氷室優という男の強み

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 こんばんわ 



久々にブログを書きます。



僕には とても 人生で役に立つ強みがあります。



それが 如実に出た話を 残しておこうと思います。



先々週の末から 先週の水曜日まで 不動産の会社の慰安旅行で



グアムに行ってきました。



その旅行中の出来事なんですが これを書くかどうか 



非常に迷いました。 なぜなら この話の中心となる



小西さんが このブログを見たら 少なからずショックを受けるから



迷いました。



結果的には 小西さんが 僕をどう見るか によって大きく変わるんですが



僕は小西さんを信じているので 書くことにしました。



話は 四泊五日の最終日



サンセットクルーズ という 船の上で 夕日が沈むところを見ながら



ディナーを取るという プランでした。



僕たちは そのサンセットクルーズに行くために



ホテルで 迎えのバスが来るのを待っていました。



バスが到着すると 最前列から 人数分 



椅子に VIP と 張り紙がしてありました。



慰安旅行という事もあり 最終日は奮発して



VIP席を 幹事の太田さんが 取ってくれていました。



僕たちは そのVIPと張り紙が張られた席に座り



マリーナに向かいます。 



マリーナに向かう途中 いくつかのホテルで 何人かの人たちを



バスが拾っていきます。



最後のホテルで 僕たちは 1時間位 またされました。



その最後の人たちは バスに乗っても 



侘びの一言もなく 何のことも無いような顔で



バスに乗り込んで来ました。



僕は 苛っときたんですが 僕たちより先に バスに乗っている人たちも



いたので 何も言いませんでした。



無事に マリーナに着き 船が出て 



夕日を見て 酒を飲みながら 素晴らしい時間をすごしました。



小西さんも とても楽しそうにしていたので 僕は



この旅行に来て 本当に良かったと 感じていました。



クルーズが終わり 船を降り バスに乗ると



さっきの VIP席に 夫婦が二人 座っていました。



行きに 直接会場に向かっていたらしく その張り紙の意味を



わかっていない様子でした。



なんとか 座ることが出来 バスが出発しました。



すると あの温厚な小西さんが 急にキレ出しました。



酔った勢いもあって 小西さんから出る言葉は



それは 暴言と言ってもいい位の 汚い言葉でした。



その対象である 夫婦は 聞こえていても 聞こえていない振りを



していました。



僕は 小西さんをなだめる事に専念していました。



酒が回りきっていることもあって 中々 なだめきれませんでした。



そうこうしている中で 最初のホテルに到着しました。



帰りの最初のホテルは 行きの最後のホテルです。



そうです 行きに 一時間以上も遅れてきたのに



侘びの一言も無い 連中が降りるホテルです。



その連中が降りるときに 60過ぎのおじさんが



小西さんに 捨て台詞をはいていきました。



『 お前なぁ いったい何様のつもりだぁ 文句があるなら



降りてこいや 』 とだけ言って



バスを降りていきました。



その瞬間 小西さんと僕は 身を乗り出していました。



小西さんは バスの中の職員に 止められていました。



その現地の職員は そのホテルに着く途中で 小西さんに



『 こいつがアホやから ワシは こんなところにすわらないかんのや 』 



と言われて 頭をコツかれていた人です。



その瞬間 眉間にしわがより キレそうになっていましたが



僕が 彼の肩に手を置き 目で ” 悪い 抑えて ” と



サインを送り 抑えてくれた 現地の若い職員でした。



その彼が 捨て台詞を吐かれ バスを降りていこうとしている



小西さんを 必死に止めていました。



その姿を見たときに 僕は 我に帰り 



腰をおろしました。



扉が閉まり バスが発車して 次のホテルに向かいます。



その間も さっきの一言で さらにヒートアップした小西さんは



毒を吐き続けました。



僕以外の誰もが 相手をしなくなるくらい 



毒を吐いていました。



次のホテルに着き 若い夫婦が降りて行きました。



その奥さんを見ると おなかが大きくなっていました。



僕は その彼女を見た瞬間に ハッとしました。



きっと 出産前の最後の二人の旅行なんだろうな



だとするなら なんて事をしてしまったんだ。 と。



それからの僕は ずっと 今自分が 何をすべきか



何が出来るかを 考えていました。



結果から言うと



何も出来ませんでした。



僕たちのホテルに着き 何も言わずバスを降りて



部屋に戻りました。



部屋に戻ると 悔しくて悔しくて 涙が出そうでした。



僕はバスを降りる前に ここに乗っているほかの人たちも



当然 良い思い出を作りに来ているんだから



せめて 降り際に 頭を下げる とか 一言みなさんにわびる とか



そんな事を 色々考えながら 何も出来なかった事が



男として 悔しくて たまらなかったんです。



話は 大筋こういう話です。



タイトルに書いたように 



氷室優 という男の強み   とは何か?



それは



” 負けを認める ” という事です。



勝ち負けじゃないだろ と 思う人もいると思います。



でも 勝ち負けなんです。



こうありたい という 理想の自分と



こうある 今の自分との戦い



だから 勝ち負けなんです。



僕は 今までの人生で 何回か



負けを認めてきました。



そのすべてが 自分に対することです。



そのとき その瞬間に 頭ではわかっていても



体が動かなくて 後悔する。 そういう経験をすると



僕は 今の負けを認めます。



それは さきほども書いたように 僕にとっては



涙が出るほど 悔しいことなんですが



その気持ちを受け止めた上で 認めるんです。



それが 今の自分だと それが 今の自分の位置なんだと。



本当に辛いことや 苦しいことがあったときに



うやむやにせず 自分を認めて 



そして そこから始める。



だれでも そうだよ。 と 言われればそれまでですが



僕は その切り替えが 多分ですけど 異常に早い



だから そこからの動き出しも 異常に早い



結果 以前の 負けた自分を越えるのも 早いんです。



今回 僕が言えなかった理由は 



小西さんの中に溜まっている 毒を 吐き出させてあげたかった



倒産という 辛い経験をして 誰にも 出せず



ずっと 心の奥底にしまっておいた 辛い気持ちが



出てきたんだ だから 吐き出させてあげたい



それに 席のことも 自分たちの為に と



感謝の気持ちの裏返し だということも わかっていたから



だから 言えませんでした。



でも これは 小西さんを理由にした 僕の器量の問題です。



僕の器量が 僕の理想とする器量に 届いていない。



だから みんなが 嫌な気分になる 結果を招いてしまった。



終わったことを 悔いるのは 好きじゃありません。



だから 終わったことを 活かす為に



ブログに書きました。



決して 小西さんを責めたいわけじゃありません



最初に書いたように 僕の真意を 小西さんなら



わかってくれると 信じています。



最後になりますが



僕が言いたかったことは



なんで 自分はこうなんだ とか 



どうして 自分はできないんだ とか



自分を責める位なら 出来ない自分を受け入れて



そこから どう進むかを 考えたほうが 良いんじゃないか



僕は そう考えていますし



そうやって 人生を生きてきた



だから 今回も そうするという 事です。




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