在留資格ない外国人働かせていた疑い 会社社長など逮捕

茨城県鉾田市にあるキムチなどを製造する会社の工場で、在留資格のない外国人を働かせていたなどとして、この会社の社長などが出入国管理法違反の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは、鉾田市当間の食品加工会社「今泉食品」の社長今泉卓矢容疑者(44)と、この会社の元従業員で鉾田市柏熊に住む飲食店経営者、佐藤美幸容疑者(66)です。
警察によりますと社長は、キムチなどを製造する工場で先月10日までのおよそ3か月間、在留資格のないインドネシア人とベトナム人あわせて2人に野菜を洗ったり、漬け込んだりする仕事をさせていたとして、出入国管理法違反の不法就労助長の疑いが持たれています。
また飲食店経営者は、在留資格のない別のインドネシア人をこの食品加工会社の従業員として社長に紹介したとして、不法就労あっせんの疑いが持たれています。
警察は、捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていません。
警察は先月10日、東京出入国在留管理局と合同でこの食品加工会社の工場を捜索していました。
その場にいた外国人5人を在留資格がなかったなどとして逮捕していて、警察によりますとこのうち1人は、在留資格がないまま2年前から働いていた疑いがあるということです。
また、ほかにも在留資格がないまま6年前から働いていた外国人がいるという情報があるということで、警察が詳しいいきさつを調べています。

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