| ジャンル | 音楽ゲーム、高難易度死にゲー |
| 対応機種 | PC,スマートフォン |
| クリア時間 | DLC含めて10時間ほど(死にゲーなので個人差強め) |
| 開発元 | 7th Beat Games |
| 発売元 | 7th Beat Games, indienova |
| 発売日 | 2019/01/25 |


「A Dance of Fire and Ice」は、1ボタンで最後まで遊べる「リズムゲーム+死にゲー」。任意のボタンを押すだけという操作のシンプルさに反して、たった1ミスで最初からやり直しになる鬼畜仕様。その分クリア出来た時の達成感は大きく、脳汁がすっごい出ます。鬼畜仕様と言ったものの、死にゲーにありがちな理不尽な難しさは一切なく、音ゲーとしても質が高いです。そして、本作はユーザーが譜面を作成することができ、それをSteamを通じて共有することができるため実質無限に遊べます。これで620円は本当に安い。サウンドとグラフィックも良く、このシンプルなゲーム性で、世界観の表現が多彩なのが素晴らしい。悪い点は1つだけ、シナリオです。内容が意味不明な上に、翻訳も怪しい。が、音ゲーでそこを楽しみにしてる人はいないので問題ナシ。
たった620円で、最高の暇つぶしになってくれるでしょう。
タッコー無意識に起動してしまうくらい、中毒になってました。
「A Dance of Fire and Ice」は、1ボタンで最後まで遊べる「リズムゲーム+死にゲー」。任意のボタンを押すだけという操作のシンプルさに反して、たった1ミスで最初からやり直しになる鬼畜仕様。その分クリア出来た時の達成感は大きく、脳汁がすっごい出ます。鬼畜仕様と言ったものの、死にゲーにありがちな理不尽な難しさは一切なく、音ゲーとしても質が高いです。そして、本作はユーザーが譜面を作成することができ、それをSteamを通じて共有することができるため実質無限に遊べます。これで620円は本当に安い。サウンドとグラフィックも良く、このシンプルなゲーム性で、世界観の表現が多彩なのが素晴らしい。悪い点は1つだけ、シナリオです。内容が意味不明な上に、翻訳も怪しい。が、音ゲーでそこを楽しみにしてる人はいないので問題ナシ。
たった620円で、最高の暇つぶしになってくれるでしょう。
タッコー無意識に起動してしまうくらい、中毒になってました。
1ボタンでビートを刻む、これぞ『リズムゲー』
シンプルなリズムゲーム
A Dance of Fire and Ice(以下、ADOFAI)は、1ボタンで最後まで遊べるシンプルなリズムゲームです。2つの球がグルグル回っていて、片方の球がタイルに当たったときに任意のキーを押すと1マス進むことができます。これを繰り返して、クリアを目指すゲームです。

一般的な音ゲーはレーンが複数あったりしますが、このゲームは1本のみです。分かりやすいですね。
斬新な発想でリズムを視覚化
ADOFAIは、今までにない方法でリズムを視覚化しています。その方法とは「拍子(リズム)を角度で表現すること」です。以下のGif画像に注目してください。

180°の道が続いたあと、270°→90°と角度が変わることによって、拍子が変動しています。この角度をリズムに結び付ける発想によって、新しい音楽ゲーム体験を味わえます。最初は簡単な角度ばかりなんですが、徐々に難しいリズムが増えてリズム感を試されます。角度から瞬時にリズムを読み取って、それがピッタリ当てはまるとめちゃくちゃ気持ちいいです。
「リズムゲー+死にゲー」。シンプルさに反して、超ストイック
1ミスが命取り
ADOFAIは「死にゲー」です。1回でもミスすると強制終了になり、ステージの最初からやり直しになります。この緊張感と達成感がクセになります。ミスったら即終了という張り詰めたプレイの中で、クリアできたときは脳汁で溢れること間違いありません。

進んだ距離が明確に表示されるので自分の上達が分かりやすく、中毒性が高いです。
死にゲーの基本をしっかり抑えている
死んでもすぐにリトライできたり、練習モードも用意されていたりと、プレイヤーにストレスを与えないよう最大限考慮されています。特に練習モードは優秀で、どこでも好きな位置から練習を始めることができ、苦手な部分だけ練習できるのが素晴らしい。
加えて、難しくなりすぎないよう曲によって「中間ポイント」が設置されています。中間ポイントに到達すればそこからやり直せる安堵感がありますが、それ以上に「せっかく中間まで行ったんだからクリアしたい」という心理が働いて止め時を失います。

他の死にゲーとの違いとして、ADOFAIは死にゲーにありがちな理不尽な難しさはありません。難所が来ても「こんなん無理!」と思うことはなく、「もうちょいやったら行けそうじゃね?」をクリアまで無限に繰り返すことになります。この絶妙なゲームデザインは、内容がシンプルだからこそ出来る強みだと感じます。
圧倒的コスパは、インディーズの強み
ユーザー作成譜面が遊び放題
本作はユーザーが譜面を作成することができ、それをSteamワークショップを通じて共有することができます。公式譜面だけでも値段以上のボリュームがあるんですが、これのおかげで実質無限に遊べるわけです。ユーザー譜面は難易度の差が激しいので、それぞれに難易度の数値が設定されています。

タッコー全ての音ゲーにこの機能欲しいです。本当に。
お値段なんと620円。スマホ版は脅威の300円
定価620円は安すぎる!ただでさえ安いのに、しょっちゅうSteamでセールやってるの見かけますね。だいたい20%オフが多いので、セール中は500円で買えてしまいます。値段以上に遊べる良作なので、迷わずオススメできる一作。

ここまでPC版の話をずっとしていましたが、スマホ版は脅威の300円です。PCに比べて安いのは明確な理由があり、スマホ版はユーザー作成譜面が遊べません。しかし、公式譜面しか遊べなくてもこのボリュームで300円はめちゃくちゃ安いです。システムもシンプルでスマホ向けですし、軽くやりたい人はスマホ版の方がいいかもしれません。
繰り返しが苦にならない、心地いい音楽とグラフィック
本作は宇宙が舞台で、色んな音楽の世界を駆け巡るという世界観。そのためワールドごとに楽曲のジャンルやグラフィックが異なります。


世界観がしっかり作りこまれているので、ワールドごとに違う味がして飽きません。各ワールドの音楽が本当に心地よく、クリア出来なくても頑張って全踏破したくなります。譜面は基本的にメロディーラインを叩くので楽曲を覚えやすく、苦戦したステージの曲は今でも鮮明に思い出せるほど。ワールドグラフィックの良さは上記のGifを見るだけでも伝わるのではないでしょうか。グラのバリエーションはかなり多彩で、ツタをひたすら登る面、ボスと戦う面、電脳世界の面など、毎回ワクワクさせてくれます。シンプルなのに飽きないのは、グラや音楽で常に新鮮さを感じさせる作りのおかげだと感じています。

シナリオは意味不明
レビューなので悪い点も挙げておくと、シナリオは意味不明な上に翻訳も怪しいですね。DLCで初めてシナリオが出てくるんですが、何言ってるか分からないので流し読みしてたら、最後までよく分からないまま終わりを迎えました。まあ、文章量は全部合わせてもめちゃくちゃ短いですし、「とりあえずなんか書いとけ」くらいのオマケ要素なのは間違いありません。リズムゲーが本編であり、ここが面白くなくても気にならないので問題ナシ!

評価まとめ
A Dance of Fire and Iceは、1ボタンで遊べる「リズムゲー+死にゲー」。リズムゲーにただ死にゲー要素を足したのではなく、死にゲーの基本を抑えておりプレイヤーにストレスを与えないよう最大限考慮されている。また、音楽とグラフィックは世界観がしっかり作りこまれていて、ワールドごとに違う味がして飽きません。加えて、コスパが非常に良い。ユーザー作成譜面が遊び放題で、現在17000個ほど譜面が存在する。それを加味すると620円は安すぎます。反面、たまに挟まるシナリオは意味不明。しかし短いので大して気にならないでしょう。
音ゲー・死にゲーに興味がある人に、是非挑戦してほしい一作です。
| 良い点 | 悪い点 |
|---|---|
| 1ボタンで遊べるシンプルさ ユーザー譜面が遊び放題 値段が安い 飽きさせない音楽とグラフィック | PC・スマホにしかなく、家庭用に進出していない スマホ版はユーザー譜面が遊べない シナリオが意味不明 |


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