小学校の算数で学習する計算でも、式が長くなると意外と難しい問題になります。
一つひとつの計算規則を知っていても、途中で間違えてしまってはいけません。
正しい理解ができているかどうか、問題に挑戦しましょう!
問題
次の計算をしなさい。
7+7+(7+7÷7)×7
足し算・掛け算・割り算が混ざっており、さらにカッコまでついています。
計算の順序に注意しましょう。
解説
今回の問題の答えは「70」です。
また、途中の計算式は次のようになります。
7+7+(7+7÷7)×7
=7+7+(7+1)×7
=7+7+8×7
=7+7+56
=14+56
=70
このような四則演算の混ざった計算は、以下の順で計算をします。
(1)カッコの中の計算
(2)掛け算・割り算の計算
(3)足し算・引き算の計算
今回の問題「7+7+(7+7÷7)×7」の場合を確認していきましょう。
カッコ内の計算
カッコ内の式は「7+7÷7」です。
足し算と割り算があるので、こちらも優先するのは割り算となります。
7+7÷7
=7+1
=8
これでカッコの中の計算が完了しました。
掛け算→足し算の順で計算
カッコ内の計算をしたことによって、元の式は「7+7+8×7」となりました。
足し算と掛け算だけの式になったので、「掛け算→足し算」の順で計算です。
前から計算しないように注意しましょう。
7+7+8×7
=7+7+56
=14+56
=70
一つひとつの計算は簡単なものですが、途中式が長くなってしまいます。
途中の式変形を一つでも間違えてしまうと、正しい答えに辿り着かないので、注意が必要です。
まとめ
正しい答えを出すことができたでしょうか。
今回の問題は、小学校で学習する問題です。
間違えてしまった方は、他の記事の問題にも挑戦し、復習をしましょう!
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」
四則演算の問題にもう一問挑戦!