先物で詐欺容疑、逮捕者計10人に 元会長ら、8人は否認
先物取引関連の金融商品への投資勧誘を巡る詐欺事件で、広島県警生活環境課は2日、詐欺の疑いで逮捕状を取っていた資産運用コンサルタント会社「パシフィック」(東京)の元会長、山下●(日へんに向)喜容疑者(69)=東京都新宿区=ら計10人を逮捕した。10人のうち山下容疑者を含む8人は容疑を否認し、2人は認めている。
県警によると、山下容疑者らは2009年1月~10年6月、金や原油の先物取引で担保となる証拠金として、約1200人から約60億円を集めていた。実際に運用されたのは約5億4千万円で大半はほかの顧客への配当や会社の運用資金に充てていたとみられ、県警は裏付け捜査を進める。
ほかの逮捕者は、パ社元専務、佐藤正彦容疑者(54)=東京都昭島市=や、関連会社の元代表取締役、北畠充治容疑者(49)=東京都港区=ら。
10人の逮捕容疑は09年3月~10年1月、広島県と岡山県の女性3人に「当社が運用し、毎月配当金が入ります」などとうそを言って、海外市場での金融商品に投資するよう勧誘し、先物取引の担保となる証拠金として約6300万円をだまし取った疑い。