(セ・リーグ、DeNA3-1阪神、9回戦、阪神6勝3敗、23日、横浜)次なる大きな頂を目指し、リスタートを切った。DeNAはソフトバンク、オリックス、巨人の3球団と11勝7敗で並び、史上初のTQB(得失点率差)決着で交流戦初優勝を果たした。
三浦監督はオールスターまでの21試合でチームにノルマを設定した。
「一試合一試合戦っていくだけですし、最低でも13勝以上。そこを目標にやっていこうという話を選手たちにしました」
チームは試合前時点で首位阪神を2・5ゲーム差で追う2位。13勝を挙げれば8敗以下となり貯金を5つ以上、上積みする狙いだ。チームは交流戦を終えて35勝26敗1分けと貯金「9」。勝率・574とハイペースで白星を積み上げてきたが、13勝8敗は勝率・615。ハードな道のりを課した。
この日を含め首位・阪神との直接対決が6試合。開幕3連戦3連敗を喫するなど今季2勝6敗と分が悪いが、ゲーム差を縮め、逆転するチャンスでもある。横浜スタジアムの阪神戦は試合前まで昨年5月15日から10連勝中。好相性の本拠地で勢いをつけたい。
「横浜頂戦」をスローガンに掲げているチームは、12球団で最もリーグ優勝から遠ざかっている。1998年以来、25年ぶりとなる悲願へ、勝負の夏に向かう。(原田優介)