。

 クーラーの室外機とか、床下とか、もしかしたら虫は新たなすみかを求めてそうした場所に進出してるのかも知れない。オレは屋外にあるクーラーの室外機を見て、「この中にゴキブリが巣を作ることとかないのだろうか」と思ったのである。



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2024年07月09日

アメリカの正義と日本の悪



 アメリカはすごい国だ。貧富の格差はものすごいし、金持ちのレベルはどこまでも突き抜けている。日本の金持ちなんか比較にもならない。その一方で最近日本では激減したホームレスは街にたくさんいる。治安も悪くて年間に1万人以上が銃で死んでいる。そういう点でも日本とは比較にならない。だから「住みよさ」という点では圧倒的に日本が勝っているとオレは思う。性犯罪もアメリカは日本とは比べものにならないほど多い。

 しかしアメリカには大きなアドバンテージがある。それは「正義」である。どんな身分階級であっても罪を犯せばバレた時にきちんと裁かれる。元大統領のトランプも有罪になるし、バイデン大統領の息子も麻薬で逮捕される。日本ではそんなことは期待できないのである。政治家の脱税はお咎めなしだし、安倍晋三のお友達なら準強姦でも不起訴である。兵庫県警は連続幼女殺害犯を県警幹部の子という理由でお目こぼししていた。政治家や銀行が関わっているインサイダー取引は立件どころか調査もされない。アメリカならそんな悪質なものは罰金1億ドルとか懲役10年だろう。アメリカにはちゃんと「正義」が存在するのである。

 オレは今日本にもっとも必要なものはその「正義」なんだと思うのだ。政治を金儲けの道具にしか考えてない連中(自民の裏金議員)や、住民を巧妙に騙して公共財を利権に換えて売り飛ばす連中(維新の会)なんかをきちんと検挙してもらいたいのである。その犯罪をちゃんと裁いてもらいたい。オレはそれを強く訴えたい。これから死ぬまでのオレのライフワークはその「正義」を訴えることしかないと思っている。

 兵庫県では知事のパワハラを訴えた元局長が自殺した。そこにどんな闇が存在するのか。どうして告発者の人権が守られないのか。彼が訴えた内容は知事に「事実無根」と否定され、告発者の渡瀬さんには局長から係長に降格するという懲罰人事が行われた。こんな「不正義」がまかり通っている社会にオレは激しい怒りを覚えるのだ。

 どうか野党は「正義」を旗印にして欲しい。裏金脱税議員の全員逮捕を公約にして欲しい。日本に正義を取り戻すことを強く訴えて欲しい。こんな情けない国をそのままにしないで欲しいのである。


追伸:

江草乗は協力して下さるユーチューバー、Vチューバーの方を募集します。私の主張は文字ベース、テキストベースなので今の時代にはなかなか若者には伝わりません。どうか私に賛同し、その上で一緒に活動して下さる「正義」を愛するユーチューバー、Vチューバーの方は私に連絡してください。よろしくお願いします。





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2024年07月08日

石丸伸二の目的は何か?




 東京都知事選挙で話題になったのは無党派の石丸伸二候補が蓮舫候補よりも多くの票を集めたことだった。特に20代の若い世代の得票率は高かったし、無党派の票も多く獲得した。しかし、彼は最初から都知事選挙に勝つ気はなかったとオレは思っている。石丸を背後で操ってる大人はいったい誰なのか。どうして石丸のクソ面白くもない動画がバズるのか、そのあたりをオレは考察してみたい。

 資本家にとって小池百合子というのはゼニでどうにでもなる便利な存在だ。その虚飾の仮面を守るためにさらにゼニを使って広告屋の機嫌を取らないといけないのが小池である。だからこそ都知事のポストに置いておきたい存在なのだ。ところが蓮舫が候補となったことによって、下手をすると小池が落とされるかも知れないという異常事態が起きた。さて、どうすれば小池を守れるのか。そのもっとも有効な方法が、小池批判票を分散させることである。どうせ小池に入れてくれないのなら、その票を分割すれば小池が勝てるのである。そのための当て馬が石丸だったとオレは思っている。石丸と蓮舫の票を合計すれば小池を上回る。

 石丸はまともに議論が出来ない。彼の論法は相手が訊いたことに対して答えずに自分の主張を延々と繰り返すだけという手法である。常に自分の土俵で話そうとするわけで、こんなものはディベートの世界ではクソである。ひろゆきみたいな人間がもてはやされる風潮の中で、全く中味も人間味もない石丸伸二は、世間の何も考えてない若者を巧妙に洗脳して自分に投票させたと言えるだろう。裁判で訴えられることも彼にすればすべて計算ずくである。敗訴しても別にゼニを払わなくていいというのはひろゆきをみればわかる。

蓮舫の当選を全力で阻止するためには選挙そのものを茶番にしてしまい、そこに政策論争を持ち込ませないことが必要だった。そういう意味ではNHK党やその他の泡沫候補たちもいい仕事をしたと言えるだろう。

 東京も大阪も、本来「公共財」であるべきものがどんどん利権化されて売り飛ばされていく。そして得られた巨額のゼニは一部の人たちをさらに豊かにする。貧しい人をどんどん排除したり貧困ビジネスの支配下に囲い込ませたりする一方で、庶民の手が届かない億ションが立ち並ぶ。これは東京も大阪も似たような構造である。

 通勤電車に有料座席が導入され、わずかな差額を払うことで快適に通勤できる者と、そのゼニも出せないために苦しむ人との格差が発生する。関西では阪急電車も有料特急の導入に踏み切るという。

 蓮舫候補が敗れた原因を「共産党が支援したからだ」と吹聴している連中がいるし、立憲代表の泉健太もおそらくそう思ってる程度の馬鹿である。そういう形でリベラル勢力を分断することで誰が得をするのか。それは自民党を背後で支配する統一教会や、創価学会のようなカルト勢力であり、萩生田のような裏金まみれのクソどもである。

 都知事選挙は本来なら正義と悪の対決にしないといけなかった。東京五輪、神宮外苑開発といった「ゼニのための政治」を終わらせ、東京都を市民の手に取り戻すための戦いにしなければならなかったのである。しかし、いつのまにかそういう大義は忘れ去られ、多くの若者や無党派層は石丸の扇動に乗せられ、結果として小池が漁夫の利を得たのである。

 弱者は連帯しないといけないのにどうしてこんな結果になってしまうのだろう。貧しい老人と若者はどちらも大資本に搾取される立場なのにどうして連帯できないのだろう。

 オレはこれまで無為に過ごしてきた。もっと早くこのこのことに警鐘を鳴らすべきだった。もっと早く政治の世界で訴えるべきだった。老境にさしかかったオレは世間から見ればただの老害であり過去の遺物である。オレのような活動家のなれの果てなど若者は相手にしない。

 「騙されるなよ」とオレが言ったところで若者はこれからも石丸のようなペテン師に騙されるだろう。かつて大阪の住民が橋下徹という詐欺師に騙された結果どんな悲惨なことになったのかは一部の人にしか理解されてない。その被害はマスコミによって隠蔽されている。ペテン師は永遠に政治の世界に存在し続け、それは大きな悲劇を生む。もっともペテン師たちは常に巧妙な言い訳を用意しているのである。



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2024年07月05日

バイデン大統領と免許返納




 バイデン大統領はもうただの老人だ。こんな半分認知症の老人がアメリカ大統領であっていいわけがない。オレは最近そう感じている。81歳という年齢は自分がそこにさしかからないとまだわからないことも多いのだが、少なくともそういう老人に国家の判断を委ねるのは危険である。もっともトランプのような無法者に委ねるのも危険なことこの上ないのだが。

 そのバイデンがしつこく大統領再選にこだわる姿を見ていてオレが思うのは、回りから免許証返納を勧められてるのにそれを拒否する老人の姿である。実際に事故を起こしているのにもかかわらず「まだ大丈夫だ」と老人が返納を拒否する姿は、討論会でしどろもどろだったのに「次は大丈夫」とあくまで候補から下りないバイデン大統領の姿と重なるのである。

 そういう頑固な老人はどうすれば説得できるのだろうか。実際に事故を起こしてもらうしかないのか。しかし大統領がそういう事故レベルの失敗をするということは、アメリカ国民にとってはとんでもないリスクになってしまうだろう。

 民主党内には候補者がいないという。どうだろうか。オレから視れば民主党の他のどの大統領候補であってもサイコパスのトランプよりはマシに思えるのだ。選挙結果を不服として国会議事堂に暴徒を乱入させた国家反逆罪レベルの基地害がなんで大統領候補なのかオレにはわからないのである。もっとも元大統領や大統領の息子であってもきちんと裁判で有罪になるという点でアメリカの司法制度はきちんと独立性が保たれている。元大統領に死刑判決が出る韓国も同様だ。政治家なら犯罪も無罪になるという放置国家は日本くらいじゃないだろうか。安倍晋三なんか刑務所に入る前に殺されてしまったわけで、きちんと収監していれば命は助かったのである。

 免許返納しない頑固な老人はどうすれば返納するのか。それができないから日本中で多くの高齢者による暴走事故が起きていて、大勢の若者が犠牲になっているのである。道路で遭遇する高齢のトンデモドライバーを見て思うのは「こういう下手くそは電話一本で免許剥奪させられる制度を作って欲しい」ということである。オレはその昔、坂道で先行車がゆっくりと後ずさりしてきてオレの車の前方にぶつかられたことがある。警察をその場で呼んだのだが、高齢者は「追突された」と延々と主張して困ったことがある。ろくにろれつが回らないしゃべり方の老人のおかしな反応で警察は正しく状況を理解してくれたわけだが、そういう迷惑な老人ドライバーは一発取り消しでいいと思うのである。

 バイデンを辞めさせられない民主党の他の幹部も情けない。今候補者を差し替えれば逆転できるのである。どうしてそれをできる者が誰もいないのか。オレはトランプ再選となってしまうことを恐れているのである。かといってバイデンもだめだ。ダメな候補しかいないのはまるでもうすぐやってくる自民党総裁選挙である。


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2024年07月04日

役所広司を探せ!


 オレの職場には清掃業者が入っている。最近、その業者のところに外国人実習生が来ているのだが、まだおそらく20代前半と思われる女性たちである。指導を受けてさまざまなところを甲斐甲斐しく磨いてるその姿はとても健気である。

 さて、その若い女性たちなのだがオシッコで男子トイレを使おうと入った時に、たまたま洗面台のところを清掃しておられたのである。オレは慌てて個室に入って座って放尿したのである。さすがに若い女性の前で堂々とオシッコすることには抵抗があったのだ。

 では、若い女性ではなくておばちゃんならいいのかということだが、おばちゃんと言っても多分オレと同世代かオレよりも年下である。もしも掃除しているのが役所広司なら堂々とズボンのファスナーを下ろせるが、黒木瞳だとたぶんドキドキしてしまって個室に逃げ込むと思うのである。

「そういうお仕事だからそんなの気にしない」と言ってしまえばそれまでである。しかし、もしもオレみたいなオッサンが女子トイレの掃除をしていれば、さすがに女性は入りづらいだろう。トイレの入り口に「清掃中」とか「役所広司風のオッサン清掃中」と表示していればいいのだろうか。そんなことをオレは思うのである。

 世の中には「モロだしおじさん」という厄介な存在がいる。オレは大学生の時に深夜の東山三条バス停付近で遭遇したことがある。モロだしおじさんはバスを待ってる女性に近づいて、コートの前をはだけてフルオープンにして、女性が悲鳴を上げて逃げるのを楽しんでいた。当時髪が長くて肩近くまであったオレのところにもそのオッサンは来た。そしてコートの前を開いた。オレはドスを効かせた低い声で「オッサン、その粗末なものさっさとしまえよ」と言ってやった。モロだし男は驚愕して退散していった。そういう「見せるのが趣味」という変態は、最近は混浴の温泉地によく出現するそうである。残念ながらオレにはそういう趣味は全くない。

「おばちゃんが男子トイレも清掃する」という文化は昔からのものである。そういう職場には若い女性はあまりやってこない。清掃業者には若い男性もいるが、なぜかトイレ掃除をされてるところは見たことがない。得意不得意は別にして、やはり男子トイレは男性従業員にやらせるか、清掃中の札を出して別のトイレに回ってもらうかすべきであと思うのである。幸い従業員の多い職場なのでトイレも他に使える場所はたくさんある。

 実習生の若い女性たちはもしかしたら映画『パーフェクトデイズ』を視て、そこには役所広司のようなナイスな男性がいると思ったのだろうか。それともたまたま受け入れ先がそこだったのだろうか。

 仕事を辞めた当初の父は、まだ元気だったこともあって「なんか働く場所はないかなあ」とよく語っていた。運転免許を返納して自転車で移動するようになって、その自転車で転んでケガをしてからは徒歩で移動するようになった。余命半年を宣言されてからも私と一緒にお好み焼きを食べに出かけたりしていたわけだが、もしも何らかの軽作業の仕事をしていればもっと健康寿命は長かったのかも知れない。

 お掃除中のトイレには入りづらくて、ついつい他のトイレまで回り道してしまうオレの行動はおかしいのだろうか。女性のみなさんの声を知りたいのである。



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2024年06月28日

中華烈女の死を悼む



 中国江蘇省蘇州で日本人学校のスクールバスを待つ日本人母子らが中国人の男に刃物で切り付けられた事件で、刃物男がバスへ侵入するのを阻止しようとして刺されて重体となっていた中国人女性が亡くなったことが分かった。回復を願っていただけにオレは悲しくてならない。どうしてこんな事件が起きてしまったのか。

 無差別殺人を起こそうとするサイコパスはどの社会にも存在する。それを我々はどうやって防げばいいのか。教育には限界がある。かといって予防拘禁したり、未来殺人罪で検挙することもできない。トムクルーズが出ていた『マイノリティレポート』というのはそういう内容の映画だったと思う。

いくら予防しても準備しても100%防げない以上、結局のところ社会はそうした事件が発生してから防御するしかないのである。必死で現場の人たちが立ち向かうしかないのだ。アメリカで毎年のようにおきる無差別乱射事件も同様である。銃社会のアメリカが払わなければならない社会的な対価が、無差別殺人による死の可能性である。アメリカ国民は銃を許容するという結論を選んで今に至るのだ。

 今回の事件で亡くなった女性は、蘇州市姑蘇区在住の胡友平さん(54歳)で、24日午後4時ごろ、蘇州市内のバス停で刃物を持った人物を発見した際に止めに入り、複数回刺されたということである。この胡さんはバスの案内係だった。日本や中国のSNS上では胡さんの回復を願う声が多数投稿されていたという。

 中国の公安局は、この事件で犠牲となった胡友平さんに、市政府に対して「正義と勇気の模範」の称号の申請をしたと発表したそうである。現代ならどんな称号が与えられるのだろうか。オレは彼女のことを「中華烈女」と称賛したい。

 どうして人は自分を犠牲にした行動が出来るのだろうか。もしもそういう場面に遭遇したときに自分はどうするだろうか。自分以外の誰かのために死ねるという崇高な行為を行える人はどこが違うのだろうか。

 オレが気になるのは、日本政府の対応である。中国に駐在する領事館の職員が亡くなった胡さんへ哀悼の意を述べているらしいが、どうして政治家が動かないのか。どうして岸田総理が何か発言しないのか。日本人の生命を救おうとして犠牲になった英雄的な行動に対して、心からの謝意を示すのが政治家のあり方であり、日中友好のために必要な行為ではないのか。

岸田なんか無能でポンコツのクソ総理である。そんな役立たずではあるけれども、こういうときにすぐに行動して習近平に会いに行き、その中華烈女の死を悼み、そして彼女の遺族が困らないようにと見舞金を渡すくらいの外交努力はしてもいいだろう。そんなことも思いつかない程度のポンコツなのか。岸田でなくて外務大臣の上川陽子でもいい。どうして政治家は動かないのか。オレはそれが納得できないのである。




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2024年06月25日

命はじける、ロシアンルーレット万博


この記事は100%ふざけて書いています。


 さあ大変だ。万博会場のあちこちからメタンガスが噴出しているのである。会期中にどこかが爆発するかも知れないというスリル満点の万博が開催されるのである。もうこれは前代未聞の大事件だ。昔、岡本太郎という画家は「芸術は爆発だ!」と言ったそうだが、今回爆発するのは芸術ではなくて「万博会場」なのである。ぜひとも万博協会の副会長である吉村洋文には「会場は爆発だ!」と叫んでもらいたい。

 どこで爆発が起こるかわからない土地を参加国は割り当てられている。運良く会期中に爆発しなければいいが、それはどうなるかわからない。もしかしたらパビリオンの下にメタンガスが貯まって大爆発して、パビリオンの中にいた人が全員犠牲になるかも知れないわけだが、万博協会では「メタンガスの濃度は毎日測定する」と答えている。測定したら爆発は抑えられるのか。基準値を超えたら入場制限するのか。そもそもそんな危険な土地であると言うことを参加国には伏せていたのである。メタン爆発事故のことも「伝えて動揺されたくないので伝えなかった」ということである。都合の悪いことは教えないというのが維新スピリッツだが、そんなものを万博にまで発揮しているのである。

 こんなクソ万博を開催すれば日本という国家の恥である。いますぐに中止させて参加国を土下座行脚するしかないのである。そういう意味では元日の能登半島地震は吉村洋文にとって最高の「万博撤退チャンス」だったのである。そこで「復興優先」を主張して中止していたなら、詐欺師はもしかしたらヒーローだったかも知れないのだ。まあ所詮詐欺師、ペテン師のレベルのクソ野郎の吉村洋文にはそんなことはとうてい思いつけなかっただろうが。

 世界初のロシアンルーレット万博、もしも不幸にも爆発に遭遇したらそこで死亡保険金が支払われるという仕組みどうだ。死んだら一人当たり5億円もらえることにすればいいのである。そして入場チケットを購入することが「保険契約した」と見なされる仕組みにすればいいのである。爆発事故=当たり という発想はおまえら凡人には無理だ。オレのような天才にしか思いつけないのである。

 死亡事故には5億円、手や足がなくなれば2億円というふうに保険金額を決定して危険を承知で行う「ロシアンルーレット万博」ということにすれば世界中から命知らずの馬鹿が集まってくるだろう。中には自殺志願で本当にメタンに火を付ける人もいるかも知れないのである。

 オレは今回の記事でむちゃくちゃなことを書いている。しかし、そのむちゃくちゃさを上回るのが、そんな場所で開催することを決めた連中じゃないのか。そこをカジノ用地にしたいために、そのためのインフラ整備をさせるためにむりくりに夢洲開催にこだわった松井一郎とかいうクソ野郎のせいじゃないのか。だったら望み通りのロシアンルーレット万博にしてやればいいのである。

 「命かがやく」どころか、爆発で「命がはじける」この万博、誰が行こうと思うだろうか。誰も行きたくないのである。そんなところに遠足で小学生や中学生を強制動員させようとしている大阪府、大阪市の対応は最悪だ。教職員組合は参加の強制に反対する声明を出した。さて、来年の開催時に遠足で事故が起きればどうなるのだろうか。


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2024年06月24日

なぜ地方は衰退したか?



 一畑百貨店が閉店して島根県から百貨店がなくなった。このように地方の不採算の老舗百貨店が閉店して街が益々寂れていくという流れは止まらない。なぜこのようになってしまったのか。それはすべて国の政策が東京への一極集中を加速したからであり、地方を衰退させたのは国の責任であるとオレは思っている。

 北海道の赤字ローカル線がどんどんなくなってしまったことは誰が悪いのか。国鉄がJRとなり、分社化されたことで東海道新幹線という稼ぎ頭の路線の黒字をJR東海が独占することとなった。本来ならその黒字は全国津々浦々のローカル線を存続させるために使えるゼニだったはずである。地方振興に大いに役立つその財源が失われて、リニア新幹線などという無駄な投資に充てられ、しかも巨大地震が起きてリニア施設が破壊されればすべての投資が無駄になってしまうということにどうして気付かないのだろうか。

 かつて、地方は東京や大都市圏に労働力を送り出す機能を持っていた。そこには「帰るべき家」があったのだ。大家族の長男や長女は実家を継ぐが、次男三男は都会に出た。田舎の大きな家は、離婚や失業といった形で夢破れて帰ってきた家族を再び受け入れる場所だったわけで、そうした「帰るべき田舎」を喪失したことがそもそも地方が衰退したということではないのか。誰も田舎に帰ってこないどころか、長男も長女も家を捨ててしまってあとには廃墟しか残らないようになったのが現代の状況ではないのか。

 もっともオレは戦前のイエ制度を存続させたかったわけではない。ただ、そこには「家族の誰でも帰ることができるフトコロの深い場所」が残っていて欲しかったのである。兄弟姉妹が5人も6人もいて、その中には相撲取りを目指す者もいれば、お笑い芸人を目指す者もいて、しっかり勉強して東大を目指す者もいる。つまり、努力すればさまざまな未来に到達できるというジャパニーズドリームを目指す若者が大勢居るという活気のある田舎を守って欲しかったのである。

 今、田舎は本当に衰退してしまった。どうしてそんなことになったのだろうか。どうして田舎を出た若者は二度と故郷に帰らなかったのだろうか。どうして長男長女も「イエ」を捨てたのだろうか。その理由はさまざま存在するだろうし、そもそも田舎が「豊かな場所」ではなくなったことも大きい。第一次産業に従事する人の人口は激減したし、そもそも農業や漁業が若者にとって魅力ある就業先ではない。それを食い止めるような国の政策はほとんど存在しなかった。地方の政治家は「公共事業」の誘致だけを考え、確かに整備新幹線や高速道路は通じたが、結果的にそれらの完成は、そこから人々を大都会に吸い上ただけだったのである。

 衰退しているのは島根や鳥取、鹿児島や山形という地方だけではない。大都市近郊でもそれに近い現象は起きている。たとえば大阪府堺市では、堺東の駅前の商店街がどんどん寂れている。現職を破って市長になった永藤は維新の会の単なるパシリでしかなく、地域を振興しようというアイデアは全くない。結果として大阪府が200億円出して誘致した堺市の埋め立て地にあるシャープの工場は、大型液晶パネルの製造から撤退することになってしまったのである。これはせっかくの投資を成果に結びつけられなかった事例である。政治家がボンクラだとこういうことが起きてしまうのだ。

 大阪を支配している維新の会はただ大阪を食い潰すだけの利権集団であり、身内の企業をどれだけ儲からせてそこからキックバックしてもらうかしか考えてない。自民党は全国規模でそれをやったから日本は衰退したし、維新の会はそれをさらにえげつなく大阪でやってるだけである。大阪市民、府民は巧妙に吉本芸人を使った「府民馬鹿計画」に洗脳されてその実態も見えていない。中小企業振興に充てるべき府の商工業予算は9割も削減された結果、東大阪の町工場などはつぶれまくっている。高校の工業科の定員が大幅削減されたために働き手もいなくなるという悲惨な実態が起きているのだ。政治家のレベルが低いとはこういうことである。どうして工業科の定員が割れるなら、そこにベトナムや東南アジアの若者たちを入学させるという仕組みを作らなかったのか。高校の職業科を積極的に廃校にして不動産業者の売り飛ばして利権に変えていったのは維新の会である。彼らは公共の資産を売り飛ばして町を衰退させることで金儲けをしたかったのである。

 日本の衰退を招いたのは無能な政治家だ。ただ、政治家は巧妙な裏金システムを構築して自分やその身内だけは繁栄させたわけで、その部分に関してはある意味有能だったのかも知れない。そんなクソ政治家を選び続けた国民もまた3流だ。かくして日本はどんどん滅んでいくのである。50年後にはもう日本という国家は存在しないかも知れない。天皇家なんて、悠仁親王が「天皇なんかいやだ」と言った時点で崩壊するのである。



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2024年06月23日

政治家資格試験を導入せよ!



 公務員になるためには公務員試験を受けないといけない。車の運転免許を交付してもらうためにはやはり学科試験に合格しないといけない。それなのにどうして「政治家」というのは馬鹿でもなれるのだろうか。世襲議員の中にはとてつもない馬鹿も多い。代々政治家の家からはその結果として河野ブロック太郎のような超弩級の馬鹿も出現してしまうのである。しかも世襲政治家というのは自分のことを特権階級と思ってるからタチが悪いのである。そんな人間が政治家になっても害悪しかもたらさないのである。

 そこでオレは「政治家資格試験」を導入したい。中味は中学公民程度の基本問題と、高校の政治経済や倫理に関する問題、そして経済学のこれも基本的な知識、日本国憲法に関する理解、中学校程度の数学や国語などである。安倍晋三のような馬鹿を二度と議員にしないために「云々」や「便宜」などの漢検2級くらいの漢字の読み書きの問題もあった方がいいかも知れない。ちまたにあふれる「有権者よりも馬鹿な議員」というものを無くしたいとオレは思っている。

 もちろん、このような試験を導入することに今の政治家は反対するだろう。そういうやつに限って絶対に試験に合格できないレベルの馬鹿だから反対するのも当然だ。しかし、度重なる議員の不祥事や、視察と言いながらなんの報告もせずにエッフェル塔でポーズを取ることしかできない馬鹿トリオや、赤ベンツで堂々とラブホテルに入るおばはん議員なんかには絶対にこういう試験を受けさせたいのである。

 「馬鹿は議員になるな!」とオレが強く主張すると、必ず「おまえは馬鹿を差別しているのか」などと言われそうだし、「馬鹿にも政治家になる権利がある」と主張する人もいるかも知れない。しかし、とてつもない馬鹿が議員をすることは国民にとっての不利益なのである。せめてもう少しマシな人間の中から選んで欲しいのである。大学受験の共通テストよりもずっと易しくていいから、社会人として最低限の知識や教養、憲法に関する理解、歴史に関する正しい知識を持ってるかどうかという試験を課して、その試験に合格すればたとえば「5年間有効」ということにして、その試験に合格できない馬鹿議員や老害議員を排除したいのだ。どう考えてもおまえ認知症だろと思うようなレベルのクソジジイをもう当選させるなとオレはあえて暴言を吐くのだ。

 政治家資格試験を導入するに当たって、オレはこの企画の言い出しっぺとして作成チームに加わることを宣言する。そしてオレがまともだと思える大学教授や高校、中学の教員、議員OBなどをメンバーに加えたい。倫理観を持たないクソ野郎はしっかりと排除する。試験内容にもきちんとそれは盛り込んでいきたい。

 政治家のレベルはその国の国民のレベルと相関性があるとオレは思っている。日本の政治がダメなのは、政治家が悪いのではなくそもそも国民が低レベルだからなのだ。投票する人が半分くらいで、無関心な人が多いために組織票でカルト政党や外道政党の候補者が当選してしまうのが今の日本である。

 だったらせめてそこから変えていきたいというのがこの資格試験の試みである。政治家という職業が「世襲」なんかではなくて正当な努力の結果手に入るものであって欲しいとオレは思っている。



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2024年06月21日

都知事選挙その2


 昨日の話題に引き続いての話なんだが、今の公職選挙法はそもそも時代に対応できていないとオレは思うのである。そもそも「供託金制度」なんて、普通の候補者は当選しようとして立候補するからこそ成り立つのであり、最初から当選を目的としない候補者の場合は罰金にするとかなら、ある程度今のような乱立は防げると思うのだ。

 最初から当選することなどどうでもいいということなら、それこそ他の特定の候補の妨害のために立候補するというのも成り立つのである。その場合はポスターに「小池×」というメッセージを大きく入れて、その下に小さく自分の名前を入れるとかいうことも可能だし、極端な場合は他の候補者の名前を入れてもいいわけである。ポスターには必ず候補者名を入れないといけないというルールはあるのだろうか。

 大阪では確か吹田市だったか、維新の候補者が連続して届け出することで掲示板を同じ色に塗りつぶした状態でアピールするということがあり、それで選挙管理員会は番号順をランダムにするということで防いでいたような気がする。ルールを決めてないと必ず卑怯なことをする連中が発生するという好例である。

 ただ、維新の会の場合は一応当選を目的として卑怯なことをやってるわけで、当選互助会としての活度うををしているわけである。都知事選で活動している諸派政党のやってることはそんなレベルをはるかに超えているからヤバい。

 オレは政見放送も楽しみにしているわけだが、たった300万円を払うだけでNHKは候補者の宣伝をしてくれるわけである。これはVチューバーとかユーチューバーにとっては大きなチャンスである。そこで面白いパーフォーマンスをしてバズればそれだけで自分のサイトに人を呼べる。放送中にQRコードを表示すればいいわけだ。極端な話だが、詐欺サイトに勧誘することも可能になってしまうのである。

 そこでオレは思うのだが、海外の選挙でそういうアホなことになってしまってる国はあるのだろうか。それともこれは日本だけなんだろうか。インドの選挙とか候補者がものすごく多いわけだが、そこではどんな選挙戦になってるのだろうかとオレは興味が湧くのである。

 この都知事選挙の大量の泡沫候補、果たしてどの程度票が入るのか。また数少ないまともそうな候補者はきちんと戦えるのか。なんか怪しい石丸とか、タレント候補の清水国明とかが都民からどの程度の票を獲得できるのかというのも気になるのだ。

 そして一番残念だったのは維新の会が候補者を立てないことである。維新は東京に豊富な人材を持っている。東京に住んでるのに大阪市から議員報酬をもらい続けた海老沢、音喜多から毎月15万円謎の援助を受けている金澤ゆい、そして公然わいせつでバズった音喜多など都知事選挙に立候補してもおかしくないメンバーがいるじゃないか。「当選を目的としない」でただの知名度UPを目的にするなら海老沢とか金澤を出せばよかったのである。同一政党から二名出すという意味不明なパフォーマンスをすればそれなりにウケたと思うのである。どうせ当選する可能性がないならなんでもありでやればよかったのだ。

 ただ、おそらく維新はウラで小池と手を組んでそうである。萩生田が支援することで統一教会票の8000は小池に入ることになったわけだが、同じく統一教会と関係の深い壺政党である維新は党としてこっそり小池を支援するのだろう。

 7月7日の七夕決戦までは都知事選挙が政治の話題の中心となるだろう。そして自民党は小池の勝利に賭けているわけで、全力で金権選挙を仕掛けてくる。都民はゼニで転ぶのだろうか。




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2024年06月20日

都知事選挙というお祭り



 東京都知事選挙が話題である。56人という立候補者の多さにも驚くが、その多くが当選目的ではなくただの売名行為であるというのもなかなかに笑わせてくれるのである。大量の組織票や統一教会票、カルト票。そして投票した票が消えてなくなるという堺市美原区の不正選挙で明らかなように、もはや選挙というのはただのお祭り的イベントに堕してしまったのが民主主義崩壊後の日本の姿なのである。ただ、そのお祭りが盛り上がれば盛り上がるほど、逆に無関心層が投票所に戻ってきてくれて、投票率が上がってくれればそれはOKじゃないかとオレは密かに願っている部分もある。

 「表現の自由」と称してほぼ全裸の女性のポスターを掲示した候補もいるという。出会い系サイトの広告とか、大きなQRコードを表示して詐欺サイトへ誘導するとか、そこに政治信条を羅列するとか、もはやなんでもやりたい放題の無法地帯が今東京都知事選挙の候補者掲示板で起きているのである。オレもちょっと参加したくなったのである。たった300万円で立候補できるのなら、江草乗のポスターが1万4000枚掲示してもらえるのも悪くはないと思ったりもする。それでXのフォロワー数を増やす効果もあるだろうし、政見放送でとことん維新の会をdisりまくる発言をすればそれはそれで話題になるだろう。面白そうだがきっと家族に迷惑がかかりそうである。

 11時間を超える長さになるという政見放送、いったいどんな中味になるのかということも少し興味がある。ドクター中松さんはおそらく立候補者の最高齢の記録を更新されるのではないだろうか。

 どんな形であっても、国民が選挙に関心を持つことは大切である。そうして選挙戦の中で今の東京都の隠蔽体質、公金チューチューの仕組み、都庁幹部が三井不動産などに天下りしている実態、三井のゆりちゃんや萩生田百合子と揶揄されてる学歴詐称女が3選目も選ばれるのかという興味が湧くのである。

 大阪では維新の会が巨額の公金を吉本興業などに流すというメディア戦略でTV番組に吉村腐知事を出しまくり、大阪のおばちゃんを洗脳するのに成功した。きっと東京でもこの8年間に小池百合子はそうしたメディア戦略を仕掛けてきたんだろう。

 ただ、考えたら小池百合子ももう71歳である。そろそろ政治家を引退して余生をのんびりしたらいいんじゃないか。オレがその立場ならきっと十分にゼニも貯めてるだろうし、「後は頼むわ」と隠居するだろう。仕事をしなくなれば毎日テレビを視たり旅行したりして遊んでいられるのだから。

 オレは働くことが嫌いだから投資でゼニを稼いでそれでリタイヤを目指した。ただ、仕事嫌いのオレをそれでも必要としてくれる職場があって、環境にも恵まれたからこれまで働いてこられたという部分もある。労働者なんてみんな時間に支配される奴隷である。働かなくてもいい身分というのはすなわち、自分の時間を買い戻すことに成功した金持ちだけなのである。生きるため、生活の支えとなるゼニを手に入れるために人は自分の時間を差し出してきたのだ.人生の貴重な時間を対価として支払ってきたのだ。オレはもう十分にゼニを持っている。今のオレにとって「仕事」というのはむしろ趣味に近い存在になりつつある。何もしないと暇だからとりあえずその仕事をこなしているのである。オレは自分の仕事をすることで社会にとりあえず貢献できているのである。

オレは4年後の「都知事選挙」というお祭りに参加してみても面白いと思ったのである。もちろんその前に「大阪腐知事選挙」というクソイベントもあるのだが。




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2024年06月18日

北九州はDQN王国

 


 北九州市と言えば、あのド派手な成人式で有名なスーパDQN王国である。そのDQN王国の県立高校でイジメ事件が起きていたという記事を読んだ。クラスメートから顔を殴られてケガをしたという事件である。まあDQN地域のDQN高校ならそんなことは日常茶飯事だと思うのだが、それにしても休み時間の学校でDQN生徒に因縁を付けられてボコられるというのはさすが修羅の国なのである。その地域で生活してる一部のまともな人は本当に大変だろう。

 被害に遭った男子生徒は4月24日の休み時間にクラスメートから因縁をつけられ、教室内で暴行を受け。さらに廊下に引きずり出されて顔を殴られたり、腹を蹴られたりしたということである。その暴行により唇を切るなどして病院で約2週間のけがと診断されたそうである。また、その場面を他の生徒が動画撮影しており、暴行中の生徒や暴行を指示したとされる生徒らが映っていたらしい。被害を受けた男子生徒の保護者は4月30日に福岡県警に被害届を出したという。

 このような事件が起きると被害生徒は怖くなって加害生徒と一緒に学校生活を送れなくなることは予想できる。ここで守らなければならないのは被害者の人権であり学ぶ権利である。「あんな奴らと一緒に授業を受けたくない」という気持ちを持つことは自分勝手だろうか。被害者が強く希望すれば加害生徒は他の県立高校に転校させるなどの処罰がふさわしいのではないか。あるいは二度とそのような事件を起こさせないと一筆書かせ、加害生徒に「日付なしの退学届」を書かせて学校側が預かり、次にそうした事件を起こせば問答無用で退学させるなどの対処が必要である。

 イジメ加害者側はその行為を娯楽として行っているのである。そういうクソみたいな生徒には厳罰を与えるべきだし、行為が悪質ならば高校生であるとしても顔や名前を公開してやるべきだ。極端な話だが、いじめ加害者は全裸で土下座させてその動画を世界中に公開されるくらいの重いペナルティが必要だとオレは思うのである。こんなことを書いたら必ず「全裸土下座は新たなイジメだ」「イジメ加害者はいじめられてもいいのか」などと文句を言う馬鹿が出てくるが、オレがそれを「たとえ話」として用いてる意味もわかっていないレベルの馬鹿の相手はしたくない。

 さて、この県立高校のその後の指導だが、特定された加害生徒2名には別室授業、学校に来られなくなった被害生徒にはオンラインや個別授業で対応したそうである。ところが事件からほぼ一ヶ月経過した5月下旬には加害生徒も被害生徒も教室に戻すことにしたそうである。教員側の負担を考えればそこは仕方ないのかも知れないが、それを聞いた被害生徒は過呼吸などの症状が出て適応障害と診断されて不登校になったという。加害生徒は教室に戻って普通に授業を受けているらしい。

 一ヶ月後に「そろそろ教室に戻してもいいだろう」と学校側が判断した根拠は何か。また加害生徒は被害生徒に心から謝罪したのか。その謝罪を被害生徒は受け入れたのか。加害生徒の親はきちんと被害生徒の親に謝罪したのか。そのあたりの詳しい状況はわからない。もしかしたら加害者の親が暴力団関係者で教員がビビって忖度してるのか、などということもオレは考えてしまうのである。北九州市という「修羅の国」ならばそういう可能性もないとは言えない。

 イジメ事件が起きないように学校側は最大限の配慮が必要だが、不幸にして起きてしまった場合は被害者が学校に安心して戻れるように万全の方策を探るべきである。今回の事件を受けて福岡県教育委員会はどんな解決方法を考えるのか。オレは注目してるのである。


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2024年06月17日

赤福とお福



 オレの母親の好物は伊勢神宮の名物である「赤福」だ。伊勢に行くと必ずお土産で買うことにしている。また、あべのハルカスにある近鉄百貨店でも販売されてるので、たまに買って帰ることにしている。価格は8個入りで900円ほどである。

 さて、オレが比較的家に近い北花田にあるイオンモールで、ユニクロやGUに寄るついでにイオンの食品売り場に立ち寄ったところ、赤福によく似た包み紙の「お福餅」という商品が販売されていた。価格は赤福8個入りと同じサイズの箱が640円とかなり安い。それでオレはその「お福餅」を試しに買ってみたのである。

 帰宅して、箱を開封すると中味はまさしく「赤福そっくり」である。そこでオレはその中味を2つお皿に載せ、フォークも添えて母に「赤福買ってきたで」と言って出したのである。母は何の疑問も抱かずにそれを「赤福」と思って食べたのである。

 同時に食べ比べたら両者の味の違いは明らかだろう。赤福の方が白い餅部分が大きかったような気もする。そしてどちらもそれなりにおいしいのである。オレはお福餅をかなり気に入った。何よりもコスパがいい。

 この両者はどちらかがパクリなんてものではなく、昔は伊勢神宮周辺では同様のこしあんに包まれた餅を販売する店が多数存在したらしい。その中でたまたま生き残ったのが両店であり、お福餅の方も100年以上の伝統がある老舗のお店なのである。

ホンモノと類似商品、できればホンモノを食べたいが、かといって類似商品でも同程度に美味しかったら何の問題もない。しかも安いのならもう最高である。このような組み合わせの関係にある商品というのは数多く存在するのではないだろうか。その時に「パクりだああああ」と声を上げる人もいれば「いいんじゃない」とスルーされる方もあるだろう。オレはどちらかというと守り続けてきた伝統をこれからも伝えていって欲しいと思う側なので、X上では「パクりはよくない」という主張をしておきたい。

 しかしながら、よく出来た偽物というのはとても役に立つのである。だからオレはこの「お福餅」を時々イオンで購入して母に「赤福買ったよ」とお土産にすることに決めたのである。高齢の母にとって、時々大好物が食べられることはこの上なく幸福なことであり、しかもそれが近所のイオンモールで買えるということは息子のオレにとってもとても都合がいいことなのである。

 イオンモールで手軽に買える「お福餅」、赤福ファンの方はぜひ試してみればいいと思うのである。


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