小学校で算数を習っていた頃、掛け算までは簡単に理解できても割り算では少し戸惑った、という方も多いのではないでしょうか。
特に0を含む割り算は要注意なので、今回は0を含む割り算をしっかりと復習して、計算方法だけでなくその仕組みもきちんと確認しておきましょう。
問題
次の計算をしなさい。
0÷9÷3
0の扱い方が問題攻略の鍵を握っています。
解説
この問題の答えは「0」です。
0を含む割り算について、詳しく確認していきましょう。
0が割る数なのか割られる数なのかによって、計算方法は大きく変わってきますよ。
・0÷□=0
・□÷0は計算できない。
0が割られる数ならば、答えは0になるということですね。
0÷□の場合は、「0個のケーキを□人で分けると一人当たりは何個でしょうか?」という問題に置き換えることが可能です。
しかし、このような場合を考えてみると、ケーキはもともと0個なので分けることができません。
なので、一人当たりは0個ということが分かり、0÷□=0という計算には納得いきますね。
では、問題に戻ってみましょう。
0÷9÷3
=0÷3
=0
答えの0を理解しながら求めることができました。
まとめ
0を含む計算は割り算に関わらず特殊な場合が多いです。計算方法をじっくりと納得しながら復習していきましょう。
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。
監修:株式会社かえでプロダクション(公式HP)
「編集技術で過去と未来をつなぐ」小学生・中学生・高校生の学習用教材を執筆・編集・校正する編集専門のプロダクション。英語・算数/数学・国語・理科・社会の主要5科目のテキストやドリル、テストや模試、デジタル系の教材など幅広く制作。教材からできる教育を目指し、教育業界を支える会社。会社独自の福利厚生が充実しており、社員が働きやすい環境を整え、新しい働き方で第三者機関から認定を受けている。
次は、0を含む掛け算に挑戦!