パリオリンピックは特定の宗教を侮辱するヘイト表現の開会式に苦情が殺到したが、ひとつとても良かった点がある。 それは「男性の女子選手」を認めなかったことじゃ。何を言っとるのか理解が難しかもしれんが、先の東京オリンピックでは「おちんちんがある女子選手」の出場が認められていた！ 詳しく解説するぞ！ ニュージーランド出身の重量挙げ選手、ローレル・ハバード(身長185cm体重130kg)は、 2012年まで通常の男性選手として各種競技に参加していたが、2013年に突如として性自認が女性であると主張し、女子アスリートとして東京オリンピックに出場したいと言い出した。 オリンピック委員会はこの主張を認め、女子アスリートとしての出場を以下の条件で認めた。 それは、オリンピックの1年前から男性ホルモンの一つである「テストステロン」の血中濃度が10 nmol/L以下であることじゃ。 10nmol/Lという濃度をグラム換算すると、10 nmol/L = 2.8842 ng/mL となる。 一般的な女性の血中テストステロン値は0.1 ng/mL程度であるため、この数値は一般女性の28倍以上になる！ 言うまでもなく、テストステロンは競技に必要な筋肉や骨格をつくる。 そもそもな、競技に使う筋肉と骨格が形成されるのは、思春期以降なのだから 「大会の1年前」という制限は科学的に何の意味もないわけじゃ。 一方で、東京オリンピックでは信じられない女性差別が起きていた。 女子アスリートは、過去6か月間のあいだ連続して血中テストステロン濃度が5 nmol/L以下でなければ「女子選手」として認められない、とされた。 南アフリカの陸上選手キャスター・セメンヤは、2012年ロンドン五輪と2016年リオデジャネイロ五輪の金メダリストだが、 東京五輪では女性アスリートとしての資格はないとされてしまった。 なぜならば、セメンヤ選手は生まれたときから女性だが、生まれつき副腎がでかくて、 女性でありながら沢山のテストステロンが分泌されていたからじゃ。 なので、セメンヤ選手には「テストステロン血中濃度を低くするための投薬を受けなければ女性選手としての参加資格を以後認めない」と強要した。 一度は服薬してみたものの体調不良を起こして、欧州人権裁判所に人権侵害を理由に提訴した。 酷い話じゃ。 おちんちん付きの方がテストステロン値が多くて良いだなんて！ でも、今回のパリオリンピックでは、 今年2024年1月に「12才未満で性転換をした場合のみ、性転換後の性別での出場を認める」に変更された。 自民の片山さつき参議院議員は 「全ての女性の安心・安全と女子スポーツの公平性等を守る議員連盟」を主催し、性別変更をスポーツ分野で認めることによる女性の人権侵害に注視しているが、 そんなんな、思春期に筋肉と骨格が形成されるなか、成人してから性別変更してスポーツに参加したら、女子への差別しかないじゃろが！ スポーツ奨学金とかさ！ ワシは、LGBTであることによって他の人が認められる権利を制限されるのは許されないように、 LGBTであることによって他の人が認められない権利を拡張されるのも許すべきではないと考える！ その意味で、今回のパリオリンピックで、12歳未満での性転換のみ認めたのは、 女性の人権を守る意味で有意義であったと思う。 そもそもオリンピックとはその建前とは違い、事実上国威発揚の場である以上、昔から、特に人権意識が無い共産圏がズルをしてきた。 1番多いのは去勢して筋肉ムキムキのまま女性選手として出てくるとかな。 日本人が思っている以上に、世界はルールの潜脱に異様な関心を抱き、勤しんでいる。 今回、パリオリンピックで12才未満性転換基準が採用されたのも、 有名なLGBT当事者、特にトランス女性らが「それはおかしいよ」と世界各地で批判してくれた影響も大きかった。 こうした良心的なトランスジェンダーの方々と、トランスジェンダーを利用して不当に他人の権利侵害を企てる人をちゃんと区別して考えなければならん。 ワシは、トイレや風呂、スポーツなど生物学的性差を否定することがただちに一方の性別の人権侵害につながる場合、 配慮は新しい差別を生み出すことになると考えている。 トランスジェンダーはトランスジェンダーであり、生物学的な性別とは別の概念であることを理解せねばならんのじゃ！ みんなの意見を聞かせてな！ ところで私が書いた『われ、正気か！』という本は、LGBT政策とその社会的背景をわかりやすく、ワシの地元の言葉、広島弁で解説した。差別と区別をしっかり理解せねばならんよな！ 写真は、特にメッセージ性は無いが、わたし！ 読んで深く知り一緒に日本を守ろうな！ amzn.asia/d/0F6WSxq 電子版も各社ある！ 地元図書館や学校にリクエストして応援してな！
