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Conversation

実は今年入ってから、AIと演劇のミックスの研究に水面下で夢中で取り組んできました。いわゆる「物魂電才」という 安宅 和人さんのコンセプトです(たぶん!)。特に僕が情熱的に惚れ込み人生を賭けているシェイクスピアには、AIとの面白い強烈な爆発力の可能性がある、というのが僕の考えです。 AIでDXとかいう単純な話ではなく、シェイクスピアの魂や素晴らしさを未来に届けるには、或いは、演劇というアートの力をダイナミックに届けるには、AI(LLM=大規模言語モデル)の力がめちゃくちゃ役に立つというカクシンがあります。 僕が勝手にシェイクスピア演出家の先輩と尊敬する村口和孝さんの力もお借りしてAI開発者とタッグを組んで進めてきました。 僕は「あまりに人間的な」シェイクスピアや演劇の原初的な人間力が大好きです。そこにしか世界と人間の豊かな未来はないと思っているほどです。シェイクスピアはヒューマンアンダースタンディングには不可欠であり、唯一無二の面白さを誇る人類の宝です。シェイクスピアに限らず演劇は人類の宝です。それとAIがどう関わるのか、と思われる方もいるかもしれません。 まだまだ挑戦ですし、AIの技術力で一般利用できるのは限られています。一般的なコストでサービスを設計するには音声などぎこちないところがあります。とはいえ、日々の進化は激しく、シェイクスピアが生きていた大航海時代のような情報の圧倒的な量の流入とスピードです。進化はとてつもないスピードです。 AGIや空間コンピューティングなど、スマホの登場よりもAIの登場の方が時代を変えるというのが多くの先達たちの意見です。 そんな時代の過渡期にあって、僕はおよそ400年前のシェイクスピアという、これまた時代を変える程のとんでもなく面白い「古典」を携えて、同時に演劇という2000年以上も前から人類が継続して行っている「芸術」をAIという面白い可能性の科学技術とかけ合わせて、堂々とシェイクスピアを振りかざして進んでみます。 演劇作品にもどん欲に取り入れますし、スマホで演劇の力を体感できるようなことにも挑戦していきます。 そんなわけで急ではありますが、8月7日(水)・8日(木)に慶応大学の日吉キャンパスのサマーフェスタでAI×演劇の新しいイベントを行います。子ども向けですが大人の参加も大歓迎です! あなたのAI(あなたそっくりのおしゃべりロボット)を作って、その「AIあなた」にロミオやジュリエットになってもらい、その あなた版ロミオやジュリエットとお芝居をしたりおしゃべりしたりできるというイベントです。 カクシンハンでも大活躍の女優・春名風花さん俳優・岩崎MARK雄大さんも参加くださいます。司会は元アナウンサーの松尾由紀子さんAI開発チームも現地にいます。 ぜひぜひ遊びに来て下さい。数日前からこっそり申し込めるようにしていたらすでに十人以上の申込みがきています。 子どもも、大人も、シェイクスピアや演劇が持つ力と共に未来の可能性と共に楽しんでもらうようなイベントにしたいと思っています。 ぜひぜひいらして下さい!! 演出家 / AIアートディレクター 木村龍之介 詳細はこちら! peatix.com/event/4071577/