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大分県日出町に計画されているイスラム教徒向けの土葬墓地の整備について、宗教法人と地元住民が立地協定を結んだ5月9日以降、日出町などに差別的な言葉を含む反対意見が相次いでいます。
弁護士は「ヘイトスピーチにあたる」と指摘しています。
イスラム教徒向けの土葬墓地については、別府ムスリム教会が日出町南畑の町有地に整備する計画で5月9日に地元の高平区との間で立地協定を結びました。
この場所は杵築市山香町に隣接しています。
しかし締結以降、日出町と杵築市に対しメールや電話で反対意見が430件以上寄せられています。
中には「移民が増え町が乗っ取られる」などという誹謗中傷もあったということです。
県弁護士会の松尾康利人権擁護委員長は「外国人やイスラム教だからという理由での反対はヘイトスピーチにあたり違法行為になるおそれがある」などと指摘しています。
こうした中、日出町議会に対し建設反対を求める2件の陳情が県外から寄せられ、26日の議会運営委員会で取り扱いを協議しました。
しかし、宗教差別や風評被害を助長するような言葉が多く使われているとして議会では取り扱わないことを決めています。
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