喫煙・飲酒で五輪辞退の宮田笙子選手「擁護する著名人vs許せない世論」…「協会はトカゲのしっぽ切り」トップ選手”喫煙率95%”証言の衝撃
そもそも、喫煙や飲酒が20歳からというのも、諸外国の事例からしておかしな話
筆者は、この順天堂大学の声明を支持したい。そもそも、喫煙や飲酒が20歳からというのも、諸外国の事例からしておかしな話である。 「諸外国における成年年齢・婚姻適齢及び飲酒・喫煙可能年齢」(https://www.city.hirakata.osaka.jp/cmsfiles/contents/0000025/25139/dai2shiryo4.pdf)によれば、イギリス、イタリア、オランダ、スイス、スウェーデン、中国、チリ、ドイツ、ニュージーランド、フランス、ポーランド、メキシコ、ロシアなどほとんどの国が、18歳での飲酒と喫煙を認めている(アメリカは州による)。 筆者が中学生のときに、アメリカ人の英語教師が「アメリカは学校に銃や武器を持ってくることで問題が起きているのに、日本の中学校はアメ玉を持ち込むかどうかで同じぐらいの騒ぎになってる。笑える」と、日本の平和ボケをジョークにしていたが、今回も似たような騒ぎだろう。大麻や違法薬物、ドーピングに手を染めていたならまだしも、珍しく19歳での喫煙・飲酒を認めていない日本だからこその騒ぎだ。あまりにも馬鹿馬鹿しい。
嫉妬なのか、何らかの正義感なのかわからないが、
また、内部の通報というのも残念な話だ。嫉妬なのか、何らかの正義感なのかわからないが、チクリによって、宮田選手の将来を奪ってしまったわけだ。 取り返しがつかないぐらいの、心の傷を負っている可能性がある。団体規律の問題とか、ガバナンスの問題とか訳のわからないことをいって、処分を正当化する識者がいることも残念でならない。 週刊文春電子版(7月24日)には、こんな証言もあった。 体操協会関係者の匿名証言として<体操協会の行動規範は喫煙に対して厳しい姿勢をとっているように見えますが、実態は真逆。特に男子の体操選手の間では伝統的に喫煙文化があります>とある。 また、バルセロナ五輪銀メダリストの池谷幸雄氏も<僕らの時代は95%の選手が吸っていましたよ。体操はプレッシャーやストレスが強くかかる競技なので、精神を落ち着かせるために喫煙する選手は多いです。五輪に出場する選手でも吸っていました。大学の練習では1種目が終わるごとに吸いに行く人もいたくらい。他の競技と比べれば体操には持久力が求められないので、煙草を吸っていても大きな影響は出ない。近年でも吸っている選手は多いと思います>と話している。
【関連記事】
- 体に悪いことくらいわかっとるわ! 飲み放題、ストロング缶禁止へ「タバコ撲滅の次は酒」… 厚労省「女性は少量でも脳卒中リスク」
- ゲイライター・サムソン高橋「なぜ私は保毛尾田保毛男が積極的に好きだったのか」…テレビの没落はコンプライアンスが原因ではない
- 「タバコ増税の前にやることある」パーティー券はウンザリだ!私腹を肥やす嘘つき議員に国民怒り爆発…鬼の岸田政権、崩壊へ
- リモートでもタバコ禁止!「健康経営」企業のやりすぎ健康強要の実態…社員の私生活介入、監獄人生のはじまり
- 「日本の航空会社が終わってる」メンタリストDaiGo、石田ゆり子の「ケージに入れて機内持ち込み許して」に波紋…“ペットの貨物扱い”を非難も「人命優先」の声