女装し更衣室の鍵受け取る 三重の女性風呂侵入で逮捕の男 弁護士「性犯罪目的の男性が…法律の必要性が明確に」

三重県桑名市にある温泉施設の女性風呂に入ったとして、三重県警が建造物侵入の現行犯で13日に男(43)を逮捕した事件で、男は女装をして侵入していたことが分かった。「心は女」と供述している。LGBT理解増進法の施行や、性別変更をめぐる最高裁判断が出るなか、専門家は「女性を守る法律の必要性が明確になった」と強調する。

三重県警によると、温泉施設に入浴中の女性客から「男が入っている」と一報を受けた従業員が、女性用の浴場の洗い場で体を洗う容疑者を確認し、110番通報した。男は「心は女なので、なぜ女子風呂に入ってはいけないのか全く理解できない」と供述しているが、逮捕には素直に応じる様子だったという。男性器の有無や性転換については「お答えできない」としている。

現場となったのは露天風呂や内湯などがある温泉施設。施設側に「当日の詳細について話を聞きたい」と伝えると、「遠慮させてください」との返答だった。

関係者によると、施設の受付で更衣室のロッカーのカギを受け取る形式だったが、「女性の格好をしていた」ことで従業員が女性と判断し、女性用のカギを渡したという。

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