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2024年 7月 23日

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assassins creed shadows

『アサシン クリード シャドウズ』開発チームより、日本の皆さまへ

『アサシン クリード シャドウズ』開発チームより、日本の皆さまへ

初めに、約20年にもわたり「アサシン クリード」シリーズをご愛顧いただき、心より感謝いたします。その歴史の中で、第三回十字軍遠征のアサシンから、9世紀イングランドのヴァイキングをはじめ、さまざまな舞台や時代背景、キャラクターを登場させてきました。そして、私たち開発チームメンバーにとって、戦国時代の日本を舞台にした「アサシン クリード」の制作は長年の夢でした。

『アサシン クリード シャドウズ』の発表以来、多くのご期待をいただいた反面、日本のプレイヤーをはじめとする皆さまからご指摘やご意見も頂戴しました。歴史表現に情熱を傾ける私たちにとって、豊かな歴史と文化の忠実な表現を憂慮される皆さまのご意見は深く尊重されるとともに、日本の皆さまにご懸念を生じさせたことについて、心よりお詫び申し上げます。

ここで、本作品に対する開発意図と開発に関する決定について、以下のとおりご説明させていただきます。

忠実性に関する全体的な取り組み
私たちは、没入感を実現するとともに、敬意を持った表現で戦国時代の日本を描くことに注力してきました。

『アサシン クリード シャドウズ』を含む「アサシン クリード」シリーズのゲームは、史実や歴史上の人物を再現する目的で作られたものではありません。プレイヤーの皆さまの好奇心を刺激し、私たちがインスピレーションを得た歴史的な舞台を探求し、知っていただくことを目指しています。

『アサシン クリード シャドウズ』は、戦国時代の日本を舞台にした魅力的な歴史フィクションを描くエンターテインメントゲームとして開発を進めています。

そしてその開発にあたり、外部のコンサルタントから、歴史家、研究者、Ubisoftジャパンの社内メンバーまで、幅広い関係者の協力を得て進めてきました。こうした取り組みにもかかわらず、プロモーション素材の一部に監修が行き届かず、日本の皆さまにご懸念を生じさせることとなってしまいましたことを、重ねてお詫び申し上げます。

これまでに発表されたゲーム映像はすべて開発中のものであり、ゲーム本編の内容に関しては、私たちは皆さまからいただいた建設的なご意見に基づき、ゲームを皆さまにお届けするその時まで、そしてその先も、改善の努力を続けてまいります。

また、制作プロセスを通じて多くの方々にご協力をいただいておりますが、ゲームプレイとエンターテインメントを考慮したゲーム内容については開発チームのみが責任を負うものであり、ご協力いただいた関係各所には一切の責任はございません。

社内外を問わず、協力いただきました方々へのいかなるご批判も、どうぞお控えいただきますよう切にお願い申し上げます。

創作表現と歴史からのインスピレーション
私たちはあらゆる場面で忠実な描写に努めているものの、「アサシン クリード」シリーズのゲームはあくまでも歴史上の実在の出来事や人物にインスパイアされたフィクション作品です。魅力的で没入感のあるゲーム体験を作り上げるため、「アサシン クリード」はシリーズ初期から創作表現の自由を活かして、ファンタジーの要素を取り入れてきました。たとえば、ゲーム内における弥助は、そうした創作表現の一例です。謎に包まれた稀有な存在である弥助という人物は、戦国時代の日本という魅力的な舞台を背景に「アサシン クリード」のストーリーを語るのに理想的な登場人物候補となりました。

『アサシン クリード シャドウズ』に登場する弥助は侍として描写されますが、この点が議論の的となっていることは私たちも認識しております。ただ、もうひとりの主人公である奈緒江(日本人の忍)も同じく重要人物であり、彼らふたりの主人公が、それぞれ異なるゲームスタイルとストーリー、そして共に織り成す物語を提供します。

私たちは、皆さまのフィードバックをとても大切にしています。今後も貴重なご意見とご感想をお寄せいただけますよう、心よりお願いいたします。貴重なご意見を反映し、できる限り皆さまのご希望に沿うよう、努力を継続してまいります。2024年11月15日に『アサシン クリード シャドウズ』が発売された暁には、日本だけでなく世界中のプレイヤーの皆さまに、私たちがこの作品に注いだ情熱と努力と愛が皆さまに伝わり、引き続き弊社のゲームをご愛顧いただくことを願ってやみません。

『アサシン クリード シャドウズ』開発チーム より