京都精華大生刺殺、未解決のまま14年 母「漫画家なる夢、応援したかった」

法要の後、事件現場に残って祈りをささげる千葉大作さんの母淳子さん=京都市左京区岩倉で2021年1月15日午後3時33分、千葉紀和撮影
法要の後、事件現場に残って祈りをささげる千葉大作さんの母淳子さん=京都市左京区岩倉で2021年1月15日午後3時33分、千葉紀和撮影

 京都精華大マンガ学部1年生だった千葉大作さん(当時20歳)が2007年、京都市左京区岩倉幡枝町で刺殺された事件は15日、未解決のまま14年を迎えた。府警の捜査が難航する中、事件現場で法要が営まれ、街頭では遺族や捜査員らが情報提供を呼び掛けた。

 21年は新型コロナウイルスの影響で法要の参列者を絞り、母淳子さん(61)=仙台市=ら約10人がマスク姿で祈りをささげた。

 夜は叡山電鉄出町柳駅に移り、千葉さんの同級生らが作った事件のマンガ冊子を通行人に配って情報提供を呼び掛けた。淳子さんは千葉さんが生前に描いたイラストも初めて掲示し、「大作は漫画家になる夢に地道な努力を重ねていた。応援し続けたかった。犯人は自首することを求める」と報道陣に訴えた。

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