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区民の声を聞かず、4年間で8校を統廃合?

2013-08-28 23:55:02 | 教育・子ども

区は江北・鹿浜エリアの小・中8校を4校にする統廃合計画(案)を示し、今年2月から町会自治会連合会、開かれた学校づくり協議会、保護者へと順に「説明会」を行いました。

 説明会は住民の代表者のみ一般住民の意見・要望を聞く考えは全くなし
 
 日本共産党は何度も一般住民への説明会を開き、計画の是非を聞くように求めましたが、教育委員会はそれを拒否、区教委で決めたものを「説明する」だけで、一般住民の意見を聞くどころか説明会すら実施する考えのないことが明らかになりました。

日暮里・舎人ライナー沿線の再開発地域や人口増はあきらか

 8月22日の文教委員会で私、針谷みきおは質問に立ち、沿線の地図を示して江北6丁目UR団地、江北4丁目都営住宅建替えによる跡地(約3㌶)利用、マンション建設の実態を示し、人口推計を見誤れば、新田学園の第2校舎のようにグラウンドもない。子どもたちが自由に遊ぶ場所もない学校になると指摘しました。
 副区長は「住宅が増えれば学校をつくる事になる」と答弁しましたが、「それなら統廃合必要なし」の声があがり、統廃合計画の矛盾をみずから認めました。

私たちの子どもはどこの学校に通学しろというのか

 小台地域から宮城小学校に通うには片道1・4キロもあり徒歩で通学するのは困難です。荒川区の学校や日舎ライナーで高野小学校の通っている児童がたくさんいます。
 高野小が統合される江北小学校には通えません。「子どもはどこの学校に通うのか」との質問にも答えず「現在、在籍の子どもたちは卒業まで大丈夫」とその場しのぎの説明をしています。

学校選択制で選んだ学校を子どもから奪い取るのか

 「子どもにあった学校を選びたい」といくつもの学校をみて子どもと一緒に選んだ学校です。ここなら子どもが卒業まで安心して過ごせると思っていた矢先に学校がなくなるなんて!子どもから学校を奪わないで欲しい」など小規模校のよさを訴える声が多数ありました。

139年の歴史と伝統ある江北小学校をつぶし、あらたな学校名にする計画

 江北小学校は歴史ある学校です。
 校庭には東京大空襲で爆撃を受けたイチョウの木が平和を願う想いをこめて大切にされています。 江北小学校の校名は地域の歴史を語り継ぐ大切なものです。教育委員会の計画のみで校名を変えていいのでしょうか。

3月の保護者向け説明会の意見は全くいかされてない計画

 上沼田小学校には通級指導学級(情緒等)の教室(53人6学級)があり、週に1~2日通学しており、さらに第八中(18人3学級)、高野小(19人3学級)の特別支援学級があります。説明会では保護者から「コミュニケーションの教室とは何か知らないのですか!教育内容をきちんと説明ができる人を連れてきて!」と怒りの声が上がりました。

地域の防災拠点としても学校には重要な役割がある

 学校は防災拠点と位置づけられており、備蓄品も防災用品も設置しています。地域の方たちの防災訓練も校庭を利用し「何かあったら学校へ」と安心のよりどころとなっています。説明会でも「避難所はどうなるのか」との質問があいつぎました。区は「学校跡地利用で」と無責任な答弁をしていますがそんな保障はどこにもありません。
 区議会には「学校統廃合で避難所を無くさないで」と願う陳情が提出され委員会で審議しています。

千寿第五小の統廃合は住民の理解を得られず裁判に
 
 千五小は統廃合され「足立小学校」になりましたが、住民の理解が得られず、裁判になっています。いまだにPTAも開かれた学校づくり協議会もありません。
 放課後子ども教室の指導員もこの裁判に関わったとして、今年度不採用にする強権政治をすすめています。
 プールの授業を受けるために800メートル離れた弥生小学校に通わなければならない事態にもなっています。
(新田学園第二校舎には校庭がなく体育の授業は危険な道路を横断していく状況です)

政府ー全学年35人学級に今でも教室不足になる

 今年4月に中学1年生が35人学級になり、第八中学校は急遽教室を増やすことになり、教育委員会もあわててエアコン設置を行いました。
 政府は全学年を35人学級にするとしました。
 今でも図書準備室や少人数指導教室など特別教室が不十分なのに35人学級になるとすぐに教室不足になります。
 子どもたちの教育環境を良くすると言うなら統廃合計画を見直すべきではないでしょうか。 みなさんのご意見・ご要望をお寄せください。


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