渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

私の後ろ姿

2024年07月28日 | open



いつも一緒に走る広島市内の
乗り屋の仲間ではなく、初め
て一緒に走った私より身長が
10センチ近く低い男が私の後
ろ姿を見て行った。
「なんだか身体が小さく見え
る」と。
そりゃそうだろう。
上体起こしで背骨直立硬直の
地蔵乗りなどしていないから。
頭部の位置も直線でも低い。
上半身は脱力させて軽く自然
な前傾
姿勢をあえて取ってい
る。

たとえアップハンドルであろ
うとも。






こうでないと長距離や高速
道路での直線
高速度走行な
どできないよ。

背骨直立で頭部を物凄く高
い位置に置いて、顎を出し
て、
腕を伸ばして突っ張っ
ハンドルに体重載せてる
うな人はまず絶対に長距
は走行できないだろう。
身体機能としてこれは絶対
に。
事実、二輪をネタにしたユー
チューバーのほぼ全員がそ
うした背骨直立頭部高位置
顎出し腕突っ張り載りだ。
そして一様に長距離走行な
どを嫌うし、痛いだのしび
れるだのきついだの、意味
不明な事を言っている。
前傾フォームがきついだの

しんどい等言うのは素人だ。
たとえ自称バイクジャーナ
リストであろうと。
「窮屈」という表現は適切
だが、「きつい」「しんど
い」「痛い」「しびれる」等
の表現をする者たちは全員
が揃いも揃って心得違い。

二輪メーカーは拷問器具を
作っているのではないから
だ。
自分の乗り方がおかしいの
に車のせいにする。
それ、お門違いというやつ。
二輪乗車によって身体に不
具合が発生するのは、自分
の乗り方が明らかにお
かし
いからなどとは自問しない。

長距離乗って疲れるのは唯
一「脳」
であって、身体は
どこも痛く
も痺れも疲れも
しない。

くたびれるのは脳のみだ。
例外的に、短時間であろう
とも峠を数時間走ると、
の指の筋肉と足腰の筋肉

疲労する。ずっとヒンズ

スクワットをやりながら

握力鍛錬グリップを指先の
みで開け締めしているよう
なものだからだ。Gを全身
で抜重処理させながら。
身体むき出しでプチ戦闘機

操縦のようなGに対処して
いるのだから。

背骨を脱力させて腹を引っ
込めるのには二輪運動学的
に意味がある。医学的にも
意味がある。
複数の多くの重要な意味が。
それを知らずに、安全協会
の大嘘教え等を盲信して、
自覚が生まれないままだと、
いつまで経っても長距離も
乗れなければ、適正運転を
著しく欠いたまま危険な状
態の硬直姿勢で公道を走行
している事になる。
危ない。
非常に危ない。



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