大学では農業土木を専攻していましたが、講義やインターンシップを通して土木っていいなと思うようになったんです。そんな中、加藤建設グループの東名開発の社長が同じ大学の大先輩で、大学経由で加藤建設という会社を知りました。
他社にはない特許工法、発注者から信頼を得る技術力、福利厚生の充実など魅力がいっぱいの会社だと感じて入社を決めましたね。
何と言っても自分で計画し、管理した構造物をみることが一番のやりがいですね。アーバンリング工法は端的に言えば「穴掘り」です。穴の深さは20mから深いものだと60mにまで及びます。
穴を掘り切った直後は地下水が溜まっているため見えませんが、地下水を抜くと穴の底が見えます。一番下へ降りて上空を見上げると、こんなにも掘ったのかと実感します。
アーバンリング工法は狭くて難しいと言われる場所での工事に採用されることが多いのですが、そんな現場で自分が主導権をもってうまくいったときにもやりがいを感じます。
私たちの仕事は、「いいものを作らなければならない」という使命はありますが、現場での安全管理はそれ以上に大切なことなので、誰一人怪我をしてはならないという緊張感が常にあります。危険な行動があれば、時には厳しく注意をしたり、受けたりします。でもその緊張感は、みんなが家に帰って「ただいま」と言えるようにするための思いやりの裏返しだと感じています。
厳しくも優しい先輩方とは休憩中に雑談や笑い話をしたりすることも多く、メリハリがある職場です。
ここ数年は仕事量も多く、若いうちからたくさんの現場を経験させていただきました。まだまだ未熟なのでミスをして厳しい指導を受けることもありますが、最終的にはしっかりとフォローをしてくれる上司・先輩ばかりで恵まれた職場だと感じますね。
仕事を任せてもらえることに喜びとやりがいを感じながら、これからも成長していきたいと思います。
アーバンリング工法をより安全に、より正確に、より容易に施工できる方法を日々模索しています。現在は職人さんの数も減少し、人工知能やプログラミングなどが台頭しています。
そんな中、技術や知識をさらに高めて、人間だからこそできる仕事としてさらなる挑戦をしていきたいです。
是非いろいろな会社のインターンシップや説明会へ足を運んでください。人との「縁」を上手く育み、利用して欲しいと思いますよ。
私は公務員試験で挫折しましたが、縁あって加藤建設に入社することができました。皆さんも思いがけない出会いや気づきで人生が変わることがあるかもしれません。
土木業界は様々な資格や技術が求められますが、決して忘れてはいけないのは「一人で現場は進まない」ことです。自分一人の力だけではなく、協力会社や職人さんとの阿吽の呼吸が必要なのです。
コミュニケーションを生む「縁」を社会人になってからも大切にしてくださいね。