【競馬】色々な血統の派閥(?)が出てきている昨今…出発点を間違えるとドエライ目にあう【POG雑談】
本当に面白いですよねー。
おひさ。暑すぎて投稿、サボってます…w
最近は、災害級の暑さが続いていて外に出るのは控えた方が良いとか何とか。でも、普通に考えて外に出ないと仕事もできないし買い物も行けないし振込もできないし…でムチャ言うなっていうw どの道、外に出んと生きていけない人が大半なので、そんなムチャを言う前にもっとまともな対策を言えんのか?って毎回思うわけで。
で、こういうことを考慮して夏競馬も時間をズラして開催する…って春先に宣言していたはずなんですけど、いつになったらやるんだ?っていう。暑いから、日が照りすぎている時間帯は避けるっていう対策ですね。
調べてみたら、どうやら今月末からやるみたいで先週にちょうどやってましたねw 先月は初日からもう既に暑い状態が続いていたわけだから、ここらへんもいい加減に臨機応変に対応したら?って本当に思いますね。JRAって、本当にこういうお役所仕事で色々と手遅れになる…ってことメッチャ多いですからね。
ちゅー話からの、種牡馬と血統の話。
2歳戦も、早々にアレやコレやで盛り上がっていますね。セール見てても、明らかにもう大手生産でしか売れない種牡馬とそうではない種牡馬が明確に分かれてましたね。エピファネイアやキタサンブラックは大手生産で人気でしたけど、キズナ産駒はセレクションセールでまさかの1億円とかいうぶっ飛んだ売れ方…w あれサンデーサイレンス以来の快挙らしいですね。まぁ、あれだけ日高生産で活躍してたらそら売れるようなぁと。キズナってセール出身の日高産馬がありえないくらい走ってますし。
ディープボンドなんて約1700万円で購入して7億円も稼いでますからね。
ああいうの見ても、以前にも言った通りやっぱり今って馬を買う方も優秀なアドバイザーが付いているので、どの種牡馬がどの環境や生産で強いのかってデータ化されてるんでしょうね。
これ本当に口を酸っぱくして言ってますけど、大手お抱えの種牡馬って大手生産でしかほぼ結果を出してないので、セールでも綺麗にその通りの結果になってるよなぁと。オイラはエピファネイアはもう少し日高産でも高値になっておかしくないのかなって思っていたのですが、さすがにアベレージ悪すぎるって判断されたのかな? 一発は明らかにキズナより上なんですけどね。
まぁ厳しい評価で世界やなぁと。
まぁでも、種牡馬の判断って最近は特に難しいですよね。
現2歳や3歳を見ていても、ディープやキンカメがいなくなってからというもの、どういう種牡馬や血統が活躍しているのかさっぱりわからん!!っていう人も珍しくありません。実際に、色々な種牡馬が活躍しているので一貫しているように見えないっていう意見もわかりますしね。
そういった状況から、現状ではまぁ本当に色々な血統の派閥が出てきて対立していますw こういう種牡馬時代の過渡期って、本当に楽しいですね。じゃあ、具体的にどういう派閥が登場しているのかっていうと…
1.サンデー派 VS 非サンデー派
2.サンデーのインブリード懐疑派 VS サンデーのインブリード歓迎派
3.欧州血統回帰派 VS 欧州血統非回帰派
とか本当に色々…w まぁ本当に出発点が全く違いますね。
皆さんはどこらへんを注目してるんですかね? オイラはご存じの通り、年単位で物事を考えていくのでその時々で判断…とかはまぁほとんどないですね。こういう争いもそういう感じで生暖かく見ています。
ただ唯一、サンデー派閥にだけは属していますけどw これもご存じの通り、オイラはゴリゴリのサンデーサイレンス狂信派なので。
それでも、やっぱり局所的というか一部だけをピックアップしてそこで議論…みたいなものにはあんまり意味はないと思っているのは確かですね。
例えばですけど、現状で行われているサンデー派と非サンデー派の対立ってだいたいがサンデーサイレンスのインブリードが絡んでいるんですよ。最近でわかりやすい例だと、やっぱりエピファネイアですね。
エピファネイアはもう何回もオイラの記事でも言ってきましたけど、この馬って母系の相性の良さってわかりやすいんですよ。母系中長距離と相性が良いですし、クロスだけを取って見ても中~長距離での成功例の大半がサンデーサイレンスのインブリード持ちなので。
じゃあ、これを非サンデーの成功例ととらえて良いのか?って大いに疑問があると思いません? いや結局サンデー頼りやん…って言われたらその通りですし。
サンデーサイレンスのクロスが成功事例なのだとしたら、血が薄れていくサンデー直系の方がその効果は高くなる可能性もあるでしょうし。
実際にイクイノックスとか、サンデーのクロスやりやすいでしょうしね。
でも、この1例だけを見てもピーンと来る人もいるかもしれませんけど、じゃあこれが本当にサンデーサイレンスの功績かどうかって問われるとコレも疑問に思いません?w エピファネイアの成績なんて今のところ安打そこそこのホームラン型の完全なロベルトですしね。それが上手くインブリードやクロスって形で説明されているだけの話で。実際に、今年のダービー馬なんて別にサンデーのクロスとかないですし。
ここらへん、結構な論点のすり替えが色々とあって整合性が取れてないんですよね。
エピファネイアもそうですけど、実はサンデーサイレンスはそれほど重要じゃなくて、その代替としてヘイローのクロスを上手く活かすことができる血統であれば、それなりに結果を出せるんじゃないの?って疑問に感じている人も実際にかなりいるんですよ。
これ昔からそう主張している人いますしね。サトノダイヤモンドやマカヒキも完全にその典型例でしたから。最近だとイクイノックスもそうですしね。
まぁこういうことだから、決着なんてつかないですよねw
そら血統戦争になるわって話で。お互い間違ってないので。
欧州血統回帰の問題もそうですね。これ、近年でメチャクチャ言われている血統的な議論ですけど、本当に日本競馬は昔の欧州血統に回帰してるの?っていう。今年も、ダービーが始まる直前に「近年は欧州血統が強い!!」って言われてたの皆さんも覚えていると思うんですよ。
この議論に関しては、オイラはハッキリと「別にそんなことはない」って言い続けていますがw ご存じの通り、その主張でダービーもドンピシャでしたしね。
じゃあ、なんでこういう話題が出てくるかっていうとやっぱりその種牡馬の祖や血統構成のあり方をどう捉えるのかで主張は変わってくるからだと思うのですよ。この手の話題、マジで何回も何回も言っていますけど本当に気を付けた方が良いですね。
捉え方によっては、答えが真逆になることもあり得るので。
例えばですけど、上記のイクイノックスの例で見ても、あの馬って確かに母系はダンシングブレーヴやトニービンで構成されていますけど、全体的な中身を見ると一番主張が大きいのってリファールとヘイローの2つですからね。ダンシングブレーヴは確かに欧州血統ですけど、グッバイヘイローってゴリゴリにアメリカで活躍していた馬で血統ですから、これが欧州色の影響が強いって言われてもまぁやっぱり説得力はないですよね。
その部分のインブリードが強ければ、それは普通にダート寄りのスピード色が強い血統じゃないの?って当たり前の疑問が出るわけで。
ここらへん、やっぱり母系単体だけじゃなくて父系との組み合わせって大切なんだろうなって本当に思いますね。オイラも初期にイクイノックスを見ていたときは、母系が皆小回りの一脚を使う舞台に強くてスタミナ豊富に見えたから、将来的にイクイノックスもそうなるのかな?って思っていましたし。リファール成分が強いのかな?と。
でも、蓋を開けてみるとダンシングブレーヴが得意な地力勝負になりやすい宝塚であの状態だったから心底「あれ?」って感じでしたね。結局、ああいうのも典型的なヘイローだなぁってオイラは思っています。
実際に、同じダンシングブレーヴ直子のホワイトマズルとかああいうレースや展開メチャクチャ強かったので、傾向が全く違いますしね。
って、オイラの話を聞いてると「うーん…なるほど」ってちょっと納得しちゃうでしょ?w でも、ずっと言っていますけど別にコレが正解じゃないですからね。
前も言いましたけど、キンカメのことを話すときでもこの馬の強さって結局どこから来てるんだ?みたいな出発点って本当に全然違いますからね。血統予想をしている人の中でも。キンカメを欧州血統だと定義する人もいますし、そうじゃないって考える人もいますし。
結局、どの部分を祖として定義するかで考え方って真逆になるケースもあるから、本当に気を付けた方が良いですよ。
オイラが、POGとか馬券とかでそこそこ上手くやれてるのって、やっぱりここらへんの前提的な定義づけをきちんとやっていて、それがある種の正解で最後までブレてないからっていうのが大きいですしね。もちろん、ここらへんも結果論であることは言うまでもないですけど。
「うーん…難しくてよくわかんない…」
ってなっちゃいそうですけど、具体的に考えていくと本当に危ないってわかりますよ。全部メチャクチャになっちゃうって。特に、POGで頑張ろうと思っている人達はここらへんを具体的に考えていったら、自分がどういう馬を選択したいのか?っていうのが明確になってきますよ。
例えばですけど、今まで挙げてきた上記を参考に考えていくと…
「ディープとキンカメがいなくなってから、アメリカ型じゃなくて欧州血統に回帰している…。特にサンデー系の勢いが無くなってきてるから、今年で狙うのはエピファネイアだ…!!」
って考える人も多いと思うんですよね。でも、そういう考えで行くのならサンデーサイレンスの3×4持ちな上に、ロベルトからのヘイルトゥリーズンの5×5まで持っているサラコスティあたりを狙うのって血統的にはやっぱりちょっとズレてるんですよね。だってもうこの時点で4分の1以上はアメリカ成分で構成されてるわけで。
母系単体で見るとなかなか重厚な欧州血統に見えるのですけど、これにエピファネイアを付けると別にそうでもないよね?って感じになっちゃう。
反対に…
「いや欧州血統回帰じゃなくて、今年のダービーを見てもやっぱりアメリカ型のスピードが入っている母系とエピファネイアは相性が良い!!」
って考えならサラコスティもまぁなかなか欧州とアメリカ的なスピードのバランスが良いなって感じになりますし。
こんな感じでマジで同じ血統を見てるのに、結論は真逆になりますから。
結局、特定の血統を狙いたいはずなのですけど、どの部分を見ていくのかによって実は自分が狙っているものが当初の予定とかなりズレてしまっているって本当によくあることです。
同じエピファネイア産駒だとジャスティンカフェなんかも典型ですけど、母系だけ見たら余裕で3000mくらい走れてもおかしくないですからね。でも、今どこ走ってるか?って言われたらマイル周辺で落ち着いていますし。これも、明らかにインブリードが濃い影響だとオイラは思っています。
こんな感じで、出発点を間違ったりちゃんと自分の中で定義づけをしていないと、実は血統成分の結構な割合で目的とズレた不純物が入り込んでることに気づけないんですよね。血統理論なんて、100人いたら全員違っていても全然問題ないっていうのは毎回言っているオイラの持論ですけど、そもそもその持論と別方向に行っちゃってる…みたいなことありますからw ここらへん、特に初心者の方に本当に多いから基本的なことですけど、知っておいて絶対に損はないです。
実際に、これ全種牡馬と繁殖牝馬、そして産駒に言えることですからね。
例えば、オイラのキズナの評価とかも完全に一貫してるじゃないですか?
「キズナはストームキャットではなく、ダマスカス。キズナのスタミナの裏付けはウインドインハーヘアではなくパシフィックプリンセス由来。」
って、マジでずっと変わってないですからね。人とは全く違う主張ですけど、最初から最後まで考え方は全然ブレてないから10頭選んだらその中に高い確率で大当たりが入ってるっていう。全部方向性は同じですからね。そら、いつかは当たるだろっていう考えw
実際に今年のPOGもそうでしたしね。
まぁそんな感じでダラダラ話してきましたけど、来月はもうちょい投稿頻度を上げられたらなぁと思っています。思うだけになるかもしれませんがw
今更ですけど、POGで上位人気になっている馬の血統でも見ていこうかなぁと。今回のPOGの有力どころマジでまだほとんど見てないですからね。
今年頑張りすぎて完全に隠居してるジジイと化してる…w
それでは、皆さんも体調にはお気をつけて(/・ω・)/
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