とある日、とあるサーキットでの出来事です。
その日のイベント終了後、Aさん(46歳女)は、Bさん(30歳女)に対し、2ヶ月後の自分のレースの時は、手伝いは不要だが、所定の入場料を払って見に来るのは自由だよ、と伝えました。
それを聞いたBさんは、冷たくされたとショックを受け、パドック内に止めた自分の車の中で、数十分間、泣きじゃくりました。
その日、Bさんをサーキットに呼んだのはCさん(52歳男)で、CさんはBさんを宥めるのに大変苦労したそうです。
後日、CさんはAさんを呼び出し、あの時の態度は何だ!冷たすぎるぞ!!と激怒しました。
Aさんは何のことかさっぱり分からず、冷たくしたつもりはなく友人として普通に接したと主張しましたが、Cさんは、いや冷たかった!と聞く耳を持ちません。
ちなみに、
・AさんとCさんは5年間、共にレース活動をしてきた仲
・Bさんは1年半ほど前にこれに加わりましたが、事情によりこの出来事の3ヶ月前に「破門」になっています
「破門」って何?
私は人が思うほど強くありません。
女性ライダーとして、なかなかできない実績を積み上げてきたと言われることがあるけど、自己肯定感はゼロです。
全然大したことない。誰でもできる普通のこと。
本気でそう思ってます。
しんどいこともたくさんあったけど、歯を食いしばって頑張ってきました。
でも、この1ヶ月の色々で、そろそろ、本当に、食いしばってきた歯が折れそうです。
これまでロープの上を綱渡りしていましたが、今は糸の上を渡っている状態になりました。
それでも弱音を吐いちゃダメですか?
長文です。
今年は、休養期間として、頑張りすぎないように過ごしてきました。
もちろんバイクは大好きなので、相変わらず毎週のようにどこかのサーキットには行って、R6やグロムには乗っていますが、ブログは放置プレーをしていました。
この週末、オートポリスで開催された全日本ロードレース選手権に観戦に行ってきました。
去年までの3年間はエントラント(出場選手)として出ていた大会です。
4年前までのように、一観客として、観戦し、美味しいもの食べて、ピットウォークに行って、シグナス号で体験走行して、、、と満喫しました。
そして有難いことに、お会いした色んな方から「今年は出ないの?」という声をかけていただきました。
もちろん社交辞令もあるんでしょうが、こんな私でも出ることを期待されているのかな、と勘違いしてしまいそうです。
私がレースをしている理由は、もちろん、バイクに乗ることが大好きで、タイムという結果が出るサーキットが大好き、というのが一番ですが、女性ライダーの裾野を広げたい、性別に関係なく好きなことに取り組める社会にしていきたいというものあります。(←大きく出てみた。)
女性だからバイクには乗らない、乗ってもツーリングだけ、サーキットを走っても走行会だけ、ミニバイクだけ、小排気量だけ、と自分にブレーキをかけている人がいたら、とても残念です。
そんな人が、私がレースに出てるのを見て、女性でもレース出れるんだ、大型にも乗れるんだ、私も乗ってみよう、走ってみよう、と思ってもらえたら、という想いも、常に心の片隅にあります。
たぶん、女性ライダーでは国際に上がった年齢は日本最年長です。(違ってたらごめんなさい)
現役女性国際ライダーでは最年長タイ(高杉選手と同学年)です。(これも違ってたらごめんなさい。)
ツーリングで46都道府県を制覇して、かつ国際ライセンスを取った人って他にいるのかなぁ。
旧帝大卒の国際ライダーもそう多くないはずです。女性では多分唯一。
バイクとはほぼ無縁な家庭で育って、自分で選んだパートナーと2人の給料で生活し、家事をして、レースをしています。
レースの勝ち負けにはそんなこと関係ないけど、勝ち負けだけがレースの全てじゃない。
こんなおばちゃんでも頑張っている姿を見て、自分も頑張ろ、って思ってくれる人がひとりでもいてくれたら、それだけでめちゃくちゃうれしいです。
そのためには、走ってる本人も楽しまなきゃ。
私は結果を求められるプロじゃない。
ピリピリして周りを不快にしてまでするものじゃない。
ピリピリせずに笑顔でもレースはできるはず。
もちろん、危険を伴うスポーツだから真剣に取り組みます。
「楽しく、そして真剣に」
九州ロードに出始めたころのテーマです。
原点に帰り、笑顔を忘れず、これからもレース人生を続けていけたらと思います。
ブログをお引っ越ししてきました。
旧ブログ↓
https://sky.ap.teacup.com/600rr/
7月いっぱいで見れなくなるようです。
引越しを機に、少しは更新しようかな、と心の片隅でちょびっと思うへなちょこです。