投手陣が危機的状況に陥っている。

 ロサンゼルス・ドジャースは現地時間7月10日、ボビー・ミラーのマイナー降格を発表した。前日のフィラデルフィア・フィリーズ戦で先発したものの9失点と炎上、今季2敗目を喫している。この試合を終え防御率は8点台を記録するなど、不安定なピッチングが続いていた。

【PHOTO】大谷翔平&真美子夫妻の“仲睦まじいツーショット”写真を厳選してお届け! ドジャースはここまで8勝を挙げているタイラー・グラスノーも腰の張りのため7月9日、負傷者リスト(IL)入りが伝えられたばかり。ローテーションの中心として期待されていた山本由伸や、肘の手術から復帰したウォーカー・ビューラーも先月よりIL入りし、いずれも今後の出場は見通せておらず、オールスターを前にして、先発投手の手薄さが顕著となっている。

 また、ドジャース投手陣について米国内でも不安視する声が日増しに高まっており、スポーツメディア『FANNATION』も、「ミラーの降格は最悪のタイミングで起こってしまった」と報じている。

 開幕からローテーションを支えてきた主力投手が次々と離脱している現状について、「長期的な問題点が数多くある」と主張。その上で、ミラー、ビューラーの2人に対しては今季、不本意な内容が続いていたことで、「彼らが復帰した場合にどのようなパフォーマンスを見せるかという不確定要素があるだけでなく、どの投手も復帰の時間枠が決まっていない」と指摘しており、さらに「クレイトン・カーショウは7月末までにドジャースのローテーションに復帰する可能性があるが、彼もまた昨シーズンに肩の手術を受けた後、パフォーマンスの質について不確実性に直面している」とベテラン左腕への懸念も示している。

 その上で、「先発のトッププロスペクトである、25歳のリバー・ライアンに頼ることになるかもしれない」とマイナーからの起用にも言及。さらに「ライアンが今シーズンのローテーションの選択肢になるかどうかはともかく、ドジャースは7月30日のトレード期限を利用してローテーションを強化し、同時に若くても不調を抱える投手を放出する可能性が高い」として、投手陣の大幅な入れ替えの可能性もあると綴っている。

 ドジャースは11日のフィリーズ戦に“ブルペンデー”で臨むも1ー5で敗戦。屈辱のスイープを喫し、チームの連敗も「4」にまで延びることに。厳しい試合展開が続く中でも、何とかオールスター前の戦いを乗り切り、後半戦に向け再び先発陣を立て直していかなければならない。

構成●THE DIGEST編集部

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