仮設住宅に入居できない人々の生活はどうなっているのか
1. 能登半島地震で仮設住宅に入居できない人がいる。
2. 保靖夫さんは農業用ハウスで避難生活を続けている。
3. 石川県内では仮設住宅の完成が遅れている。
能登半島地震から7か月が経過しましたが、石川県輪島市では仮設住宅に入居できず、農業用ハウスで避難生活を続ける人々がいます。
保靖夫さん(70)は自宅が全壊し、野菜を栽培していたハウスに避難しました。多くの人が集まる公民館への避難も検討しましたが、近所の人たちと共にハウスでの生活を選びました。
現在も2世帯3人が仮設住宅への入居を待ちながらハウスで生活しています。暑さをしのぐために天井にシートを使い、扇風機を使用し、夜は災害用のテントで寝ています。仮設住宅に入居できない状況が続けば、公民館への移動も考えています。
石川県内では約6800戸の仮設住宅が必要とされ、30日時点で8割の5498戸が完成しましたが、残りは11月までかかる見通しです。