自己流プロットの書き方
プロットを作らないと何を書けば良いか忘れるタイプの人間なので、たとえ短編でも作る派の南木です。
今回の記事は、普段プロットをどう書いているかの備忘録でもあります。
興味があれば、お付き合い頂ければ幸いです。
はじめに
使用ソフト / アプリ
私は普段Notionというアプリでプロットを作っています。プロットの他にも公募の予定をまとめたり、日々の執筆記録をしたり、便利なアプリです。スマホやタブレットよりもPCの方が触りやすいので、作業は大抵PCで行っています。
余談ですが、執筆はScrivenerと一太郎を使っています。Scrivenerはシーン並べ替えが簡単で、物語の構成を考えやすいです。大まかにできたら、一太郎に移して応募書式で書いています。
プロットはNotionでテンプレートを作っています。ひな形となるのが以下のモノです。多分Notionで登録していなくても見られる筈…。
▼はトグルなので開けますし、表も名前部分から詳細データが見られます。
次からは各項目の詳細です。
各項目について
基本情報
・その公募で求められる作品像
・作業開始日
・締め切り日
・応募書式、ウェブ公開についてなど
応募書式について(400字詰め原稿用紙XXX枚~XXX枚)は、私の場合、下限しか書かないことが多いです。文字数や枚数が多くなるタイプではないので、上限を超えることがないからです。
あと作業開始日も書いていないことも多いです。最悪、応募要項だけわかれば良いんです。
ログライン
作品を簡潔に表したものをログラインというらしいので、執筆前に書くことにしています。ログラインの書き方が正しいのかわからないのですが、5W1Hの形式にしていることが多いです。
世界観
時代だったり国だったりまとめる所です。
地名だったり施設名を忘れないようにメモする場所だったりもします。
あらすじ・メモ
あらすじは適当に頭の中にある話を時系列順に書いていくことが多いです。メモみたいなものですが、メモ欄には話の本筋と関係ないことを書いています。書きたいテーマや台詞を忘れないように書き留めるのがメモです。
章一覧
各章で必要最低限書くのがシーンの目的です。考えたあらすじからメインの内容を抜き出していきます。
天気を書くのはただの趣味ですが、登場人物がどこにいるかは大事だと思うので場所はなるべく書くようにしています。
シーン①とかをクリックすると、詳細内容が出てきます。書きたい伏線など、表に表示するとゴチャつくものは中にしまっています。
時系列順なのは、後で並べ替えたりするからです。
キャラクター一覧
登場人物のメモです。必要最低限、一人称と二人称は絶対に書くようにしています。登場人物増えてくると忘れてしまうので…。
血液型はわりとどうでも良いですが、個人的に家族構成は人となりが出やすそうなので重視しています。下の子がいると面倒見がよさそうだとか、末っ子だと甘えるのが上手そうだとか、そういうイメージに繋がります。あとキャラクターの整理をして分割統合するときに、主要人物の家族だと自然な感じで増減できると思っています。
因みにイラストタブをクリックでギャラリー表示もできます。容姿が決まっているときにはオススメ。
呼び方
個人的に一番大事です。忘れるので。
参考サイト
気になって調べたことだったり、公募の詳細ページをクリップしておく場所です。
実例
以前、X(当時:Twitter)のプロット交換企画に参加させていただいた時に提出したプロットです。短編想定です。
結び
Notionでテンプレートを作成し、マイナーアップデートを繰り返しています。
私はネタを思いつくスピードに執筆速度が間に合わないタイプなので、メモやプロット段階でネタを置いています。それがプロットを作る理由ですね。思いついた時点で最後まで駆け抜けられないので、忘れないように作るしかないのです。
あと書き始めてから矛盾がでるとしんどいので、下書き段階(台本書きをしています)でプロットに戻って手直ししたりもします。
プロット・下書きで体力を使い果たして本文執筆は遅いですが、推敲は割と楽です。推敲1回、音声確認で1回、誤字脱字確認で最後にもう1回くらいです。
というわけで、以上が私のプロットの書き方でした。
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