パリ五輪開会式は悪魔崇拝みたいな演出で、フランス人は何考えとるのか疑問に感じた人も多かったんじゃないかな。これもフランス革命の影響じゃ! そこで今日は、なぜフランス革命が人類史の汚点なのか『フランス革命の省察』という超重要な論考を紹介する形式でわかりやすく説明するぞ! まず、フランス革命が行われている最中、 1790年にイギリスの元庶民院議員のエドマンド・バークが、フランス革命を批判する論考を発表した。 これがその後のフランスの出来事を(ナポレオンの登場まで)を的中させたので「すごい!」となり、今日まで全世界に翻訳されているわけじゃな。 では、なぜフランス革命が人類史の汚点なのか。 それは「経験を捨てたこと」だと言うのが批判の核心じゃ。 経験とは一個人の契約ではなく、国家全体の経験則じゃ。 具体的に説明するぞ。 フランス革命は、王様と王妃様の首を刎ねて、 10才の王子様と売春婦をセックスさせ梅毒感染させ衰弱死させ、 民衆が大喜びして「人権」を「理性」で獲得したとされる。 そして、選挙という「統治される側の同意」がない王権を否定したわけじゃな。 しかし、バークはこう批判した。 「仮に人権が理性からのみ生み出されたならば、王権により承認された人身保護法はどうなる?」 イギリスでは裁判所の令状なしに人を逮捕出来ない法があり、人権保護をしたわけじゃが、 その人権は理性ではなく、昔から社会全体で相続されてきた王権で承認された歴史があるわけじゃ。 つまり、フランス革命は理性により天賦人権を授かったとかいうとるが、 そうではない。 社会全体の歴史的経験則から、自由も人権も「過去から相続」して獲得したのだという。 だから、その過去の経験の貯蔵庫である王権を否定したら、かえって人権は無くなってしまうぞ! ということじゃ。 バークが指摘した通り、革命下では恣意的な逮捕や処刑が横行し、人権とかどこいっちゃったの? という状況になった。 フランス革命は、まるで自由や人権が革命と理性により獲得できたというが、 そんなのが嘘であることはロズピエールとか独裁者による恣意的刑罰の執行をみれば明らかで、 自由や人権は過去から相続し、少しずつ発展していくものだとバークは指摘した。 そして、過去から受け継ぎ子孫に伝えていくべきことを何も考えず、 相続財産を散財させてしまう権利があるという革命家たちを批判し 「そんなことをしたら私欲を満たすだけの官僚や裁判官だらけになるぞ。理性は脆弱だからな。悪いことはしてはいけないという道徳価値観を経験として継承していない者が国家運営に関わったら腐敗だらけで、一夏の蝿みたいなのになるぞ。蝿は過去から何も継承しないからな」 と警告した。 つまり、倫理や人権とは、「相続財産」であり、「理性の産物」ではない、ということじゃ。 あらゆる権利は過去から相続したものであり、理性や合意によって生み出されたものではない! だから、偽物の人権を仰ぐと、至る所で人権侵害が起きるわけじゃ。 フランスの移民政策で被害を受けた子どもたちの人権はどうなった? そもそも、人間の理性だけで判断しても、物事の良し悪しは長期間の観察で判明するから、 一朝一夕でわかるものではない。 経験が重要なんじゃ。 思いっきり泥酔したら、人は変なことをする場合があるが、家に帰る道はわかる。 経験こそが、人を人たらしめるのであり、経験から分離された理性は、人を人たらしめることが出来ないんじゃ。 理性は、酸欠や栄養失調やアルコールで簡単に壊れてしまうことはみんな知っているよな! そんな脆弱なものを第一にして、経験を捨て去ったことを崇めるフランス革命は人類史の汚点!なわけじゃ。 ところであのパリ五輪開会式、子どもに見せれるか? 生首とか。何もかんがえてないよな。 自由と人権は相続するものであり、経験則から生まれる。人権は理性から生まれたものではない。それは偽物じゃ。 ほれ! フランス革命を崇める天賦人権説を採用した日本国憲法下では 胎児に人権はないとかいって4000万人以上中絶で殺し、実子誘拐を合法化して子どもの人権を否定し、国際社会から非難されとる。 ワシら保守主義は、だからフランス革命を嫌悪する。正しい自由と人権は経験則から生まれる! みんなの意見を聞かせてな! ところで私が書いた『われ、正気か!』という本は、人権と保守主義の関係性についての歴史的背景をわかりやすく、地元の言葉、広島弁で解説した。偽物の人権と本物の人権は、子どもなど弱者の人権が守られているかでわかる! 写真は、地下鉄博物館にいった私!パリ地下鉄は1900年開業、東京地下鉄は1927年に浅草銀座間で開業した。 読んで深く知り一緒に日本を守ろうな! amzn.asia/d/0F6WSxq 電子版も各社ある! 地元図書館や学校にリクエストして応援してな!