土用の丑(うし)の日に「うなぎ」を食べた人が食中毒に。体調不良を訴える人は161人に増えました。
今年2度目の土用の丑の日が8月5日にまたやってきますが…。
京急百貨店 金子新司社長 「心からおわびを申し上げます」
今月24日の「土用の丑の日」に京急百貨店の地下食料品売り場で販売された「うなぎの蒲焼」などを食べ、体調不良を訴えたのは当初147人。そのうちの90代の女性は死亡しました。
その後、症状を訴える人数は14人増えています。
検査の結果、原因が特定されました。「黄色ブドウ球菌」です。
食品問題評論家 垣田達哉氏 「食中毒菌の一つ。人も持っているので、例えば鼻の中とか喉とかにもあるし、指をけがしたところから出てくることもある。お子さんや高齢者、体力のない方が重篤になることがある」
うなぎの蒲焼などを販売していたのは「日本橋 鰻 伊勢定」。指や手にけがをした従業員はいなかったということですが。
日本橋 鰻 伊勢定 富田宗一郎取締役 「手袋の着用は弊社では推奨していたが、当日の販売に至っては手袋未使用だった」
食品問題評論家 垣田達哉氏 「手を洗ってさらに手袋をして作業することが基本。基本中の基本が守られていなかった」
原因特定には1週間程度かかる見通しです。