渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

転倒の真の原因

2024年07月30日 | open

新型GSX-S1000 納車1ヶ月経
たずに転倒してしまいました

転倒原因自己診断も全て見当
外れ。
真の原因を見定められていな
いので、今後も何度でも転倒
するだろう。
転倒原因は乗り方の問題だ。
低速無加重転回だけでなく、
一般路での乗車位置や姿勢や
乗り方含めて。

参考になる動画。
「転んではいけない」のでは
なく、「やってはいけない」
の乗車操作操縦方法として。
フロントがトラクション無く
して切れ込んで転倒している
のに、なぜリアからと判断し
て決めつ
けてしまうのか。
また、なぜフロントが切れ込
んだのか。その物理的な要因
は何であるのか。

転倒する直前、サスはどのよ
うな仕事をしていたのか。
タイヤのグリップはコンパウ
ンド頼りなのか面圧による
適正グリップだったのか、ま
た乗り手がその識別と選択の
実行はどのように判断して、
なぜそれを実行したのか。
荷重と加重の識別をどのよう

に捉えているか、またそれら
をどのような時にどう、どの
レベル範囲で使ったのか。
等々、さらにそれらだけでな
く、もっと多角的に
解析しな
いとならないのに、
運転者は
それを放棄している。

また転ぶだろう。何度でも。
真の原因確定とは無縁な方向
で原因特定したと誤認してい
るからだ。
その方式は「やってはいけな
い」という
実例としてとても
参考になる
動画。
転倒させたくない人には大い

に参考になる情報資料がふん
だんに収められている動画。

公道で何度も転ぶ人は、「今
度は転ばないようにしよう」
という観念的な方法で済ませ
てしまう。
そしてまた転ぶ。Uターンや
立ちゴケを何度もやる。
それは、失敗した原因を真摯
に真面目に見つめようする事
を一切放棄しているからだ。
失敗原因がきちんと把握理解
できていないので、何度でも
同じ失敗をする。
真面目に問題解決に取り組ん
でいないからだ。

これ、仕事でも同じで、ミス
したならば次回からは予防
できるが、それは原因追及を
自分に厳しくきちんとできる
かどうかにかかっている。
人的能力として仕事ができる
できない以前に、そうした検
証作業は絶対に必要なのに、
それをやらない人は世の中か
なり多い。
そして齟齬や倒錯や誤認や
診や誤審や誤信が繰り返
され
る。

結果、失敗は同じパターン
派生型として再生産される。

時に人の命にかかわる。
それは「人災」なのだ。
仕事の上では労災を避ける為

には、何か不具合が発生した
ら徹底的に原因究明をしない
と、取り返しのつかない事に
なる。

これは危険の多い二輪車の運
転においても全く同じだ。
特に二輪車の場合は、自分自
身に自己監督責任が存する。
善管注意義務違反は二輪の場
合には存在しない。全ては自
分の責任にかかる。
尚更、徹底的に自分のミスに
メスを入れる作業を設定しな
いと、犯した事故は何度でも
やって来る。
二輪の場合は、運転者がその
うち死んでしまう。
自分に自己解析と自問の刃が
向かず、他者や自
分以外の要
素に原因を求める
姿勢は、何
度も言うが、それは死へ
の片
道特急券を自分で買って
いる
事であるのだ。

不可避的なマシンの欠陥(現代
の日本製GPマシンのような)
等が車に存在しない限り、ほ
ぼ全体の失敗原因は乗り手の
考え方、判断、操作、操縦の
ミスによって転倒が惹起され
る。
これは間違いない。
自覚無き者は何度でも転ぶ。






 


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