佐藤 昇照  (通称 のり )



こいつは うちの若い衆です。



先日 一緒に九州に行きました。



二日間の中の二日目 一緒に 知覧特攻平和会館にいきました



彼が何を感じたのかわからなかったんですが



その日の夜 



一緒に飲んでいると



なぜか うちの会社の将来の話になりました



そこで ぼくは こんな話をしました



『 俺が引退したら この会社は バラバラになるだろうな 』



そしたら彼は



『 それは それでいいじゃないっすか。 僕は 社長が決めた



二代目に 他がなんと言おうと ついてきますよ 』



僕が 理由を聞くと



『 それが 社長に対する 僕のあり方だからっすよ 』



・・・ 僕は 返す言葉ないくらい 嬉しかった。



例え仕事がままならなくても 大事なことは伝わってる と思い



おいしいお酒を飲み 次の日 



空港に着き カウンターから 飛行機までの通路の中



僕は 携帯をいじくりながら 下を向いて歩いていました



途中の曲がり角を曲がろうとしたとき 彼が 僕に言いました



『 社長 いいんですか? 』 



何が? って感じで返事をすると



『 あのひと 』 と言って 後ろを振り返ると



30~40才くらいの女性が 壁にもたれかかりながら



びっこを引いて歩いています



僕は どうもこうもねぇ はよいけ! といって



彼は その彼女のところに行き 荷物を持ち



彼女が席に着くまで ずっと 誘導していました



だからなに? って 聞こえるかもしれませんが



僕は 仕事を通してしか 若い子達を見ていない



でも 仕事云々なんかよりも 遥かに大事なことがあって



おかしな言い回しですけど その遥かに大事なことがわかると



仕事も出来るようになることを僕はしっていますし



仮に出来なくても そっちのほうが よっぽど価値があることを知ってます



しかも 僕が伝えたいことは まさに そういうことだからこそ



やられた! って思った反面



彼が 彼女に気付いて ほんのちょっとの勇気が出せなかったとき



僕に言えば 当然 yes という 答えが返ってくると思って



僕に聞いてくれたこと



また そう思える人間関係が なんともうれしくって



帰りの飛行機は 一回も起きることなく ゆったり出来ました



そんな彼の行動を見ていた 航空会社の職員の顔



僕と同じで やられた! って顔をしていました



でも さすがに 相手はプロでした



中部国際空港について 飛行機のドアが開くと



彼女のために 若いスタッフが 待ち構えていました



これは まぎれもなく ノリの 勇気と行動の影響です



そうやって 少しずつでも 価値のある行動をとっていけるような



そんな人間の集まりでありたいと思います



そう思っていることを 感じて 実践してくれた彼に



本当に感謝しているから



だから ブログに残そうと思ったんです。



彼の名は 佐藤 昇照   ( のり )



いつか どっかで 会うかもしれないので



覚えておいてください。



基本的には 単なる パソコンオタクですから。

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