仕事で計算が必要になる場合、電卓や計算ソフトに頼ってしまうことがほとんどかもしれません。
しかし人間が問題の数式を正しく理解していないと、機械にうまく計算の指示を伝えられないこともあるので要注意。
結局、機械を使うにしても基本的な計算の知識は必要不可欠なのではないでしょうか。
さて、今回の数式、あなたならどのように計算しますか?
問題
次の計算をしてください。
2÷8÷1/4
解答
正解は、「1」です。
普通の割り算の計算とは違い、分数が混じっているのでちょっとわかりにくい式ですよね。
しかし、難しく考えることはありません。
次に紹介する「ポイント」さえ押さえれば、すぐに答えが求められるようになりますよ。
ポイント
この問題のポイントは、式に出てくる数の種類を統一することです。
方法は二通りありますので、それぞれ解説していきますね。
分数の割り算に統一する
この式は、2÷8という整数の割り算と÷1/4という分数の割り算が混ざっているのでややこしく感じられます。
そこで、2÷8を分数にしてしまいましょう。
割り算は、割られる数/割る数という形の分数としても表現できるからです。
今回は、2÷8なので、2/8です。
よって、問題の式は次の形に変形できます。
2/8÷1/4
分数の割り算では、割る数の分数の分子、分母を逆にして掛けることができるでした。
よって、次のように計算します。
2/8÷1/4
=2/8×4/1
=(2×4)/(8×1)
=8/8
=1
答えが出ましたね。
整数と小数の割り算に統一する
もう一つの方法が、1/4を小数で表現することです。
1/4は1の4分の1ですから、0.25です(1÷4=0.25)。
すると、式は次の形に変形できます。
2÷8÷0.25
このまま計算してみましょう。
2÷8÷0.25
=0.25÷0.25
小数の割り算は面倒だと思うかもしれませんが、同じ数を同じ数で割っているので、答えは1だとすぐに分かります(1÷1=1と同じです)。
この問題を分数表現ができない電卓で計算するときは、このように小数に直してから計算する方がやりやすいでしょう。
まとめ
今回の問題は、いかがでしたか?
スムーズに答えまでたどり着けたでしょうか。
割り算を分数として表現したり、分数を小数に直したりする過程は、機械ではなく人間が計算しやすくするために行う工夫です。
たまには、自分の手を動かして計算するのも悪くないものですよ。
他にもたくさん問題を用意しているので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。